『Gang Beasts』は、わざと思い通りに動かないふにゃふにゃ操作が魅力の乱闘ゲームである。ただし「思い通りに動かない」のはキャラの挙動であって、操作そのものは明確に決まっている。
勝てない人の多くは、コツを掴めていないのではなく投げの手順を知らない。本作で最も確実な勝ち筋である「掴んで場外へ落とす」は、掴む → 持ち上げる → 運ぶ → 離すという4段階の操作であり、途中を飛ばすと成立しない。
- 投げは「掴む → 持ち上げる → 運ぶ → 掴みボタンを離す」の4手順。持ち上げを飛ばすと運べない
- 掴むのは相手の尻が最適。掴み返されにくく、投げが安定する
- よじ登りは両手で縁を掴んでジャンプ。登った後に壁を掴み直さないと落ちる
- スーパーパンチはヘッドバット直後に掴みボタン。メガドロップキックは空中での複合入力
- 相手を倒すことより自分が落ちないことのほうが勝率に直結する

本作はコントローラー前提の設計になっている。主要な操作は次のとおりである。
| 動作 | PlayStation | Xbox | Switch |
|---|---|---|---|
| 掴む/パンチ | L1・R1 | LB・RB | L・R |
| 持ち上げる | △ | Y | X |
| ヘッドバット | ○ | B | A |
| キック | □ | X | Y |
キーボードでも遊べる。キックは M、ヘッドバットは Ctrl が既定である(キーボードの割り当ては設定で変更できる)。
掴みが左右の手で独立しているのが本作の肝で、片手だけで掴むことも、両手でしっかり掴むこともできる。これが「ふにゃふにゃ」の正体であり、同時に技術介入の余地でもある。

もっとも確実な勝ち方が「場外へ投げ落とす」である。手順は4段階に分かれている。
- 両方の掴みボタンで相手を掴む(L1+R1)
- 持ち上げボタンを押して抱え上げる(△)
- 投げたい場所まで歩いて運ぶ
- 掴みボタンを離す
ここで②の持ち上げを飛ばすと、掴んだまま引きずるだけになり、縁まで運べない。「掴んだのに投げられない」と感じる原因はほぼこれである。
▶掴むのは「尻」
掴む位置には明確な最適解がある。相手の尻を掴むのがよい。
理由は単純で、相手からもっとも掴み返しにくい位置だからである。胸元や腕を掴むと相手の手が届くため、掴み合いになって膠着する。背後に回って下半身を確保できれば、そのまま持ち上げて運べる。
落とされても、縁に掴まれば復帰できる。ただし登り切るには手順がある。
- 両手で縁を掴む
- ジャンプする
- さらに高く行きたい場合は二段ジャンプ
- 登った先で壁を掴み直す(これを忘れるとそのまま落ちる)
- キックを使って脚を持ち上げる
④を飛ばして落ちるのが典型的な失敗である。ジャンプした勢いだけでは上がりきれないので、掴み直す意識を持っておきたい。
慣れてきたら、複合入力の技も使える。
▶スーパーパンチ
ヘッドバットを押し、その直後に掴みボタンのいずれかを押す。 通常のパンチより強く吹き飛ばせるため、縁際の相手を落とす手段になる。
▶メガドロップキック
入力は少し長い。
走る → ジャンプを軽く押す → すぐに持ち上げを押す → キックを長押し → 空中でヘッドバット
決まれば派手に吹き飛ばせるが、外すと自分の体勢も大きく崩れる。足場の広い場所で試すのが無難である。
本作には複数のモードがあり、それぞれ求められる動きが違う。
| モード | 内容 |
|---|---|
| メレー | 全員が敵の乱戦。最後に立っていた1人が勝ち。本作の基本形 |
| ギャング | メレーのチーム戦。最後まで残ったチームが勝ちで、負けたチームは次のラウンドで復帰する |
| ウェーブ | 対AIの協力モード。人間側は全員が味方になり、4波のAIを迎え撃つ |
| フットボール | サッカー風。ボールを掴んだり、相手に掴みかかったりして遊ぶ |
ステージの対応にも差がある。メレーとギャングはほぼ全ステージで遊べる(アリーのみ例外)。ウェーブで使えるのは4ステージ、フットボールは現状アリーの1ステージのみである。
対人が苦手なら、ウェーブでAI相手に掴みと投げの手順を練習するのが遠回りに見えて近道になる。掴む位置や持ち上げの間合いは、人間相手だと落ち着いて試せない。
▶遊び方の選択肢
本作はオンライン対戦と画面分割(共有画面)での対戦の両方に対応している。加えてRemote Play Togetherにも対応しており、手元にコントローラーが1つしか無くても、オンラインの相手を招いて同じ画面で遊べる。スマホ・タブレット・テレビでのリモートプレイにも対応する。
コントローラーはフル対応なので、パッドを人数分そろえれば1台で集まって遊べるのが本来の姿である。オンラインで知らない相手と戦うより、身内で画面を囲んだほうが本作の面白さは出やすい。
勝敗は落下だけで決まらない。ステージに仕込まれた危険物で相手を仕留められる。
- 工業機械に巻き込む
- 焼却炉へ落とす
- 走行中のトラックから振り落とす
たとえば、高速道路の上に建つ、構造の怪しい広告看板が舞台になるステージがある。ここでは足場そのものが崩れていくため、「安全な場所」が刻々と変わる。
また、並走する2台のトラックの荷台で戦うステージもあり、ここではときおり現れる道路標識が危険物になる。標識が来る側に相手を追い込めれば、投げるまでもなく片が付く。
つまり本作では、相手を場外へ運ぶだけでなく「危険物の側へ運ぶ」という選択肢が常にある。掴んで持ち上げたら、崖まで走る前に周囲を見渡したい。近くに機械や標識があるなら、そちらのほうが早い。
本作は相手を倒すより、自分が落ちないほうが重要な場面が多い。
- 激しく動くと自分の体勢が崩れて勝手に転ぶ
- 端に寄りすぎると、乱戦の巻き添えで落ちる
- 掴み合いの最中は二人まとめて落ちることがある
パンチは正確に狙っても外れやすいので、当たればラッキー程度に振り回す割り切りでよい。それより、足場の安定した位置を保つことのほうが勝敗に効く。
縁で掴み合いになったら、投げ切れないと判断した時点で手を離すのも有効な判断である。相手を落とすことに固執すると、道連れになる。
勝てる立ち回り
- 掴む → 持ち上げる → 運ぶ → 離す を守る
- 背後から相手の尻を掴む
- 足場の安定した位置で戦う
- 投げ切れないと思ったら手を離す
負ける立ち回り
- 持ち上げずに掴んだまま引きずる
- 正面から胸元を掴んで膠着する
- 縁の近くで殴り合いを続ける
- 狭い足場でメガドロップキックを狙う

