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レビューRealm of Ink

Realm of Inkレビュー|水墨画の世界で暴れる、HADES系アクションローグライトの良作

13分で読めます242 閲覧
91
/100
非常に好評
5,669件のレビュー (91%が好評)
不評 9%好評 91%

良い点

  • +ビルドの上振れによる爽快なインフレ
  • +キビキビ動くアクション
  • +水墨画調の美しい世界観
  • +豊富な武器と育成要素

気になる点

  • -標準だと難易度が優しめ
  • -ジャンルを覆す独自性は控えめ

『HADES』に魅了されたプレイヤーなら、この一本は見逃せません。『Realm of Ink』は、水墨画を思わせる東洋的な世界を舞台に、ビルドを組み上げて敵をなぎ倒すアクションローグライトです。台湾のLeap Studioが手がけ、キビキビと動く爽快なアクションと、上振れたときの圧倒的な火力インフレで、ローグライト中毒者から高い評価を獲得しました。一方で「難易度が優しすぎる」という指摘も目立つ、個性のはっきりした作品です。

通常価格
¥2,800
好評率
91%
実績数
86
推奨プレイ
20-40h
Realm of Ink 水墨画の世界
Realm of Ink 水墨画の世界
水墨画を思わせる東洋的な美術が本作の大きな魅力(画像:Leap Studio)
  • 総合評価:非常に好評(80/100)
  • 最大の魅力:ビルドの上振れによる爽快なインフレ
  • 気になる点:標準だと難易度が優しめ
  • 買い時:HADES系・ビルド構築好きなら手頃で長く遊べる買い(目安:20〜40時間)

『Realm of Ink』は、Leap Studioが開発し4Divinityが販売するアクションローグライトです。プレイヤーは武器を選び、ダンジョンを駆け抜けながらスキルや強化を獲得し、自分だけのビルドを構築して最奥のボスを目指します。その構造は名作『HADES』を強く意識したものですが、育成要素の豊富さと水墨画調のビジュアルで独自の魅力を放っています。

好評率92%という数字が示す通り、完成度は高く丁寧に作られた作品です。本記事では、何が中毒性を生み、どこで評価が分かれるのかを実際のレビューとともに見ていきます。

開発元Leap Studio
販売元4Divinity
リリース日2026年5月26日
ジャンルアクションローグライト
日本語対応字幕・UI対応
対応プラットフォームWindows

1. 上振れが気持ちいいビルド構築

本作最大の魅力は、強化を組み合わせたときのインフレ感です。噛み合ったビルドでは敵が溶けるように消し飛び、その爽快感はローグライト好きにはたまりません。

21時間プレイ 高評価
面白くてノンストップでストーリークリアまで終わらせてしまった。ビルドの上振れしたときにすごいことになる、ローグライク中毒者にはたまらないゲーム。アクションもキビキビ動いて爽快。

2. HADESを愛する人に響く作り込み

『HADES』の懲罰の盟約に相当する高難易度モードや、豊富な育成要素など、ジャンルファンが喜ぶ要素が手厚く実装されています。

7時間プレイ 高評価
HADES好きなら是非遊んでもらいたい中国圏世界観なアクションローグライト。育成要素が豊富な分HADESより難易度は優しめ。うまく強化を組み合わせるとインフレ具合が半端ない。大剣大好きです。
Realm of Ink の戦闘
Realm of Ink の戦闘
キビキビと動く爽快なアクションが心地よい(画像:Leap Studio)

3. 丁寧な作りと多彩な武器

複数の武器やスキル分岐、アイテムが用意され、周回ごとに違う立ち回りを楽しめます。ゲーム内用語をその都度確認できるなど、親切な設計も好印象です。

21時間プレイ 高評価
かなり質も良く面白い作品。爽快感のあるアクションが楽しめるし、ビルドの方向性を決めて育てていく楽しさも良く出来ている。かなり丁寧に作られている良いゲーム。

