BIOHAZARD requiem レビュー|ホラーとアクションの究極融合、シリーズ集大成の傑作か?
総合評価: 97/100 ⭐ Steam評価: 圧倒的に好評(Overwhelmingly Positive) 総レビュー数: 46,966件 / 好評率: 97%
2026年2月26日にCAPCOMが放ったBIOHAZARD requiemは、発売と同時にSteamで「圧倒的に好評」を獲得し、現在も14,000人超のプレイヤーが同時接続するほどの熱狂を見せている。
「生者に恐怖を。屍者に鎮魂(レクイエム)を。」——この言葉が示す通り、本作はバイオハザードシリーズのDNAを受け継ぎながら、ホラーとアクションの二つの顔を巧みに使い分ける意欲作だ。RE2リメイクの緊張感、RE4リメイクの爽快感、そして両者を融合させたような新たな体験が、プレイヤーの精神を文字通り揺り動かす。
本記事では、実際のプレイヤーレビューをもとにBIOHAZARD requiemの魅力と課題を徹底解説する。購入を迷っている方はぜひ最後まで読んでほしい。
▶① グレース×レオン——二つのスタイルが生み出す圧倒的なメリハリ
BIOHAZARD requiem最大の特徴は、主人公ごとに明確に異なるゲームプレイスタイルだ。
グレースパートは、閉鎖的な療養所を舞台にした古典的サバイバルホラー。弾薬は乏しく、物音と暗闇が心理を蝕む。探索のやりごたえは歴代トップクラスで、「どこに何があるか」を自分の頭で考えながら進む充実感は格別だ。
対してレオンパートは、圧倒的な爽快感を誇るアクションシューティング。鍛え上げられた戦闘システムが織りなす銃撃戦は、シリーズ史上最高峰と多くのプレイヤーが絶賛する。
「グレースで植え付けられたストレスや恐怖心を、どうぞレオンで発散してくださいと言わんばかりに強い」
この設計の妙こそが、BIOHAZARD requiemの核心だ。ホラーで溜まった緊張をアクションで解放するというリズムが、プレイ体験全体を通じた快感の波を生み出している。
「それぞれのパートはよくできており、怖い部分はしっかり怖いし爽快な部分はしっかり爽快とメリハリがついています」
単に「ホラーもあってアクションもある」ではなく、両者が相互に作用してより大きな感動を生む——これが本作をシリーズの新たな紀元と呼ぶにふさわしい理由だ。
▶② 圧倒的なグラフィックとシリーズファンへの充実したサービス
ビジュアル面でもBIOHAZARD requiemは歴代最高水準を誇る。特にパストレーシング技術によって実現された光と影の描写は圧倒的で、療養所の薄暗い廊下や廃墟と化したラクーンシティの街並みを、息をのむほどリアルに映し出す。
舞台となるラクーンシティは、シリーズファンにとって特別な意味を持つ場所だ。RE2やRE3を遊んだ記憶のある人ならば、見覚えのある風景や小道具に胸が熱くなる場面が随所にある。レオン、クレア、ジルといった歴代人気キャラクターとの関わりも充実しており、ファンサービスの密度は歴代随一と言っても過言ではない。
PC版においても動作環境がしっかり整備されており、スペックに応じた最適化が図られている点も評価できる。日本語ローカライズも完備しており、日本語ネイティブプレイヤーが快適にプレイできる環境が整っている。
▶③ 初回プレイの没入感と余韻——「1周目は100点」の声が続出
BIOHAZARD requiemの特筆すべき美点の一つは、初回クリア時の圧倒的な満足感だ。プレイヤーの平均初回クリア時間は15〜20時間程度とされており、物語の展開に引き込まれながらプレイすれば、その余韻は長く続く。
「1周目のプレイは100点、周回重ねると不満が増えてくるゲーム」
「手放しでほめるほどの出来でなかったのが事実。初回クリア時の余韻と満足感は凄まじいものがありました」
全実績解除を目指す場合は30〜50時間のプレイが必要とされているが、2周目以降の体験については後述する課題もある。まず「1周目の体験として」は、近年のCAPCOM作品の中でも特に優れた出来栄えと言えるだろう。
