The Testament of Sherlock Holmes パズル攻略のコツ|謎解きの考え方と詰まりやすい場面を解説
1898年のロンドンを舞台にしたFrogwaresの推理アドベンチャー『The Testament of Sherlock Holmes』は、独特のパズルが多数登場する作品だ。ストーリーの完成度は高く評価されているが、「ヒントなしでは何をすればいいかわからない」という声も多い。本記事では、ゲーム全体を通じたパズルへのアプローチ方法と、詰まりやすいポイントの考え方を解説する。
本作のパズルは大きく3つのカテゴリーに分かれる。ユーザーレビューでも「論理・分析スキルを使うパズルギミック、アイテム組み合わせタスク、実際の探偵作業がほぼ均等に混在している」と評されるほど、バリエーションが豊富だ。
「ゲームの難易度は高いが、ほぼすべてのパズルはフェアだ」— Steamユーザーレビュー
▶パズルの3大カテゴリー
| カテゴリー | 具体例 | 必要なスキル |
|---|---|---|
| 論理パズル | チェス盤ギミック、数列問題 | 数学的思考・パターン認識 |
| アイテム組み合わせ | 毒物分析、鍵の取得 | 観察力・試行錯誤 |
| 推理・演繹 | 演繹ボード(Deduction Board) | 収集した証拠の整理力 |
各カテゴリーは異なるアプローチを要求するため、「どの種類のパズルに直面しているか」を最初に見極めることが、解法への近道となる。
▶本作パズルの難易度感
- 難易度は高めだが、大半は理不尽ではなくロジカルに解決できる
- ヒントシステム(Concentration Mode)が存在するが、使い勝手に慣れが必要
- 一部のパズルはイベントトリガーを発生させる前には解けない仕様になっている
本作における最重要ツールが**6th Sense(第六感)**だ。これを使いこなせるかどうかで、パズルへのアプローチ効率が大きく変わる。
▶6th Senseの基本的な使い方
- エリアに入ったら、まず6th Senseを繰り返し使って調査対象を洗い出す
- 正しく反応したときはざらざらとした音が鳴る
- チャージが完了するとチャイム音が鳴り、再使用が可能になる
- 部屋の隅々まで視点を変えながら使うことが重要
▶6th Senseの限界と注意点
ただし、このシステムにはいくつかの重要な欠点がある。完全には頼れないことを覚えておこう。
- 画面内に映っていないアイテムには反応しない(視点を変えて再度使う必要がある)
- イベント未発生のアイテムは反応しないことがある
- 複数回調べる必要があるアイテムを一度で完了したと誤認させることがある
- ドアや出口は何度使っても青いアイコンが出続けるため、惑わされないこと
「6th Senseは完璧ではない。特定のアイテムは登録されないことがあり、イベントが発動するまで反応しないアイテムや、複数回の調査が必要なアイテムには対応できない」— 公式コミュニティガイドより
本作で特に詰まりやすいパズルを、エリアごとに解説する。ネタバレを最小限に抑えつつ、考え方と方向性を示す。
▶ナイツブリッジ(Diocese of Knightsbridge)
ナイツブリッジは多くのプレイヤーが最初に大きく詰まるエリアだ。
石のチェス盤パズル(P1:フロアタイルパズル)
このパズルのキーワードは**「対称性」と「アラビア数字に従った順番」**だ。
- 攻略の発想:外側から内側へ向かう経路で進む
- チェスのナイト(桂馬)の動き方がヒントになる
- 四隅から攻めるのが基本方針
- 中央のマスは最後に残すようにする
- 正しいパターンが見つかれば、繰り返し操作が楽になってくる
「攻撃のパターンを決めておくと楽になる。中心を最後に残し、できる限り早く四隅を攻略するのが良い。正しいパターンは四隅すべてと、中央マスを除いた十字形が完成した状態から始まる」— コミュニティガイドより
セーフのチェス盤パズル(P2:ペグのパズル)
これはP1とは別物のパズルであることに注意しよう。見た目はチェス盤に似ているが、考え方が異なる。
- ペグ(釘)は全部で7個存在する。見落としがちなのでエリア全体を探そう
- ベランダに隠れているペグがある。2回以上確認すること
