System Shockレビュー|現代に蘇った、イマーシブシムの原点にして「SHODANの試練」
ステーションに響く、人工知能SHODANの嘲笑――『System Shock』は、1994年に生まれイマーシブシムというジャンルの礎を築いた伝説的作品を、現代の技術で丁寧に作り直したリメイクです。宇宙ステーションを舞台に、探索・ハッキング・戦闘・パズルを行き来しながら、暴走したAIの陰謀に立ち向かいます。古典の手触りを忠実に残したその設計は、現代的な親切さに慣れたプレイヤーには厳しくもあり、しかし唯一無二の達成感を約束します。好評率91%が、この硬派な復刻の完成度を物語っています。

『System Shock』は、Nightdive Studiosが手がけた、1994年の同名作のリメイクです。2023年にリリースされ、原作のレベルデザインと雰囲気を忠実に再現しつつ、グラフィックと操作性を現代水準へと刷新しました。プレイヤーは記憶を頼りに巨大な宇宙ステーションを探索し、人工知能SHODANの脅威に抗います。
本作は、明確な道案内を与えず、プレイヤー自身がテキストを読み、地図にメモを取りながら進む「考えるゲーム」です。その不親切さこそが原点の味であり、評価の分かれ目でもあります。本記事では、その魅力と、人を選ぶ硬派さを、実際のプレイヤーの声とともに整理します。
▶1. 自分で道を切り拓く探索体験
本作には親切な目的地マーカーがありません。テキストやログを読み解き、自分の頭で次の行動を決める――最近のゲームにはない緊張感が、新鮮な没入をもたらします。
▶2. キーマウで光る「自分で地図を作る」設計
本作はマップに自分でメモを書き込み、行き先を整理していく作りです。キーボードとマウスでこそ真価を発揮する、PCならではの体験になっています。

▶3. 抜群の雰囲気と達成感
薄暗いステーションに漂う不気味な空気、そしてSHODANという忘れがたい敵役。理不尽さに抗い、自力で道を見つけた先には、現代のゲームでは得難い達成感が待っています。
原点に忠実であるがゆえの厳しさが、評価を分けます。
▶不親切な導線と高い難易度
道案内がなく、マップは迷路のように複雑。即死級の敵配置もあり、現代的な親切さに慣れた人ほど序盤で詰まりやすい設計です。
▶サイバースペースの操作には不満も
ハッキング時に突入する3D全方位シューター「サイバースペース」は、操作感が独特で苦手とする声が目立ちます。MODで緩和するプレイヤーもいます。

刺さる人
- 自分で考えて探索したい
- 理不尽に抗う達成感が好き
- イマーシブシムの原点に触れたい
合わない可能性がある人
- 親切な道案内が欲しい
- サクサク進めたい
- テキストを読むのが苦手
- 道案内に頼らず自分で探索を組み立てたい人
- イマーシブシムやレトロFPSの名作に触れたい人
- 不気味な雰囲気と歯ごたえのある攻略を楽しみたい人
- 明確な目的地マーカーと親切な導線が欲しい人
- テンポよくサクサク進めたい人
- 独特なサイバースペース操作にストレスを感じる人