97%という圧倒的な好評率を誇るBIOHAZARD requiemだが、3%の不満レビューが指摘する点も正直に伝えたい。なお不評レビュワーの平均プレイ時間が43時間と好評レビュワー(36時間)を上回っている点は、本作への深い関与があったからこその辛口評価であることを示しており、単なる低評価とは受け取れない。
1. 周回プレイ・やり込み要素の薄さ 最も多く挙げられる不満がこれだ。2周目以降は初回のドキドキ感が薄れ、シナリオやボスの配置に関する物足りなさが露わになってくる。やり込み要素の充実度という点では、過去作(特にRE4リメイク)と比べて見劣りするとの声もある。
2. ボスの扱いと終盤の盛り上がり不足 ボス戦の演出やストーリー上の扱いが雑という指摘が一定数ある。特にラスト展開の説得力について「盛り上がりきれなかった」という感想が散見される。
3. グレース編後半の一本道化 グレースパートは前半の探索体験が優れている一方、後半になるにつれて一本道になっていくという構成上の課題がある。探索の面白さを最後まで維持できていれば、さらに高い評価を得られただろう。
4. ストーリーの整合性 登場人物の行動理由やシナリオの前後関係について「ご都合主義的」と感じるプレイヤーも少なくない。過去作のキャラクターや設定に深く依存しているため、シリーズ未プレイ者が物語を追うのは難しい面もある。
5. DLC・追加コンテンツへの不安感 定価での購入後、DLCによるコンテンツ追加がある場合の費用対効果を懸念する声もプレイヤーから上がっている。
✅ バイオハザードシリーズの過去作を複数プレイ済みのファン → 本作はシリーズの集大成的な位置づけ。過去作への思い入れがあるほど楽しめる。
✅ ホラーとアクション、両方の面白さを求めるプレイヤー → どちらか一方ではなく、両方のジャンルが好きな人にはドンピシャの設計。
✅ RE2リメイクやRE4リメイクが好きだった人 → 両作品の良さを引き継いだ体験が味わえる。
✅ レオン・クレア・ジルなど歴代キャラクターへの愛着がある人 → ファンサービスの充実度は歴代随一。
❌ シリーズ未プレイで本作から始めようとしている人
「シリーズの集大成的な所があるので、初見にはとてもオススメ出来ないゲーム」 → まずRE2やRE4リメイクから始めることを強く推奨する。
❌ 周回プレイや高難度やり込みを重視するプレイヤー → 2周目以降の新鮮さは大きく失われるため、コスパ重視の方はセール時購入を検討したい。
❌ シナリオ重視で、論理的な物語展開を求めるプレイヤー → ストーリーの整合性に違和感を覚えやすい方には合わないかもしれない。
BIOHAZARD requiemは、グレースとレオンという対照的な主人公を軸に、ホラーとアクションを高次元で融合させた作品だ。初回プレイの没入感と余韻は圧倒的で、シリーズの集大成として歴代ファンへの強烈な贈り物になっている。
97%という好評率、4万6千件超のレビューが示すように、その完成度は疑いようがない。一方で、周回要素の薄さやストーリーの細部における粗さは正直に指摘されるべき点でもある。
シリーズファンなら迷わず定価での購入を推奨。 新規プレイヤーは過去作をある程度プレイした後、またはセール時に購入するのがベターだ。
「生者に恐怖を。屍者に鎮魂を。」——プレイし終えたとき、このキャッチコピーが全身に染み渡るはずだ。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| タイトル | BIOHAZARD requiem |
| 開発 | CAPCOM Co., Ltd. |
| 発売日 | 2026年2月26日 |
| ジャンル | アクション / アドベンチャー |
| 日本語サポート | あり |
| PC動作環境 | 動作要件あり(要確認推奨) |
| 初回クリア時間 | 約15〜20時間 |
| 全実績解除 | 約30〜50時間 |
| Steam評価 | 圧倒的に好評(97%/46,966件) |
| 総合スコア | 97/100 |