Waterpark Simulator は、パークを設計する建築パートと、自分の足で走り回る現場パートが同時に進むゲームである。最初のうちはチケット販売から掃除、売店の補充、溺れた客の救助まですべて一人で回すことになり、何から手を付けるかで序盤の忙しさがまるで変わる。
本記事では、開園初日にやるべきこと、スタッフをどの順番で雇うか、スライドの組み立て方、そして多くのプレイヤーが中盤で行き詰まる研究ポイントの問題までを扱う。数値の一部はSteamコミュニティガイドの検証によるもので、その旨を都度明記している。
- 開園前に補充と掃除を済ませる。開けてからでは手が回らない
- スタッフはチケット係 → 清掃員 → ライフガードの順で効いてくる
- 清掃員は最終的に従業員の半分を占める。1人では足りない
- 中盤の壁は研究ポイント。星3〜4で解放される道具が鍵になる
▶1. 開けるのは準備が終わってから
画面左上には日付と時刻、そして OPEN / CLOSED の状態が出ている。閉めている間は客が来ないので、この時間に売店の補充と床の掃除を済ませておく。開園してから補充に走ると、その間もチケット待ちの列が伸びていく。
画面右上のタスクリストには、いま何を求められているかが常に表示される。「ホットドッグ屋台を補充する」「開園する」といった短期の指示と、「◯つ星への道」という中期の目標が並ぶ形式で、初見でも次にやることを見失いにくい。
▶2. 接客は「渡す」だけで終わらない
客は注文に細かい要望を付けてくる。ホットドッグ屋台なら「マスタードを追加して!」といった具合で、言われたとおりに作ってから渡す必要がある。待っている客の頭上には砂時計が出て、これが尽きる前に対応しないと帰ってしまう。
手元のホットバーには番号キーで持ち替えられる道具が並ぶ。清掃用具、工具、水鉄砲などがあり、場面ごとに持ち替えながら動くことになる。カメラ切り替えは V、建設モードは B、持っているものを捨てるのは Q である。

▶3. 迷惑客への対処も仕事のうち
不正入場、落書き、プールでの排泄、無銭飲食といった行儀の悪い客が混ざってくる。これらは放置すると評価に響くので、水鉄砲で追い払う、つまみ出すといった対応が必要になる。溺れている客やけがをした客への対応も同様で、笑える要素と真面目な業務が同じ画面に同時に来るのがこのゲームの忙しさの正体である。
ここが序盤で最も効く判断である。Steamコミュニティガイドには、1万人以上の従業員を実際に確認してステータスの上限を調べた検証があり、以下はその内容に基づく。
従業員には Efficiency(効率)/Precision(精度)/Speed(速度)/Endurance(持久力)/Break(休憩時間) の5つのステータスがある。一般の従業員の上限は効率300%・精度100%・持久力400・休憩30で、速度だけ職種によって違う。
さらに「Star Employee」と呼ばれる名前付きの従業員がいて、通常より高い数値を持つ代わりに日給が高い。
▶1. 最優先はチケット係(Ticket Master)
チケット係はチケット販売用の端末を任せられる職種で、雇った瞬間にプレイヤーの手が空く。ここが空かないと他の作業に移れないので、最初の1人はここに充てるのが効率的である。
コミュニティガイドによれば、Star Employee の Caylus(日給250) は効率400%・精度100%で、休憩時間も客が待ちきれずに帰るまでの時間の半分程度に収まるため、1人で端末を回し切れるという。同じ枠の Hugo(400) は効率300%・精度90%とやや劣る。
▶2. 清掃員(Cleaner)は1人では足りない
清掃はこのゲームで最も量の多い仕事で、コミュニティガイドは「最終的に従業員の少なくとも半分は清掃員になる」としている。特に床の水たまりが絶えず発生するため、1人雇って終わりにはならない。
清掃の Star Employee である Travis(700) は効率360%と高いが、休憩が105秒と長い。ガイドの著者は「最初に取るべきではない。他に3〜4人の清掃員を確保して、彼が休憩に入っても回る状態にしてから」と勧めている。日給も他の職種の2〜3倍なので、序盤に無理をして雇う相手ではない。
▶3. ライフガード・整備・リストッカーの位置づけ
| 職種 | 優先度 | 補足(コミュニティガイドより) |
|---|---|---|
| チケット係 | 最優先 | 端末を任せると自分の手が空く |
| 清掃員 | 高 | 最終的に従業員の半数を占める |
| ライフガード | 中 | 速度の上限が9と高い。飛び込み台での対応が楽になる |
| 整備(Maintenance) | 低 | 終盤は故障が遅くなり、週1回の修理でも足りる |
| リストッカー | 低 | 5つ星で自販機が増えてから効いてくる |
ライフガードには Sophia(200) という例外的な従業員がいる。速度10という唯一の数値を持ち、しかも休憩を取らない。ガイドの著者は「休憩時間0はバグの可能性があり、将来のアップデートで修正されるかもしれない」と断ったうえで、「現状は彼女がいればライフガードは1人で足りる」と書いている。もう一方の Calum(500) は効率220%・速度7である。
▶1. パーツを1つずつ継ぎ足す
建設モード(B キー)に入ると、スライドはパーツ単位で組み立てる形式になっている。直線・カーブ・ループ・螺旋といったパーツを選び、方向指定ボタンで伸ばす向きを決めながら継ぎ足していく。半透明のプレビューで完成形を確認できるので、繋がるかどうかを置く前に判断できる。
パーツには星の評価が付いており、設置ごとに費用が表示される。組み上げたスライドにはスコアが出て、どれだけ盛り上がるコースになったかが数値で返ってくる。
▶2. 建設モードの操作で知っておくこと
- カメラはスクロールでズーム、指定のキーで回転できる(自由に動かせる)
- Shift を押しながらだと細かい回転がスナップする(プレイヤーレビューより)
- プール内専用のアイテムは外に置けないが、装飾類は概ねプール内にも置ける
- パーツごとに色を変えられ、ものによっては材質も選べる

▶1. 研究ポイントが壁になる
星ランクが上がるほど、次の解放に必要な研究ポイントが増えていく。一方で入手量はそれほど変わらないため、ここで進行が急に重くなる。実際にタスクリストにも「4つ星への道:Smart Guy から研究ポイントを10集める」といった形で、研究ポイントが目標条件として組み込まれている。
コミュニティガイドでは、「Even Bigger Trash Bags」と「Trash Vacuum」(いずれも整備系で、星3〜4あたりで解放)を先に取っておく方法が紹介されている。この2つが揃うと、集めたゴミ袋をまとめて処理する過程でポイントを稼げるようになる。星3に届いたら、まずこの2つを確保しておくと後が楽になる。
▶2. 「忙しい」と「暇」の分かれ目
このゲームは破産しない設計なので、パークが育つと放置しても収入が入るようになる。手を動かし続ければいつまでも忙しく、割り切って任せれば急に暇になる、という二面性がある。
長く楽しむなら、効率を追うより「作りたいパークを決めて作る」ほうが向いている。中盤以降にマンネリを感じるという声は高評価のレビューにも共通して出てくるので、収益の最大化を目的にすると手持ち無沙汰になりやすい。

