Devil May Cry 5 レビュー|スタイリッシュアクションの完成形、3キャラの饗宴
総合評価: 90/100 / Steam: Overwhelmingly Positive(圧倒的に好評)/ レビュー数: 37,857件 / 好評率: 96%
CAPCOMが2019年3月にリリースした『Devil May Cry 5』は、スタイリッシュアクションシリーズの集大成として高く評価されている作品です。Steamでは累計37,000件超のレビューで好評率96%を維持し、「圧倒的に好評」というSteam最高ランクの評価を獲得しています。
本作の魅力は、**3人の操作可能キャラクター(ネロ・V・ダンテ)**それぞれが全く異なるアクションシステムを持ち、ストーリーを進めるごとに切り替わる「遊びの多重構造」にあります。シリーズ初心者から熟練のスタイリッシュアクション勢まで、誰もが自分なりの戦い方を見出せる懐の深さが、長期的な評価の高さを支えています。本レビューでは戦闘の魅力と気になる点の両面から、購入判断に必要な情報を整理していきます。

▶1. 3人のプレイアブルキャラと多彩なアクション
『Devil May Cry 5』の根幹を成すのが、ネロ・V・ダンテという3人のキャラクターを順に操作する設計です。ネロは義手「デビルブレイカー」を装備して臨機応変な戦闘スタイルを取り、Vは3体の悪魔(グリフォン・シャドウ・ナイトメア)を遠隔操作する変則的な戦法、そしてダンテは4種類のスタイルを切り替えるシリーズ最高峰の操作難度を誇ります。
一度クリアした後も、別キャラクターで同じステージを遊ぶと全く違うゲーム体験が得られるため、リプレイ性が極めて高い構造です。
▶2. コンボ構築と「Sランク」を目指す爽快感
スタイリッシュランク(D→C→B→A→S→SS→SSS)システムは健在で、敵を倒すスピード、コンボの多様性、被ダメージの少なさで評価が変動します。慣れてくると「敵をどう美しく倒すか」が目的化し、訓練モードでひたすらコンボを練習するプレイヤーも多数存在します。
訓練モードではダメージ計算・コンボ数・タイミングが可視化され、自分の動きを客観的に分析できます。一方でストーリーだけを楽しみたいライト層のために、入力アシスト・自動コンボモードも用意されており、間口の広さも本作の美点です。
▶3. シリーズ集大成のストーリーと演出
本作はナンバリングタイトルとして20年以上続くシリーズの集大成的な物語を描きます。前作『Devil May Cry 4』のネロが主人公として復活し、伝説のダンテ・新参のVと交差しながら、シリーズの重要キャラクターとの因縁が明かされていきます。
ボス戦の演出・カットシーンの作り込み・劇中の音楽(ネロのテーマ『Devil Trigger』など)はシリーズ屈指の出来栄えで、ストーリーを追うだけでも十分に楽しめます。

96%という極めて高い好評率の本作ですが、購入前に知っておくべき点もあります。
▶Vのプレイスタイルへの賛否
3キャラのうちV(ヴイ)は他2人と全く異なる「使い魔を遠隔操作する」スタイルで、賛否が大きく分かれます。直接攻撃せず悪魔に指示を出す戦闘は新鮮ですが、シリーズの直接戦闘の爽快感を期待してきた層には物足りなさを感じさせる場面もあります。
Vの章はストーリー的にも独特なテンポで、苦手な人は2周目以降の挑戦が難しく感じるかもしれません。難易度設定で対応可能ですが、好みが分かれる要素です。
▶キャラ間のバランス
ネロ・V・ダンテそれぞれの強さと操作難度のバランスには差があり、ダンテは初心者には扱いづらく、Vは熟練者には物足りないと言われがちです。3キャラを均等に楽しむには相応の時間投資が必要で、初プレイで全員を使いこなすのは難しい設計です。
▶PC版の初期不具合と最適化
リリース当初はFPS低下・ロード時間の長さなどの問題が報告されていました。現在は概ね解消されていますが、極端なロースペック環境では設定調整が必要です。Vsync・テクスチャ解像度の項目を環境に合わせて調整するのが定石です。
初心者・中級者向け
- ネロ: 義手で多彩、扱いやすい
- V: 遠隔操作で被弾を抑えやすい
- アシストモードで自動コンボ可能
- 難易度Human/Devil Hunterで気軽に
上級者向け
- ダンテ: 4スタイル切替の超高難度
- Son of Sparda 以降の難易度
- SSSランク狙いのコンボ研究
- Bloody Palaceの記録更新
- スタイリッシュアクション・コンボゲームが好きな人
- Devil May Cryシリーズの過去作経験者
- 訓練モードでコンボを研究する楽しさを知っている人
- 美麗グラフィックの3DアクションをPCで遊びたい人
- 60FPS以上で動く動作の軽いゲームを求めている人
- ターン制バトルや戦略系アクションを好む人
- 高難度に挑戦したくない人(アシストモードで対応可能だが)
- 直接戦闘以外の戦闘システム(V)が苦手な人
- マルチプレイ中心で遊びたい人


