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Waterpark Simulator
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Waterpark Simulator レビュー|パーツ単位で組むスライドと、自分の足で走り回るプール経営

17分で読めます37 閲覧
96
/100
圧倒的に好評
13,955件のレビュー (96%が好評)
不評 4%好評 96%

良い点

  • +スライドをパーツ単位で組む建築の自由度
  • +色や材質まで変えられる装飾
  • +一人称で現場を回す忙しさ
  • +迷惑客への物理的な対処が笑える

気になる点

  • -中盤以降にやることが尽きる
  • -失敗のペナルティが軽く緊張感に欠ける
  • -建設UIに範囲選択が無い
  • -来客数が増えるとクラッシュ報告あり

総合評価: 96/100 / Steam: Overwhelmingly Positive(圧倒的に好評)/ レビュー数: 13,955件 / 好評率: 96%

通常価格
¥1,400
セール時
¥1,120(-20%)
実績数
71
推奨プレイ
20-50h
  • スライドはパーツ単位で組む。ループも螺旋も自分で設計できる
  • 経営者であり現場スタッフ。掃除も補充も自分の足で走ってやる
  • 中盤以降はマンネリという指摘が、高評価のレビューにも共通して出てくる
  • オンライン協力プレイに対応。日本語は字幕・UIのみ(音声は英語)
ナビ
「Simulator」って名前だけど、中身は建築ゲーと忙しないアクションの合わせ技だよ。落ち着いて眺めるタイプの経営ゲームを期待すると、たぶん面食らうと思う。

Waterpark Simulator は、CayPlay が開発・販売する一人称視点のウォーターパーク経営シミュレーターである。2026年7月31日に正式版1.0がリリースされ、その後も 1.0.30、1.0.43、1.0.48、1.0.50、1.0.63 と短い間隔でパッチが重ねられている。ジャンルはカジュアル/インディー/シミュレーションで、ソロでもオンライン協力プレイでも遊べる。

このジャンルは「見下ろし視点で施設を置き、あとはスタッフに任せる」タイプが主流だが、本作はプレイヤー自身がパークの中を走り回る点が大きく違う。本記事では、実際に20時間以上プレイしたユーザーの声を軸に、建築の自由度・経営の忙しさ・そして多くのレビューが共通して挙げる中盤以降の弱点までを扱う。

開発・販売CayPlay
正式版リリース2026年7月31日
ジャンルカジュアル / インディー / シミュレーション
日本語対応字幕・UI(音声は英語のみ)
マルチプレイオンライン協力プレイ対応
実績数71
巨大なタコが灯台に巻き付いたウォーターパークの全景
巨大なタコが灯台に巻き付いたウォーターパークの全景
灯台に巨大なタコが巻き付き、複数のスライドが空中で交差する。装飾を積み上げるとここまで作り込める(画像:CayPlay)

1. スライドをパーツ単位で組み立てる

本作の建築の核はウォータースライドである。既製品を置くのではなく、直線・カーブ・ループ・螺旋といったパーツを1つずつ繋いでコースを作る。建設モードではスライドごとにタブが分かれ、パーツには星の評価が付き、設置するたびに費用が表示される。組み上げたスライドにはスコアが表示され、どれだけ盛り上がるコースになったかが数値で返ってくる。

30時間プレイ 高評価
他のレビューでは設営について書かれていないが、かなり良い出来である。カメラ自由操作の設営モード、細かい回転(Shiftを押しながらで簡単スナップも可能)、種類が多すぎず順当に解放されるアイテム。経営ゲームとして見ただけでも優秀で、タイトルにSimulatorと付けたのは失敗ではないかと思うくらい。

装飾の自由度も高い。パーツごとに色を変えられ、ものによっては材質まで選べる。プール内専用のアイテムは外に置けないが、装飾類は概ねプールの中にも配置できるため、テーマを決めて作り込むことができる。

