『UBOAT』は本格派ゆえに、初めて出航すると「何から手をつければいいのか分からない」と戸惑いやすい。だが、難易度設定・時間圧縮・潜航深度・乗員管理の基本を押さえれば、最初の哨戒任務はぐっと楽になる。この記事では、初挑戦の艦長が沈められずに生き残るための、具体的な数字と基準を挙げながら序盤の立ち回りを解説する。
- 初挑戦は難易度設定で自動化を多めにし、まず操作の流れを覚える
- 時間圧縮は4段階。一人称では上の段階を選べず、エリア切替で自動解除される
- 試験深度は230mだが、そこは浸水が起きやすい深さでもある
- 海底からは約5mの余裕を空けて潜む
- 一度被弾した箇所は、帰港するまで弱点として残る
- 規律は処分の選び方と食料の種類で上げられる

本作は各要素を個別に難易度設定できる。初挑戦でいきなり全手動にすると挫折しやすいので、まずは自動化を活用してシステムの流れを掴むのが賢明だ。
▶1. 自動化できる要素を任せる
魚雷の発射計算、食糧・乗員管理、航行などは設定で自動化・簡略化できる。最初はこれらを任せ、艦の操作や戦闘の流れに集中するとよい。
▶2. 慣れたら手動に切り替える
操作に慣れてきたら、魚雷の手動照準などを一つずつ手動に戻していく。魚雷発射管は閉鎖器の開閉、注水と排水、発射までを自分で操作できるので、リアルな手応えが増し、戦果を上げたときの達成感も大きくなる。
大西洋を横断する作品なので、時間をどう飛ばすかが快適さを決める。ここを知らないと、何もない海をひたすら眺めることになる。
▶1. 4つの段階
| 段階 | 内容 |
|---|---|
| 一時停止 | 完全な停止ではなく、極端なスローモーション |
| 通常 | 圧縮なし |
| 時間圧縮 | 標準の加速 |
| 高速移動 | さらに速い加速 |
▶2. 使えない場面を覚えておく
初心者がつまずきやすい制限が3つある。
- 一人称視点では「一時停止」か「通常」しか選べない(持ち場に就いて手動操作している場合を除く)。時間を飛ばしたいなら断面図の視点に切り替える
- 高速移動は、友軍または中立の海域でしか使えない。敵性海域では選べない
- エリアが切り替わるときに自動で解除される。陸地に近づいたときや、他の艦船と遭遇したときが該当する
3つ目は安全装置として働く。時間圧縮が急に切れたら「何かが近くにいる」合図だと考えて、まず周囲を確認する癖をつけたい。
▶3. 「外洋」は通常でも実時間ではない
もう1つ紛らわしいのが、外洋の海域では最初から一定の時間圧縮がかかっているという仕様だ。つまり外洋の「通常」は実時間ではない。ここで時間圧縮を掛けると、その圧縮された時間がさらに加速されることになる。
Uボートは正面からの撃ち合いに弱い。敵に見つかれば駆逐艦の爆雷攻撃で簡単に沈められる。生き残りの基本は、潜航して身を隠し、探知を避けることだ。
▶1. 潜航の手順
潜航は自動でも行えるが、手動の流れを知っておくと落ち着いて対処できる。管制室のバルブを操作してバラストタンクに注水し、浮力を減らす。 そのうえで深度計を開いて目標深度を指定すると、乗員が外部ハッチを閉鎖して潜航に入る。
▶2. 静粛性を意識する
高速航行はエンジン音で発見されやすい。敵が近い状況では速度を落とし、静かに移動する。深度と速度の管理が生存率を大きく左右する。
| 状況 | 取るべき行動 |
|---|---|
| 敵駆逐艦が接近 | 深く潜航し、低速で静かに離脱 |
| 航空機を発見 | 潜航して身を隠す |
| 商船を発見 | 距離と角度を計算して雷撃準備 |
| 爆雷攻撃を受けた | 深度・進路を変えて回避 |
| 時間圧縮が突然切れた | まず周囲を確認する |
「深く潜れば安全」と考えて底まで沈むと、別の理由で壊れる。主力艦であるVIIC型を基準に、押さえるべき数字は次のとおりだ。
▶1. 試験深度230mは「安全」ではない
