『フロストパンク』の序盤は、限られた人手と資源で、迫りくる寒波までに生存基盤を整えられるかが勝負になる。何から手をつけるかを誤ると、あっという間に市民が凍え、都市が崩壊する。この記事では、最初のシナリオでつまずきやすいポイントを、初動の資源確保・ジェネレーターと熱管理・法律の選び方・寒波への備えの順に解説する。固定マップ前提のゲームなので、優先順位さえ掴めば安定して立て直せる。

- ジェネレーターは基本状態で1日144の石炭を食う。ここが全ての基準
- 道路が蒸気管と電線を兼ねる。離れた建物は道路が繋がっていないと動かない
- 蒸気ハブは稼働時間を3段階から選べる。燃料節約の要
- 標準シナリオは約48日、最後は**-150℃**まで下がる
ゲーム開始直後は、目の前に散らばる資源(石炭・木材・鉄)をまず回収拠点で集めることが最優先だ。労働者を遊ばせず、採取に回し続けるのが基本になる。
▶1. 石炭の供給を最優先で立ち上げる
ジェネレーターの燃料である石炭が尽きれば、都市全体が凍りつく。序盤のうちから安定した石炭供給ラインを確保することが、すべての土台になる。
必要量は数字で把握できる。ジェネレーターは基本状態(蒸気レベル1・範囲1)で1時間あたり6、1日あたり144の石炭を消費する。 つまり1日144を切らさない供給体制が最低ラインだ。出力や範囲を上げればここから跳ね上がるので、「増設したら足りなくなった」という事故は、この数字を意識していれば防げる。
▶2. 石炭の3系統を数字で比べる
研究を進めると石炭の供給手段が3つに増える。1日144という基準と比べると、どれをいつ建てるべきかが見える。
| 施設 | 標準労働日(8:00-18:00)の産出 | 人手 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 炭鉱 | 最大240 | 10人 | 建設に蒸気コア1を消費する。貴重品を使う分、安定して稼ぐ |
| 木炭窯 | 石炭210(木材70を消費) | 5人 | 木材を石炭に変換する。人手が少なくて済むのが強み |
| 石炭サンパー | 最大560 | 10人 | 産出は最大だが、地表に山を作るだけ。回収に採取所2つ分の人手が要る |
読み取れることは3つある。炭鉱1つでジェネレーターの基本消費(1日144)は賄えること。木炭窯は木材が余っている局面で最も人手効率がよいこと。そしてサンパーは数字ほど楽ではない——回収要員まで含めると、実質的に最も人手を食う選択肢になる。
序盤は人手が最大の制約なので、「産出が多い施設=良い施設」ではない。手が空いている人数から逆算して選ぶこと。
▶3. 住居と医療を早めに用意する
市民が眠る住居と、病人を治療する医療施設は、人的資源を維持するために欠かせない。寒さで病人が増える前に、最低限の数を確保しておきたい。
中央のジェネレーターは都市の心臓だ。熱の出力範囲を意識して建物を配置し、寒い区画には追加の暖房手段を講じる。
▶1. 熱が届く範囲に建てる
ジェネレーターから遠い建物ほど寒くなり、病人が増える。重要施設や住居は熱が届く内側に置き、外周は寒さに強い資源施設などに回すと効率がよい。
▶2. 道路は「蒸気管と電線」である
見落とされやすい仕様がこれだ。ジェネレーターから離れた建物は、道路が繋がっていないと機能しない。 道路の下に蒸気管と電線が通っているという設定で、単なる移動路ではない。
「建てたのに動かない」ときは、まず道路が本体まで繋がっているかを確認する。逆に言えば、道路を無駄に伸ばすと維持すべき範囲も広がるので、コンパクトな設計が推奨されるのはここにも理由がある。
▶3. 蒸気ハブは「稼働時間」で燃料を節約する
研究を終えると建てられる蒸気ハブは、ジェネレーターから電力を受けて周囲に小さな熱ゾーンを作る装置だ。仕様を正確に押さえておくと使い勝手が変わる。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 建設場所 | 道路の上のみ(1x1) |
| 建設コスト | 鋼鉄20、建設時間1時間20分 |
| 燃料 | 稼働中は1時間あたり石炭3 |
| 稼働時間 | 8:00-18:00(10時間)/6:00-20:00(14時間)/24時間から選択 |
重要なのは最後の行だ。24時間つけっぱなしにする必要はない。 人が働いている時間帯だけ動かせば、同じ暖房効果を半分以下の石炭で得られる。住居まわりは長め、作業場まわりは労働時間だけ、というように使い分けるのが定石になる。
▶4. 出力強化は燃料と相談
ジェネレーターの出力を上げれば暖かくなるが、石炭の消費も跳ね上がる。寒波が来ていない平時は無理に出力を上げず、燃料の備蓄を優先する判断も重要だ。
| 序盤の優先度 | 内容 |
|---|---|
| 最優先 | 石炭供給・ジェネレーター稼働 |
| 高 | 住居・医療・木材/鉄の確保 |
| 中 | 技術研究(作業場)の着手 |
| 低 | 過度な都市拡張 |
本作では「法律」を制定して都市の方針を決める。序盤は生存に直結する実利的な法律から取得していくのが安全だ。
▶1. まずは生存を支える法律から
延長労働や医療の効率化など、目の前の生産性と市民の維持に効く法律を優先する。理想を追うのは、都市が安定してからでも遅くない。
▶2. モラルの選択は先を見据えて
法律には道徳的に重い選択も含まれる。短期的に有利でも、市民の不満や希望に影響するものがある。コミュニティガイドでも、希望と不満のバランスを崩さない進め方が安定の鍵とされている。

シナリオの中盤以降、気温が急激に下がる「寒波」が訪れる。ここを乗り切れるかどうかが最大の山場になる。
標準シナリオ「A New Home」は約48日の長さで、終盤の大寒波では気温が-150℃まで下がる。日数も到達温度も決まっているので、逆算して準備できる試練である。
▶1. 事前に燃料を備蓄する
寒波の間は熱需要が跳ね上がる。来ると分かっているイベントなので、平時のうちに石炭を可能な限り備蓄し、出力を上げても枯渇しない余裕を作っておく。
▶2. 重要施設を熱で守る
寒波時は医療・住居など人命に関わる施設の暖を最優先で確保する。蒸気ハブなど追加の熱源を要所に配置し、凍える区画を作らないようにする。