スライドの建設モード。パーツ一覧と方向指定のUIが並ぶ
スライドの建設モード。パーツ一覧と方向指定のUIが並ぶ
建設モード。左下にパーツ一覧、中央に方向指定ボタンが並び、半透明のプレビューで完成形を確認しながら継ぎ足していく(画像:CayPlay)

2. 経営者であり、現場スタッフでもある

本作では建てて終わりではない。開園すればチケットを売り、床を拭き、売店を補充し、壊れた設備を直す。画面右上にはタスクリストが常駐し、「ホットドッグ屋台を補充する」「開園する」といった指示が積まれていく。手元のホットバーには清掃道具や工具、水鉄砲が並び、番号キーで持ち替えながら走り回ることになる。

31時間プレイ 高評価
破産して死亡するようなことは無いタイプのゲームだが、自動化の進捗が絶妙に調整されていて、パークの拡張に応じてスタッフを雇ってもプレイヤーは常に忙しく走り回る必要がある。

スタッフは雇えるが、彼らだけでは手が回らない。パークが広がるほど自分の担当範囲も増えるという構造で、「施設を置いたら眺めるだけ」にはならない。星ランクを上げるために次に何をすべきかは提示されるので、目標を見失いにくい作りにはなっている。

正式版では運営の幅も広がった。営業時間を夜まで延ばせるようになり、プール自体のライティングや装飾のライトで昼とは違う見え方になる。荒れた客を追い出す警備員と、場を盛り上げるマスコットも雇えるようになった。資金が足りないときはマフィアから融資を受けるという選択肢まで用意されている。新しい街を背景にしたエリアも追加され、パーク入口と建築できる範囲そのものが拡張された。

設計上の注意: 夜間営業は営業時間を延ばす機能なので、その分だけ現場に立つ時間も伸びます。スタッフの配置を整えないまま延長すると、単純に忙しい時間が増えるだけになります。

3. 迷惑客と物理演算が生む笑い

本作の評判を押し上げているのは、行儀の悪いゲストへの対処である。不正入場、落書き、無銭飲食、そしてプールでの排泄。こうした相手には、水鉄砲を浴びせる、飛び込み台の前で怯えている客を押す、といった物理的な手段が用意されている。ラグドール物理で吹き飛ぶ様子がそのまま笑いどころになっている。

35時間プレイ 高評価
お客さんも変わった人が多い。不正入場、落書き、プールで大や小をする、盗撮、無銭飲食…といった悪い客には「物理で」わからせてあげましょう。溺れる人やけが人にも対処が必要です。そしてマフィアの襲撃や、お客さんがアヒルになるユニークなことも。
一人称視点で水鉄砲を撃つ場面。画面上部に参加者の名前が並ぶ
一人称視点で水鉄砲を撃つ場面。画面上部に参加者の名前が並ぶ
一人称で水鉄砲を構えたところ。画面上部には同時参加しているプレイヤーの名前が並び、それぞれが持っている道具のアイコンも表示される(画像:CayPlay)
ナビ
溺れている人の救助は放っておくと評価に響くんだ。笑える要素と真面目な業務が同じ画面で同時に来るのが、このゲームの忙しさの正体だよ。

圧倒的に好評という評価ではあるが、不満の内容は驚くほど一致している。しかも高評価を付けている人が同じ弱点を指摘しているのが特徴である。

中盤以降にやることが尽きる

序盤から中盤にかけては新要素が良いテンポで解放されるが、そこを過ぎると既存要素の拡張が中心になり、単調になるという声が多い。

47時間プレイ 不満点
中盤以降は要求される研究ポイントが増えるが、得られるポイントはそこまで変わらないのでゲームに変化が乏しくなる。スタッフを雇いほぼ放置でも運営できるようになると、研究ポイント稼ぎに放置するか、安い設備を建設破壊で繰り返す稼ぎ作業かの二択がちらつく。

