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Gone Homeレビュー|誰もいない我が家を歩き、家族の物語を読み解く名作ウォーキングシム

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60
/100
やや好評
18,285件のレビュー (77%が好評)
不評 23%好評 77%

良い点

  • +物が語る環境ストーリーテリングの完成度
  • +じんわり染みる家族のドラマ
  • +静かで落ち着いた探索体験

気になる点

  • -ゲーム性が薄い
  • -ボリュームが約2時間と短い
  • -物語への没入が前提で人を選ぶ

Gone Homeレビュー|誰もいない我が家を歩き、家族の物語を読み解く名作ウォーキングシム

旅行から帰ると、新しい我が家には誰もいなかった――『Gone Home』は、無人の屋敷を歩き回り、残された手紙や日記、何気ない持ち物から、留守の間に家族に起きた出来事を読み解いていく一人称探索アドベンチャーです。戦闘も派手な仕掛けもありません。あるのは、土砂降りの夜の静けさと、少しずつ明かされていく家族のドラマだけ。「ウォーキングシミュレーター」というジャンルを象徴する一本として、賛否を呼びながらも長く語り継がれてきた作品です。

通常価格
¥1,700
セール時
¥255
クリア時間
約2h
実績数
10
Gone Home 無人の屋敷
Gone Home 無人の屋敷
土砂降りの夜、誰もいない大きな屋敷を一人で歩き回る(画像:Fullbright)

『Gone Home』は、Fullbrightが手がけた一人称探索アドベンチャーです。2013年のリリース以来、「ウォーキングシミュレーター」というジャンルを代表する作品として高く評価されてきました。プレイヤーは留学から帰宅した女性となり、家族が不在の大きな屋敷を探索します。

このゲームに、敵や謎解きらしい謎解きはありません。引き出しを開け、手紙を読み、テープを再生し、部屋に残された痕跡をたどることで、自分が不在だった間の家族の物語が、じんわりと浮かび上がってきます。本記事では、その静かな魅力と、人を選ぶ点を、実際のプレイヤーの声とともに紹介します。

開発元Fullbright
リリース日2013年8月15日
ジャンル一人称探索(ウォーキングシム)
日本語対応字幕対応
対応プラットフォームWindows / Mac / Linux

1. 「物」が語る、環境ストーリーテリングの傑作

本作の物語は、セリフの説明ではなく、部屋に置かれた品々や手紙、配置そのものによって語られます。プレイヤーが自ら手がかりを見つけ、想像で補っていく――この体験こそ本作の真骨頂です。

7時間プレイ 高評価
ダイアログだけでなく、物の配置などの環境によるストーリーテリングにおいても非常によくできており、実際に人が住んでいる/いた場所なんだなと感じられる。

2. じんわりと心に染みる家族のドラマ

派手さはありませんが、探索を進めるほどに家族それぞれの事情や感情が立ち上がってきます。終盤に向けて明らかになる人間関係に、思わず引き込まれます。

3時間プレイ 高評価
最初は登場人物の名前を覚えるのに必死でしたが、終わりに向かうにつれて徐々に明らかになる人間関係とドラマに、興奮が収まりませんでした。ヒューマンドラマが大好きな方、ぜひプレイしてみてください。
Gone Home 手がかりの探索
Gone Home 手がかりの探索
手紙や日記、何気ない持ち物が物語の断片を伝える(画像:Fullbright)

3. 静かで落ち着いた探索体験

雨音の響く屋敷をゆっくり歩き回るだけの時間は、刺激の強いゲームに疲れた心に染みます。怖い演出はほぼなく、自分のペースで物語に浸れます。

6時間プレイ 高評価
土砂降りの雨の音がする無人の屋敷を一人称で歩き回り、すこしずつ家族のいきさつを紐解いていく。怖いことは起きない。ただ残されたものや日記、手紙から、自分が不在だった間の家族を知る。真相がじんわりとにじむ。

ジャンルの代表格ゆえに、「ゲーム」として何を求めるかで評価が分かれます。

ゲーム性の薄さと短いボリューム

戦闘も本格的な謎解きもなく、プレイ時間は約2時間と短め。明確なゲーム的手応えを求める人には、物足りなく感じられます。

2時間プレイ 高評価
オーソドックスなウォーキングシミュレーター。ゲーム性は特に無く、家にある様々な物を調べていきながらストーリーを進める。ボリュームは少ないが、思春期の少女の心情をよく描いている良いストーリーだった。

物語への没入が前提

物語を味わうことが目的のゲームなので、ストーリーやヒューマンドラマに興味がないと、ただ家を歩くだけの体験に感じられてしまうこともあります。

6時間プレイ 賛否
ゲームとしては面白くない。純粋にゲームを楽しむというより、(英語学習など)別の目的がないと、人によっては途中で投げ出してしまうかもしれない。
Gone Home 屋敷の一室
Gone Home 屋敷の一室
90年代の空気を細部まで再現した屋敷の作り込み(画像:Fullbright)

刺さる人

  • ヒューマンドラマが好き
  • 自分で物語を読み解きたい
  • 静かで落ち着いた体験を求める

合わない可能性がある人

  • ゲーム的な手応えを重視
  • 長く遊べるボリュームが欲しい
  • 派手な展開や刺激を求める
豆知識: 本作は「ウォーキングシミュレーター」というジャンルを広く知らしめた記念碑的な一本。『The Painscreek Killings』など後続の探索ADVに影響を与えており、ジャンルの入り口として最適だ。セール時はワンコイン以下で手に入ることも多い。
  • ヒューマンドラマや物語体験を重視する人
  • 自分の手で手がかりを集め、物語を読み解きたい人
  • 刺激的なゲームに疲れ、静かな時間を求める人
  • 戦闘や謎解きなどゲーム的な手応えを求める人
  • 長時間遊べるボリュームを重視する人
  • 派手な展開やスピード感を求める人
最終評価
物が語り、想像が補う。ジャンルを象徴する静かな名作
Gone Homeは、戦闘も派手な謎解きもなく、ただ無人の屋敷を歩いて家族の物語を読み解くという、ウォーキングシミュレーターの記念碑的な作品です。物の配置や手紙で物語を語る環境ストーリーテリングの完成度、じんわり染みる家族のドラマは、このジャンルならではの感動を与えてくれます。ゲーム性の薄さや約2時間という短さで賛否は分かれますが、ヒューマンドラマを愛し、自分で物語を読み解く体験を求める人にとっては忘れがたい一作。セール時の手頃さもあり、ジャンルの入り口として自信を持っておすすめできます。
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