Stellarisは「銀河を舞台にした大戦略ゲーム」として、圧倒的なカスタマイズ性と奥深さを誇る。しかしその分、初めてプレイするとどこから手をつければいいか迷ってしまうのも事実である。本記事では、ゲーム開始から序盤を乗り越えるための基本的な進め方を整理する。
「最初の数回はWikiを読みながらでも全然OK。基本を覚えてしまえば、時間があっという間に溶けていく」(Steamレビューより)
- 帝国・種族の作成から理解する
- 開始直後の拡張と資源管理を進める
- 艦隊・外交・研究の基本を押さえる
▶初心者にオススメの帝国設定
Stellarisの最初の関門は帝国(Empire)の作成である。種族の外見、特性、倫理観、政治体制など、膨大な選択肢があって圧倒されがちだが、最初はシンプルに次の方針で設定するとよい。
- プリセット帝国を活用する:ゲームにはあらかじめ用意された帝国が複数ある。最初の1〜2回はプリセットをそのまま使うのがよい
- 種族特性は「適応性」系を選ぶ:複数の惑星環境に対応しやすくなり、序盤の入植がスムーズになる
- **倫理観は「権威主義+軍国主義」または「民主主義+平和主義」**など、極端に特殊なものを避けると序盤の外交が楽になる
▶カスタマイズは「慣れてから」で十分
Stellarisのカスタマイズは非常に深く、種族の特性や船のデザイン、旗のデザインまで細かく設定できる。しかし、最初からすべてを作り込もうとすると数時間がゲーム開始前に溶ける。まずはゲームの流れを覚えることを優先したい。

▶最初の5〜10年でやるべき3つのこと
ゲームが始まったら、まず次の順番で行動を進める。
- 科学船(Science Ship)を派遣して周辺の星系を調査する
- 科学船は自動探索設定にもできるが、最初は手動で近い星系から順番に送ると状況を把握しやすい
- 建設船(Construction Ship)で鉱山ステーションと発電ステーションを建設する
- 調査が終わった星系内の資源タイルに最優先で建設する
- 序盤はエネルギーとミネラルの採掘ステーションに集中することが鉄則である
- 首都星の惑星開発を進める
- 人口が増えるにつれてタイルが解放されるので、定期的に新しい建物を建設する
「建設船は序盤にエネルギーとミネラルの採掘ステーションだけ建てること。経済が安定して艦隊が揃うまでは科学ステーションは後回し」(Steamガイドより)
▶資源の基本を押さえる
Stellarisの資源管理は複雑に見えるが、序盤に意識すべきものは限られている。
| 資源 | 用途 | 序盤の優先度 |
|---|---|---|
| ミネラル | 建設・艦隊維持の基本 | ★★★ 最優先 |
| エネルギー | 維持費・各種コスト | ★★★ 最優先 |
| 食料 | 人口増加に必要 | ★★☆ 重要 |
| 科学力(物理・社会・工学) | 技術研究 | ★★☆ 重要 |
| 統一力 | 伝統・政策の解放 | ★☆☆ 余裕があれば |
ミネラルとエネルギーがマイナスになると帝国の発展が止まる。常にプラスを維持することが最優先である。
▶「広く展開」が序盤の基本戦略
Stellarisの序盤は、とにかく積極的に領土を広げることが重要である。
「広く展開すること。人口は力であり、惑星は宇宙港であり、宇宙港は艦隊能力だ。明日がないと思って拡張と入植を続けろ」(Steamガイドより)
序盤に縮こまっていると、気づいたときには周囲を他の帝国に囲まれてしまう。次の手順で拡張を進めたい。
- 哨戒船(Corvette)を数隻建造して艦隊を組む
- 隣接する星系に前哨地(Outpost)を建設して領土を確保する
- 居住可能な惑星を見つけたら早めに入植船を送る
- 入植した惑星に宇宙港と基本施設を建設する
▶入植のタイミングと注意点
入植には維持費がかかり、帝国規模(Empire Size)が増えると科学・統一力の効率が下がるペナルティがある。しかし、それを恐れて拡張を止めると後半で大きく不利になる。多少のペナルティを受け入れながら積極的に拡張していくのが正解である。
▶艦隊能力(Naval Capacity)を最大化しよう