VIIC型の試験深度は230mで、計算上の圧壊深度は250〜295mとされている。230mまでは船体そのものが潰れることはないが、この深さでは浸水が起きやすい。浸水は艦内の配管や、船体の弱くなった箇所から発生する。
▶2. 被弾した箇所は帰港まで弱点として残る
ここが重要な考え方だ。水上戦で被弾し、修理を終えた箇所は、次に帰港するまで「弱い箇所」として扱うべきである。無傷のときと同じ感覚で深く潜ると、そこから浸水する。
つまり一度でも被弾した哨戒では、潜れる実質的な深度が下がっていると考えて行動する必要がある。深く潜って逃げる選択肢が減るので、被弾した後は交戦そのものを避ける判断が正しくなる。
▶3. 海底とは約5mの間合いを取る
VIIC型の喫水は4.74mある。海底に張り付いて隠れるとき、海底から5mほどの余裕を残しておかないと、艦底を擦って機器を壊すか、対潜艦の水中聴音機に大きな反応を出すことになる。
海底が120mなら、潜るのは115mまで。 この引き算を癖にしておくと、着底事故が減る。
▶4. 開始年で乗る艦が変わる
1939年など早い時期から始めると、VIIC型ではなくVIIB型に乗ることがある。ほぼ同型だが、初心者が知っておくべき差がある。
- アップグレードできる範囲が狭い
- 司令塔と対空装備は初期段階までしか上げられない
- 水中聴音機も初期のものまで
- シュノーケルがない。レーダー探知機もない
レーダー探知機が無いということは、相手のレーダーに照らされていることに気づけないということだ。早い時期から始める場合は、水上航行の時間を短めに見積もったほうがよい。
魚雷は数に限りがある貴重な兵器だ。むやみに撃たず、確実に命中させられる状況を作ってから発射するのが鉄則である。
▶1. 距離と角度を整える
目標との距離が近すぎても遠すぎても命中率は下がる。敵の進路を読み、適切な射角・距離に占位してから発射する。自動計算を使えば諸元はサポートしてくれる。
▶2. 一度に仕留める
護衛のいる船団に手を出すと、反撃で危険にさらされる。狙うなら確実に仕留められる相手を選び、雷撃後は速やかに離脱する。前項のとおり被弾すると潜れる深度が実質的に下がるので、「まず1隻沈めてから考える」は序盤では割に合わない。

Uボートは乗員あってこそ機能する。乗員の配置と状態管理が、艦の性能を引き出す鍵になる。
▶1. 適性に合った配置を
乗員にはそれぞれ得意分野がある。砲術・機関・操舵など、適性に合った配置にすることで作業効率が上がり、艦全体の性能が向上する。
▶2. 規律は処分の重さで上下する
持ち場をさぼって寝ている乗員を見つけたときの処分は4段階あり、規律の上昇幅と失う戦力が引き換えになっている。
| 処分 | 規律 | 代償 |
|---|---|---|
| 警告 | なし | なし。すぐ仕事に戻る |
| トイレ掃除 | +5% | 清掃の間だけ働けない |
| 逮捕 | +10% | 帰港するまで自室に拘禁され、一切働けない |
| 銃殺 | +25% | その乗員を永久に失う |
序盤に選ぶべきはトイレ掃除である。逮捕は帰港まで1人分の戦力が丸ごと消えるので、乗員に余裕のない序盤では割に合わない。銃殺は規律こそ大きく上がるが、育てた乗員を失う損失のほうが重い。
▶3. 食料は「種類」を増やすと規律が上がる
見落としやすい仕組みがこれだ。調理室に置く食料は、量ではなく種類の数が規律に効く。
- 調理室に2種類あると規律ボーナス +4
- 3種類に増やすと +8 に上がる
- ただし種類を増やすほど消費が速くなる
長い哨戒に出るなら、種類を絞って日数を稼ぐか、規律を優先して種類を増やすかの判断になる。調理室のアイコンにカーソルを合わせると、現在の消費ペースであと何日もつかが表示されるので、出航前に必ず確認しておこう。
なお乗員の背嚢には最大30kgまで積める。倉庫から調理室へ運ぶときの目安になる。