評価が分かれる最大のポイントは、難易度の手応えです。

全体的に易しめの難易度

育成要素が強力なぶん、最高難易度でも簡単に感じるという声が複数あります。歯ごたえを最重視するプレイヤーには物足りなく映るかもしれません。

35時間プレイ 不評
崩壊200クリア済み。最高難易度でも非常に簡単なゲーム。楽しんでプレイしたが、特におすすめする点が見つけられなかった。遠距離攻撃で画面外から攻撃するキャラばかりなのが気になる。

突出した独自性は控えめ

完成度は高い一方、『HADES』の枠組みを踏襲しているぶん、ジャンルを覆すような独自システムは控えめです。良くも悪くも「優秀なHADESフォロワー」という位置づけになります。

Realm of Ink のボス戦
Realm of Ink のボス戦
多彩な武器と強化で挑むボス戦(画像:Leap Studio)

刺さる人

  • ビルドのインフレ・上振れが好き
  • HADES系をもっと遊びたい
  • 東洋的なビジュアルに惹かれる

合わない可能性がある人

  • 死にながら覚える高難度を求める
  • ジャンルを覆す独自性を期待する
  • 近接で殴る爽快感を最重視する
豆知識: 物足りなさを感じたら「崩壊」と呼ばれる高難度モードで制限を重ねがけできる。HADESの懲罰の盟約のように、自分で難易度を盛って遊ぶことで手応えを取り戻せる。

難易度が易しめという評価は感覚的なものになりがちですが、 本作は難易度を上げていったときの脱落の少なさとして数字に出ています。

書霊(ボス)を各難易度で1回倒したプレイヤーの割合は次のとおりです (以下いずれも2026年8月時点のSteam実績統計)。

難易度撃破率
第1段階67.8%
第2段階64.1%
第3段階58.5%
第4段階53.0%
第5段階45.9%
第6段階45.0%

最初の難易度で倒せた人の3分の2が、最高難易度まで到達しています。 段階を上げるたびに大きく人が減る作りではない、ということです。

ローグライトとしては珍しく上へ行く道が詰まりにくい設計で、 「歯ごたえを求める人には物足りない」という本記事の指摘とも一致します。 裏を返せば、このジャンルで挫折した経験がある人ほど向いているとも言えます。

操作キャラクターは複数用意されています

書霊の撃破実績はキャラクターごとにも分かれており、 **紫夜(52.7%)・アクアン(45.9%)・丹朱(43.5%)・弈秋(42.7%)**という 名前が確認できます。

どのキャラでも4割以上が書霊を倒しているので、 特定の1人だけが強いという偏りは小さいようです。 実績は全部で86個あり、周回の目標としては十分な量が用意されています。

火力の出しどころは3系統に分かれています

戦闘の組み立てがどれだけ選べるのかも、数字から見えてきます。 敵を500体倒した割合を手段別に並べると、次のようになります。

手段500体撃破の達成率
重攻撃54.8%
軽攻撃52.7%
墨宝スキル42.0%

軽攻撃と重攻撃がほぼ並んでいます。 どちらか片方だけを振り続ける作りではなく、 両方を混ぜて戦うのが標準的な遊び方になっているということです。

装備側の火力にあたる墨宝スキルが42.0%と一段低いのは、 通常攻撃を土台にしたうえで上振れを狙うという本作の設計をよく表しています。

  • ビルドを組んで敵を溶かす爽快感が好きな人
  • 『HADES』をクリアして次の一本を探している人
  • 水墨画調の美しい東洋世界に惹かれる人
  • 死にゲー級の歯ごたえを求める人
  • ジャンルの常識を覆す斬新さを期待する人
  • 近接で殴り合う手触りを最優先する人
最終評価
爽快なビルド構築と美しい世界観、HADES系を愛する人への確かな一本
Realm of Inkは、水墨画調の美しい世界で、ビルドの上振れによる圧倒的なインフレと爽快なアクションを楽しめる良質なローグライトです。育成要素が豊富で間口が広い反面、難易度が優しめで独自性は控えめという評価の分かれ目もあります。それでも、丁寧な作り込みと多彩な武器・強化の組み合わせは、『HADES』を愛するプレイヤーの期待にしっかり応えてくれます。歯ごたえが欲しければ高難度モードで自分好みに難易度を盛れるため、ジャンル好きなら手頃な価格で長く楽しめる一本です。
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