『餓狼伝説 City of the Wolves』はREVシステムを軸にした攻撃的な対戦格闘ゲームだ。ただしこのシステムは「ゲージを溜めて強い技を撃つ」タイプではない。溜まると不利になるという、他の格ゲーとは逆向きの仕組みになっている。ここを取り違えたまま練習すると伸びないので、本記事はまずそこから整理する。

- REVメーターは「溜める」ものではない。100%でオーバーヒートし、REV技も特殊防御もすべて封じられる
- メーターは時間経過・攻撃を当てる・ジャストディフェンスで戻る
- S.P.G.は体力ゲージのどこで発動させるかを自分で決める
- REVブロウはS.P.G.発動中しか使えない
- ガードキャンセルからのイグニッションギア/レッドラインギアは通常より速く出る
▶1. 溜まるほど不利になる
多くの格ゲーでは、ゲージが溜まるほど強い行動が解禁される。本作は逆だ。
REVアーツ・REVアクセル・REVブロウ・REVガードといったREVアクションを使うと、そのぶんREVメーターが溜まっていく。そして100%に達すると「オーバーヒート」する。
▶2. オーバーヒートで何が使えなくなるか
オーバーヒート中は、以下がまとめて封じられる。
| 封じられるもの | 失うもの |
|---|---|
| REVアーツ | 必殺技の強化版 |
| REVブロウ | 攻防一体の主力技 |
| REVガード | 削り無効の防御 |
| ジャストディフェンス | 体力回復とメーター減少の手段 |
| ハイパーディフェンス | 同上 |
| ガードキャンセル | 反撃の起点 |
攻めの選択肢だけでなく、守りの選択肢まで同時に失うのが厳しい点だ。さらにオーバーヒート中はガードクラッシュを起こしやすくなるため、固められた瞬間に一気に崩される。
▶3. メーターを戻す3つの手段
裏を返せば、メーターの管理そのものが本作の駆け引きである。回復手段は次のとおり。
- 時間経過で自然に回復する
- 攻撃を当てると回復する
- ジャストディフェンスに成功するとメーターが減る
つまり「REV技を撃つ→当てる→戻る」が回っている間は攻め続けられるが、空振りやガードされると戻らないまま溜まっていく。初心者が陥りがちなのは、当たっていないのにREVアーツを重ねてオーバーヒートし、そこを狩られる形だ。
まずは「メーターを7割以上にしない」を目安にするとよい。
| 名称 | 入力・条件 | 性格 |
|---|---|---|
| REVアーツ | 必殺技のコマンド入力後に弱P+強P(または弱K+強K)を同時押し | 必殺技の強化版 |
| REVアクセル | REVアーツから派生 | REVアーツを別のREVアーツにつなげる。REVブロウへも派生可 |
| REVブロウ | S.P.G.発動中のみ | 攻防一体。相手の攻撃を受け流しながら強打する |
| REVガード | REVガードボタンを押しっぱなし | 通常ガードより距離を大きく開け、必殺技の削りダメージを無効化 |
▶1. REVブロウは「持っていない時間」がある
見落としやすいのがこれだ。REVブロウはS.P.G.が発動している間しか使えない。 常時使える技ではないので、S.P.G.が来ていない時間帯の攻め手は別に用意しておく必要がある。
なおジャンプ中に入力すれば空中REVブロウになり、REVアーツやコンビネーションアタックからつなげることもできる。
▶2. REVガードは「削られない」ための技
REVガードの価値は距離を離すことだけではない。必殺技の削りダメージを無効化する点が大きい。体力が残りわずかで削り殺されそうな場面では、通常ガードではなくREVガードを選ぶ。
ただしREVガードもREVアクションなのでメーターは溜まる。守り一辺倒でオーバーヒートすれば、そこからガードクラッシュされる。ここが本作の防御の難しさだ。
本作独自の設計がこれだ。S.P.G.は体力ゲージ上の3つの位置(前半・中盤・終盤)から1つを選んで設定する。 残り体力がその位置に入っている間だけ「発動中」になる。
発動中の恩恵は2つ。
- REVブロウが使えるようになる
- 攻撃力が上がる
つまり**「元気なうちに強くしたいのか、追い込まれてから強くしたいのか」を試合前に選ぶ**ということだ。
