SteamNavi

サイバーパンク2077 レビュー|「20年に1度の傑作」は本物か?ナイトシティが今も輝き続ける理由

2 閲覧
89
/100
圧倒的に好評
371,480件のレビュー (89%が好評)
不評 11%好評 89%

良い点

  • +ナイトシティの世界観が緻密に作りこまれており、散歩するだけで没入感が得られる
  • +複数のビルドと戦闘スタイルが選択でき、プレイヤーの好みに応じた多様な遊び方ができる
  • +ストーリーとキャラクターの感情移入が強く、映画的な演出が秀逸
  • +アップデートとDLCにより、発売当初の問題が大幅に改善されている
  • +グラフィック、音楽、ボイスアクティングの品質が高い

気になる点

  • -発売当初のバグ問題は改善されたが、細かい不具合が未だに残存している
  • -主人公Vが既に完成したキャラクターであるため、RPGとしての自己投影の余地が限定的
  • -オープンワールドとしてのゲーム的な遊びが少なく、メインストーリーを進めることが主軸
  • -車の操作が難しく、移動が手間に感じる場合がある

サイバーパンク2077 レビュー|「20年に1度の傑作」は本物か?ナイトシティが今も輝き続ける理由

総合評価: 89/100 / Steam評価: Very Positive(非常に好評) / 総レビュー数: 371,480件(好評率89%)

2020年12月の発売当初、前代未聞のバグと最適化の問題でゲーム史に悪い意味での爪痕を残した『サイバーパンク2077』。しかし今、あのときの惨状を知る人が同じゲームを起動すれば、おそらく目を疑うだろう。

「最新Verのサイバーパンク2077は完全に別ゲーになっていた。もう神ゲーと言ってもいい」

これはSteamに寄せられた実際のプレイヤーの声だ。371,480件ものレビューが示す89%の好評率、そして現在も約19,000人以上が同時接続でプレイし続けているという数字が、このゲームの「現在地」を雄弁に物語っている。本レビューでは、2024年現在の『サイバーパンク2077』が果たして買う価値があるのかを、プレイヤーの生の声とともに徹底的に検証する。

『サイバーパンク2077』を語る上で、まず避けて通れないのがその舞台であるナイトシティの完成度だ。ネオンに彩られた高層ビル群、貧困と腐敗が渦巻くスラム街、砂漠の広がるバッドランズ――その一つひとつが驚くほど緻密に作りこまれており、ただ歩いているだけで物語が始まる。

「現在約120時間程プレイしているが、特にメインシナリオを進めるでもなく、街をふらふらしているだけで時間が溶けていく程世界が作りこまれている」

このレビューが示すように、ナイトシティは「クエストをこなすための箱庭」ではなく、それ自体が体験の対象となっている。路地裏の落書き、ラジオから流れる楽曲、すれ違う市民のつぶやき――あらゆるディテールがこの街に「実在感」を与えている。

「ゲーム史上最も美しく、残酷で、儚い街はナイトシティである。醜い天国のようで、美しい地獄のような場所」

グラフィックの水準も現世代トップクラスであり、レイトレーシングを有効にしたナイトシティの夜景はゲームの枠を超えた美しさを誇る。音楽・ボイスアクティングのクオリティも非常に高く、日本語吹き替えも収録済みのため、言語の壁を感じることなく世界観に没入できる点は大きな強みだ。

また、アニメ『サイバーパンク エッジランナーズ』(Netflix)の影響でファン層が拡大し、作中に登場する「聖地」をめぐるプレイヤーも多い。アニメを先に視聴してからゲームに入るルートも今や定番となっている。

RPGとしての魂は、ストーリーとキャラクターにある。『サイバーパンク2077』において主人公・Vは、ある事情から伝説のロッカー・ジョニー・シルヴァーハンドの記憶を脳に宿すことになる。命のタイムリミットを前に、ナイトシティという残酷な舞台でどう生きるかを問われる物語は、映画的な演出と相まって強烈な感情移入を生み出す。

「自分がVだったら、この状況でこう言う、こういう行動を取る。そうした選択を自然に考えさせてくれる点において、このゲームは非常に優れている」

選択肢はストーリーの分岐に影響し、複数のエンディングが用意されている。すべてを見るためだけに周回するプレイヤーが後を絶たないのも納得だ。

さらにビルド面の自由度も見逃せない。ステルス暗殺、サイバーウェアを駆使した近接格闘、ハッキングで敵をシステムごと支配するネットランナー型など、まったく異なる戦闘スタイルが選択可能。同じゲームを何周しても飽きが来ないという評価が多数を占めるのはこのためだ。

