総合評価: 80/100 / Steam: Very Positive(非常に好評)/ レビュー数: 3,148件 / 好評率: 85%
- 主役は分解そのものではなく、錆落としや部品製作を含む「修復」
- 部品ごとに名称と機能が表示され、遊びながら構造が頭に入る
- GUIと視点操作の悪さが最大の不満点
- 中盤以降は同じ作業の反復になりやすい
鉄砲鍛冶シミュレーター は、GameHuntersが開発しPlayWay S.A.が販売する職人シミュレーションです。2024年10月4日にリリースされ、記事執筆時点でSteamレビュー3,148件・好評率85%を獲得しています。
プレイヤーは祖父の工房を引き継いだガンスミスとして、依頼を受け、持ち込まれた銃を分解し、傷んだ部品を見極めて修理・交換し、仕上げて返送します。この記事では、本作が「銃の分解ゲーム」とどう違うのか、そして誰に向くのかを、実際のプレイヤーレビューから整理します。

▶1. 分解ではなく「修復」が主役
本作を誤解しやすいのがここです。分解・組み立てそのものの細かさを期待すると肩透かしを食らいます。動作確認で触れる範囲は限定的で、純粋な分解体験なら他の専門的な作品のほうが上という指摘もあります。
本作の主役は修復工程です。錆を落とし、酸化処理(ブルーイング)を施し、木部や金属部の表面を保護し、旋盤やCNCで足りない部品を作る。この一連の職人仕事こそが中身です。
総合評価としては「おすすめしない」に分類されているレビューですが、本作の本質を最も的確に言い当てています。
▶2. 遊びながら銃の構造が頭に入る
分解時には部品ごとに名称と簡単な機能説明が表示されます。銃の知識がまったくない状態から始めても、「この部品はこう働くのか」と理解しながら進められる設計です。
分解可能な部品は緑、まだ外せない部品は赤でハイライトされるため、手順に迷うことがありません。赤い部品は、先に緑の部品を外せば外せるようになります。
▶3. オークションと射撃場という寄り道
依頼をこなすだけでなく、オークションで銃を落札して自分のコレクションにしたり、逆に高額で売却して資金を得たりできます。手に入れた銃は射撃場に持ち込め、的当てやスキート、CQBコースなどのミニゲームで撃てます。スコープ付きの銃なら照準調整も可能です。
経験値とスキルツリーも用意されており、進めるほど作業が効率化していきます。


▶GUIと視点操作が快適でない
長時間プレイヤーからも繰り返し指摘されるのがインターフェースの扱いにくさです。単純な工程に不自然なほど時間を取られる場面があり、これが本作最大の障壁になっています。
視点変更が面倒で、光った箇所を長押しするだけの単調な操作に感じるという不評レビューもあります。
▶中盤以降は反復になりやすい
依頼の構造が似通っているため、しばらく続けると同じ銃を何度も修理している感覚になりがちです。「仕事をしている」と感じ始めると急に飽きが来る、という指摘があります。
▶銃とアクセサリの種類が少ない
収録されている銃やアタッチメントの数に物足りなさを感じる声が複数あります。DLCで追加はされているものの、種類の豊富さを期待すると不足に映ります。また銃身の掃除ができない、射撃場にレスト台がないといった細かな不足も挙げられています。
刺さる人
- 黙々とした反復作業に没入できる
- 機械の分解・組み立てが好き
- 錆落としや塗装など仕上げ工程が好き
- 銃の構造を学びながら遊びたい
刺さらない人
- 快適な操作性を最優先したい
- 分解の細かさそのものを求めている
- 収録数の多さを重視する
- 短時間で刺激がほしい
- 一日の終わりに黙々と手を動かすゲームが欲しい
- 修理・レストアという行為そのものが好き
- 銃の構造に興味があるが知識はない
- 時間に追われないシミュレーションを探している
- インターフェースの快適さを重視する
- 銃の分解の精密さを最優先している
- 多彩な銃種を触りたい
- 明確な目標や物語がないと続かない
価格は¥2,800で、執筆時点では割引は出ていません。過去にセールが行われているため、単調な作業が自分に合うか不安なら値下がりのタイミングを狙うのも手です。