失敗しても痛くない

破産の危険がないという設計は遊びやすさでもあるが、緊張感の無さとして受け取る人もいる。

20時間プレイ 不満点
序盤はかなり楽しかったが、後になって戻ってプレイしたいと思わなくなった。理由は単純にゲームが簡単すぎるから。4つ星のパークで誰かが溺れていても、客が待たされていても、ゴミが落ちていても気にならない。放置しても使い切れないほど金が入る。悪い評価は付くが、それだけだ。

建設UIの粗さと、1.0で増えた妨害要素

建設画面には範囲選択がなく、回転やズームの反応が鈍い、移動時の画面揺れが不要という指摘がある。また1.0で妨害系のゲストが増えたことを、自動化を壊す方向の変更だと受け取っている人もいる。動作面では、パークが大きくなり来客数が増えるとクラッシュしやすいという報告も見られる。

47時間プレイ 不満点
直近のアップデートと1.0で、ジャンルそのものを変えてしまうほど機能が盛られた。良い経営ゲームは、設計してスタッフを雇い、仕組みを自動化して、うまく回る様子を眺めるループで成り立つ。妨害者や破壊者、複雑なゲストの役割が絶え間なく襲ってくると、その自動化が完全に崩れてしまう。

評価が割れるのは忙しさの受け止め方である。短時間で離れた層からは、逆に慌ただしすぎるという声が上がる。

3時間プレイ 不満点
デモはイベントの多さとユーモアで期待させてくれたが、製品版ではその笑いがすぐに擦り切れる。10人目の客がプールで用を足したら、もう面白くはなく煩わしいだけだ。ホットドッグの屋台から飲み物の屋台へ走り、床を拭き、機器を直し、溺れている客を助ける。どこにでも同時にいなければならない感覚で、極端に慌ただしくなる。
ナビ
「忙しすぎる」と「簡単すぎる」が両方とも出てくるのが面白いところ。手を動かし続ければ忙しく、割り切って放置すれば楽になる、という設計なんだと思う。

協力プレイ向き

  • 掃除・補充・修理を手分けできる
  • 建設モードに同時に入れる
  • 悪ふざけの余地が増える

ソロで遊ぶときの注意

  • 序盤はワンオペで手が足りない
  • 作業の分担ができない
  • 中盤以降の単調さが出やすい
補足: マルチでもゲスト側は連続配置や連続破壊に制限がかかるという報告があります。招いた側と招かれた側で建設の自由度が完全に同じではない点は、共同でパークを作るなら把握しておくとよいでしょう。
  • 施設を置くだけでなく、自分でコースを設計したい
  • 見下ろし型の経営シムに物足りなさを感じている人
  • 友人と数十時間、わいわい遊べるタイトルを探している人
  • コントローラーで遊びたい人(フルコントローラサポート対応)
  • 仕組みを組んだらあとは眺めていたいタイプの経営シム好き
  • 経営判断の失敗が結果に跳ね返る、緊張感のある難易度を求める人
  • 100時間以上の長期プレイを前提にしたい人
  • 日本語音声が必要な人(音声は英語のみ)
最終評価
建てて走り回る20〜50時間は上質、その先を期待しすぎないこと
スライドをパーツ単位で組む建築と、一人称で現場を回す忙しさが噛み合った良作です。高評価レビューでさえ中盤以降の単調さを認めている点は差し引くべきですが、逆に言えば序盤から中盤の体験はそれだけ完成度が高いということでもあります。パークを作り込むこと自体が目的になる人、そして一緒に走り回る相手がいる人には、価格以上に遊べるタイトルです。

正式版が出てからも短い間隔でパッチが続いており、トレーディングカードや新しいスタッフ、ロゴとラベルの自作といった要素が追加されている。まだ完成形が動いている段階なので、購入を迷っているなら、いま挙げた弱点が改善されるかどうかを公式のニュース欄で追ってから決めるという判断もできる。

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