推奨プレイ時間はメインストーリー+主要サイドクエストで150〜200時間。好評レビュワーの平均プレイ時間が155時間というデータも、このゲームの「深さ」を如実に示している。

正直に伝えるべき課題もある。

① 細かい不具合の残存 大型アップデートによって致命的なバグは解消されたものの、まれに発生するAIの挙動の不自然さや、軽微なグラフィックの乱れなどは現在も確認されている。ゲームを壊すレベルではないが、完璧とは言えない。

② RPGとしての「自己投影」の限界 Vはボイス付きのセリフと確固たる人格を持つキャラクターであり、「自分だけのキャラクターを1から作る」タイプのRPGを期待すると肩透かしを食らう可能性がある。ウィッチャー3に近いキャラクター主導型の物語構造だと理解しておこう。

③ オープンワールドとしての「ゲーム的遊び」は少なめ ナイトシティは巨大で魅力的だが、GTAシリーズのように街を好き勝手に破壊したり、世界と自由にインタラクションする「サンドボックス的な楽しみ」は薄い。あくまで「ストーリー体験の舞台」としての作りこみが主軸だ。

④ 車の操作性 移動手段として車が多用されるが、その操作感を「難しい」「慣れが必要」と感じるプレイヤーは少なくない。特にコントローラー操作の場合、慣れるまで移動が煩わしく感じることがある。

⑤ PC動作環境について このゲームはPCスペックを要求する。特にレイトレーシングや最高画質設定での動作には高性能なGPUが必要だ。推奨スペックを満たしているかどうかを購入前に必ず確認してほしい。ただし、グラフィック設定を下げれば中程度のPCでも十分遊べる最適化が施されている。

✅ おすすめできる人

  • ストーリーと世界観を最重視するプレイヤー ―― 物語の深みとキャラクターへの愛着で選ぶなら、現行ゲームの中でもトップクラスの体験が待っている
  • サイバーパンク世界観に興味がある人 ―― ディック、ギブスンが描いた未来像を、最高の解像度で体感できる
  • 映画的・没入的なゲーム体験を求める人 ―― 演出、音楽、演技、どれをとっても映画1本に匹敵するクオリティ
  • アニメ『エッジランナーズ』のファン ―― 聖地巡礼という新たな楽しみ方がある
  • 高スペックPCを持っている人 ―― このゲームの真価は最高設定のビジュアルに宿る

❌ おすすめしにくい人

  • GTA的なサンドボックスの自由度を求める人
  • 完全にオリジナルなキャラクターを作りたいRPGファン
  • 低スペックPCしか持っていない人(ただし設定次第で遊べる)
  • バグゼロの完璧な完成品を求める人

「20年に1度の傑作だ」

この言葉に偽りはない。少なくとも、今の『サイバーパンク2077』は、そう呼ばれるに足るゲームへと生まれ変わった。発売当初の負の遺産を乗り越え、大型DLC「仮初めの自由」を経て到達した完成度は、2024年現在でも現役最高峰のゲーム体験の一つだ。

ナイトシティを歩き、Vとして生き、ジョニーと言葉を交わす――その150〜200時間は、決して退屈な時間にはならないだろう。

購入タイミングとしては、セール時(50〜70%オフになることが多い)が最もコストパフォーマンスに優れるが、定価でも十分すぎるボリュームと体験が保証されている。ストーリー重視のRPGファンなら、今すぐ購入する価値は十分にある。

総合スコア: 89/100 Steam評価: Very Positive(非常に好評) プレイ推奨時間: 150〜200時間 購入推奨度: ★★★★☆(セール時は★★★★★)

共有:

みんなのヒント

まだヒントはありません。最初のヒントを投稿してみましょう!

ヒントを投稿する

0/500

ゲーム情報

価格無料/不明
プレイ時間目安150-200時間
好評者の平均155時間
現在のプレイヤー19,426
購入判断
セール推奨だが、今プレイなら十分な価値あり
おすすめ対象
ストーリーと世界観を重視するプレイヤーサイバーパンク世界観に興味がある人映画的なゲーム体験を求める人高グラフィックを楽しめるPC環境を持つ人