SILENT HILL f レビュー|竜騎士07が描く昭和の和風サイコホラー、シリーズの新章
総合評価: 80/100 / Steam: Very Positive(非常に好評)/ レビュー数: 8,302件 / 好評率: 82%
『ひぐらしのなく頃に』『うみねこのなく頃に』で知られる竜騎士07がシナリオを手掛けた『SILENT HILL f』は、シリーズ初の昭和時代の日本を舞台にしたサイコホラーです。Steamでは累計8,302件のレビューで好評率82%を獲得し、シリーズに新たな方向性をもたらした作品として評価されています。
舞台は霧深い昭和の山村「戎ヶ原」。プレイヤーは女子高生雛子となり、薬と汚染された花々に蝕まれていく村で、自己と村の闇に向き合うサバイバルホラーが展開されます。心理的恐怖を主軸にした構成で、シリーズ伝統の「精神世界の象徴化」を新しい解釈で再構築しています。

▶1. 昭和の日本というシリーズ初の舞台
本作の最大の特徴は、シリーズ初の昭和時代の日本という舞台設定。畳の和室、ブラウン管テレビ、農村の景色——日本人にとって懐かしく、同時に不気味さを感じる空間が緻密に再現されています。「Silent Hill = アメリカ郊外の霧の街」というイメージを覆す挑戦的なリブートです。
▶2. 心理的恐怖と象徴的演出
シリーズ伝統の**「内面の恐怖を異形のクリーチャーとして表象する」手法が、本作では「思春期の不安・抑圧された感情・薬の暴走」として描かれます。ジャンプスケアよりじわじわとくる精神的圧迫感**が中心です。
▶3. 5周のマルチエンディング構成
本作は1周目では真エンディングに到達できない設計で、複数周回でようやく真相が明かされます。竜騎士07作品らしい**「ループ構造の物語」**で、考察コミュニティの熱量も高いです。

▶戦闘の重たい設計
本作の戦闘は意図的に重たく作られているため、爽快感を期待する人には合いません。
▶マップの迷宮性
戎ヶ原の村は意図的に迷宮的に作られており、マーカー類が控えめ。ガイダンス不足で「今どこ?」と感じる場面が多発します。
▶シリーズ伝統との断絶
「Silent Hill らしさ」を期待してきた古参ファンには、舞台と空気感の変化が大きすぎる場合も。

- 竜騎士07作品(ひぐらし/うみねこ)が好きな方
- 心理的恐怖を主軸にしたホラーが好きな方
- 昭和の日本の世界観に興味がある方
- マルチエンディング・周回プレイを楽しめる方
- 爽快なアクション・戦闘を求める方
- ジャンプスケア中心のホラーが好きな方
- 1周クリアで完結する物語を求める方
- ガイダンスのあるゲームを好む方