| 設定位置 | 向いている戦い方 |
|---|---|
| 前半 | 開幕から圧をかけて主導権を握る。逃げ切り型 |
| 中盤 | 撃ち合いが激しくなる時間帯に合わせる。無難な選択 |
| 終盤 | 劣勢からの逆転を狙う。粘って一気に返す型 |
初心者は中盤から試すと、発動していない時間と発動中の時間を両方経験できて感覚を掴みやすい。
▶1. ジャストディフェンス
相手の攻撃をちょうどいいタイミングでガードすると成立する。恩恵は3つで、いずれも重い。
- 体力がわずかに回復する
- REVメーターが減る
- ガードキャンセルが可能になる
▶2. ハイパーディフェンス
多段攻撃の最中に、ちょうどいいタイミングで前方向に入力すると成立する。恩恵はジャストディフェンスと同じだ。連続技を受けている最中に狙えるので、固められた状況からの脱出手段になる。
▶3. ガードキャンセル
ジャストディフェンス/ハイパーディフェンスに成功すると、自分のガード硬直を中断して次の行動に移れる。派生先は5つ。
- 必殺技
- イグニッションギア
- レッドラインギア
- REVブロウ
- ヒドゥンギア
イグニッションギアとレッドラインギアは、ガードキャンセルから出すと通常より発生が速くなる。 守りから一気に試合をひっくり返せるのはここなので、優先して練習する価値がある。
伸びる練習
- REVメーターを常に画面で確認する
- 当たるREV技だけを振る
- 削られそうな時はREVガード
- ジャストディフェンスからのガーキャン
伸びない練習
- ゲージを溜めようとREV技を連発
- ガードもREVガードで固める
- S.P.G.の位置を考えず初期設定のまま
- 同じコンボの繰り返し
| 技術 | 内容 |
|---|---|
| ブレーキ | 一部の必殺技のモーションを途中でキャンセルできる。硬直が減るので、別の必殺技につないでコンボを作れる |
| フェイント | 必殺技を出すふりをして相手を牽制する。通常技の後にフェイントを挟むと硬直が減り、別の技につなげられる |
| ワイルドパニッシュ | 相手が技を空振りした隙に当てると発生。特殊な吹き飛び(状況によりうつ伏せダウン)になり、通常では成立しないコンボが可能になる |
このうちワイルドパニッシュは相手のミスを咎める技術なので、対人戦に入ってから効いてくる。逆にブレーキとフェイントはトレーニングモードで詰められるので、先に触っておくとよい。
▶1. まず1キャラに絞る
本作は前作『餓狼MOW』からの続投組(ロック・ハワード/マルコ・ロドリゲス/双葉ほたる/B.ジェニー/ケビン・ライアン/北斗丸/牙刀/キム・ドンファン/カイン・R・ハインライン)に加え、プリチャやボックス・リーパーといった新キャラ、さらにテリー・ボガード/不知火舞/ビリー・カーンらシリーズの顔ぶれが揃う大所帯だ。
コラボ枠も広く、ケンや春麗、ケンシロウ、クリスティアーノ・ロナウド、サルバトーレ・ガナッチまで参戦している。
選択肢が多いぶん目移りするが、複数キャラに分散させず1キャラを深く育てるほうが勝率は上がる。基本コンボとREV技の当て所を覚えるまでは浮気しないこと。
▶2. 練習の順番
- トレーニングモードでコマンド入力とREVアーツの派生を反復する
- REVメーターを見ながらコンボを組み、オーバーヒートしない長さを把握する
- CPU相手で実戦感覚をつかむ
- オンラインへ。負けた試合は「オーバーヒートしていなかったか」を最初に振り返る
▶1. 接続環境を整える
有線LAN接続を推奨する。 Wi-Fiはラグが発生し、ジャストディフェンスやハイパーディフェンスのようなタイミングが厳密な行動が機能しなくなる。本作は防御側の技術に恩恵が大きい設計なので、回線が悪いと戦い方そのものが成立しない。
▶2. 上達の順番
| 段階 | 意識すること |
|---|---|
| 序盤 | 基本コマンドを確実に出す。オーバーヒートしない |
| 中盤 | キャラ固有コンボと、S.P.G.発動中の攻めを固める |
| 上位 | フレーム有利不利の理解、相手のオーバーヒート狙い |
上位帯で効いてくるのは相手をオーバーヒートさせてから攻めるという発想だ。自分の管理だけでなく、相手のメーターも見る。