- ルールは「同じ縦・横・斜めのライン上に2つのペグを置かない」こと
- チェスのクイーン(女王)の動きを逆に考えるイメージが近い
ナイツブリッジの演繹ボード
- 6th Senseが「調べ終わった」と誤認させても、ボディの調査が完了していない場合がある
- 演繹ボードで3列目の理論が緑色になれば、正しい答えを選んでいるサイン
- 部屋に入った直後、ドア付近の床に見落としやすいクルーがある。最初に確認しておこう
▶ベイカー街(221B Baker Street)への帰還
毒物分析パズル(P3:化学分析)
このパズルは詰まったときに「何が原因かわかりにくい」という声が多い典型的なポイントだ。
- バイアル(試験管)の先端にある小さなスピゴット(蛇口)を見落としやすい
- バイアル本体をクリックすると向きが変わり、スピゴットをクリックすると使用できる
- 操作対象が2種類あることに気づかないまま詰まるケースが多いため、クリック対象を慎重に確認すること
「バイアルの端にある小さなスピゴットは非常に見落としやすい。バイアル本体をクリックすると回転し、スピゴットをクリックすると使用できる」— コミュニティガイドより
▶ケンジントン・ガーデン(Kensington Garden)
数列パズル(P6:数字推測)
本作の数列パズルは複数のセクションに分かれており、それぞれ異なるルールが適用される。
- セクションI:フィボナッチ数列がベース(1→2→3→5→8…)
- 各セクションは独立したルールを持つため、前のセクションのルールを引きずらないこと
- 規則性が見えないときは、縦・横・斜めのすべての方向から数値の関係を確認する
ジグソーパズル(P5)
- キーワードは**「折り目」「染み」「裏返し」**の3点
- 見た目の形だけでなく、**紙の状態(物理的な特徴)**を手がかりにピースの配置を考える
▶その他のエリア攻略ヒント
桟橋(321 Wharf)の材木パズル(P7)
- 解法のアプローチは**「列挙(エニュメレーション)」**、つまり可能な組み合わせを地道に試していく方法が有効
- 感覚的に解こうとするより、系統的に候補を絞り込む姿勢が重要
ウェストゲート刑務所(Westgate Jail)のハンの箱(P8)
- 化学記号の順番が解法のヒントになる:Ca → Br → H → Sの順で操作する
- これによりペンを入手できる
本作のパズルを解く上で、以下の基本的な考え方の習慣を身につけると全体的に詰まりにくくなる。
▶詰まったときのチェックリスト
- 6th Senseを視点を変えながら再度使用したか?
- 演繹ボードに未入力の項目が残っていないか?
- 同じ場所のアイテムを複数回調べたか?(複数回調べるトリガーがあるアイテムが存在する)
- すべての部屋・エリアを再訪したか?(ペグなど重要アイテムが別室にある場合がある)
- イベントの発動が条件になっているパズルではないか?
▶演繹ボードの活用
演繹ボード(Deduction Board)は単なる演出ではなく、次のアクションへの道標として機能している。
- ボードの選択肢が緑色になることが正解のサイン
- 行き詰まったら、「まだ演繹ボードに入力できる項目が残っていないか」を必ず確認する
- クルーを集めた後は演繹ボードへの入力を忘れずに行うことが進行の鍵
▶セーブの習慣をつける
レビューでも多く語られているように、本作にはセーブに関するバグの歴史があった(現在はパッチで修正済みとされている)。それでも、複雑なパズルの前後にはこまめな手動セーブを強く推奨する。万が一クラッシュが起きた場合のリスクを最小限に抑えよう。
「ゲームのパズルは難しいが、ほぼすべてがフェアだ。理不尽ではなく、ロジカルに解決できる」— Steamユーザーレビュー
本作のパズルは確かに難しいが、理不尽な謎はほとんどない。詰まったときは「何かを見落としていないか」という視点で環境を再確認し、6th Senseと演繹ボードを道具として積極的に使うことで、大抵の壁は突破できる。
シャーロック・ホームズが言うように「不可能を排除した後に残るものが、どんなに不思議に見えても真実だ」。焦らず観察を重ね、1898年のロンドンの謎を解き明かそう。