序盤の生存において軍事力は最重要事項のひとつである。艦隊能力(Naval Capacity)の上限まで艦船を揃えることを目標にしたい。
- コルベット(Corvette):序盤の主力。安価で数を揃えやすい
- デストロイヤー(Destroyer):コルベットより堅牢。中盤から主力へ
- クルーザー(Cruiser)以上:中盤以降に整備していく
序盤はコルベットを艦隊能力の上限まで揃えることを目指す。
▶絶対に手を出してはいけない「休眠した没落帝国」
銀河には**没落帝国(Fallen Empire)**と呼ばれる、かつて栄えた超大国の残骸が存在する。見た目の領域は小さいが、軍事力は序盤の自帝国とは比べ物にならないほど強力である。
「没落帝国には絶対に手を出すな。眠れる獅子を起こすことになる。彼らを怒らせると10万規模の艦隊で報復してくる」(Steamガイドより)
没落帝国には次の種類があり、それぞれ「やってはいけないこと」がある。
| 没落帝国の種類 | 特徴 | 注意すべき行動 |
|---|---|---|
| 異種族嫌い(Xenophobe) | 閉鎖的で排他的 | 縄張り近くへの入植・前哨地建設を避ける |
| 異種族好き(Xenophile) | 多種族を愛する | 個体提供の要求を断ると激怒することも |
| 精神主義者(Spiritualist) | ガイア惑星を聖地扱い | ガイア惑星への入植は禁止 |
| 物質主義者(Materialist) | 危険技術を嫌う | ジャンプドライブ・上位AI研究に注意 |
▶序盤の外交で意識すべきこと
軍事力が整っていない序盤は、外交で身を守ることも重要な戦略のひとつになる。
- 不可侵条約(Non-Aggression Pact)を結ぶ:隣接帝国との不要な衝突を避けられる
- 研究協定(Research Agreement)を結ぶ:お互いの研究速度が上がり、双方に利がある
- 移民条約(Migration Treaty)を結ぶ:人口増加を助けてくれる
▶「守備同盟」に引きずられない注意
外交関係で特に注意したいのが、防衛協定(Defense Pact)の連鎖である。ある帝国に戦争を仕掛けたとき、その帝国が別の強力な帝国と防衛協定を結んでいると、予期せぬ強敵を引き込んでしまう。
「隣の弱い帝国に攻め込もうとしたら、その後ろに強大な帝国が控えていて袋叩きにされた。開戦前には必ず相手の同盟関係を確認すること」(Steamガイドより)
戦争を仕掛ける前には必ず外交画面で相手の同盟・協定関係を確認する習慣をつけたい。
▶3つの研究分野の基本
Stellarisの技術研究は物理学・社会学・工学の3分野に分かれている。毎回ランダムに3つの選択肢が提示されるため完全にはコントロールできないが、序盤に優先すべき方向性はある。
- 工学(Engineering):船のアップグレード、建設コスト削減などに直結。序盤は最優先
- 物理学(Physics):エネルギー収入アップ、武器研究に貢献
- 社会学(Society):人口管理、惑星開発に貢献
▶科学者(Scientist)のレベル管理も忘れずに
科学者リーダーはそれぞれ専門分野を持っており、担当分野の研究をさせるとボーナスが得られる。リーダー画面で科学者の特性を確認し、適切な研究船や研究プロジェクトに配置したい。

Stellarisは覚えることが多く、最初は戸惑うゲームである。しかし、基本的な流れをつかめば驚くほど時間が溶けていく魅力的なタイトルでもある。序盤の鉄則をまとめると次のとおり。
- ✅ ミネラルとエネルギーの採掘ステーションを最優先で建設する
- ✅ 艦隊能力の上限まで艦船を揃えて軍事力を確保する
- ✅ 積極的に拡張・入植してライバル帝国に先手を打つ
- ✅ 没落帝国には絶対に手を出さない
- ✅ 開戦前に相手の外交関係を必ず確認する
- ✅ 序盤は広く展開して経済基盤を固める
最初の数回のプレイは失敗して当然である。プレイするたびに銀河の配置も変わり、毎回新鮮な体験ができるのもStellarisの大きな魅力だ。まずは気軽に一周クリアを目指したい。
「最初は何度やっても途中で詰まった。でも基本を覚えてからは200時間プレイしても全然飽きない」(Steamレビューより)

