総合評価: 80/100 / Steam: Very Positive(非常に好評)/ レビュー数: 64,689件 / 好評率: 87%
- 銃撃戦ではなく「観察して計画する」パズル型の暗殺サンドボックス
- NPCが各自の生活サイクルを持ち、ステージが生きた機械のように動く
- 同じステージを何度も遊べる圧倒的なリプレイ性が最大の魅力
- ロード時間やテンポ面の指摘あり。執筆時点で60%OFFと買い時
HITMAN World of Assassination は、IO Interactive が手がけるステルス暗殺アクションだ。プレイヤーは暗殺者エージェント47となり、世界各地の作り込まれたステージに潜入してターゲットを排除する。本作は近年の三部作を統合したパッケージで、レビュー数6万件超・好評率87%という高い評価を得ている。
重要なのは、本作が銃撃戦のゲームではないという点だ。各ステージは巡回する警備員や決まった行動をとるNPCが噛み合った「一つの機械」であり、その動きを学び、たった一箇所に手を加えて目的を達成する――そうしたパズル的な快感が本質にある。本記事では、その魅力と気になる点を実際のプレイヤーレビューを交えて解説する。

▶1. NPCが生活する「生きた空間」
本作のステージが特別なのは、そこにいる人々がそれぞれ独自の行動サイクルを持っている点だ。警備員は決まったルートを巡回し、従業員は持ち場で働き、ターゲットは予定に従って移動する。この積み重ねが、ステージを単なる舞台ではなく「観察する価値のある空間」に変えている。
▶2. ルールが明快だから工夫が生きる
本作のシステムは分かりやすいルールで統一されている。何が武器になり、何が気絶させ、何が致命傷になるのか――その法則が一貫しているため、プレイヤーは「この状況なら、こうすれば通るはずだ」と自分で仮説を立てられる。この読みが当たったときの快感が、本作の中毒性を支えている。

▶3. 何度でも遊べるリプレイ性
同じステージでも、変装や道具、アプローチを変えれば結果はまったく違うものになる。正面から堂々と歩くのか、事故に見せかけるのか、遠距離から狙うのか――攻略法が一つでないため、クリア後こそが本番と言えるほどのリプレイ性を備えている。
作り込みへの評価が高い一方、テンポ面や設計の一部には不満もある。
▶ロード時間とテンポ
暗殺の失敗ややり直しが前提のゲームでありながら、ロードに時間がかかる点を指摘する声がある。武器の切り替えなど操作まわりのテンポについても、もう少し軽快であってほしいという意見が見られる。
▶慣れると戦術が固定化しやすい
自由度が高い反面、長時間プレイすると自分の得意な手順に落ち着き、結果的にパターン化してしまうという声もある。自由度を活かすかどうかはプレイヤー次第という側面がある。
ハマりやすい遊び方
- まず観察し、計画を立てて実行する
- 同じステージを別ルートで再挑戦する
- サイレントアサシンなど評価を狙う
合わない遊び方
- 銃撃戦で正面から突破しようとする
- 一度クリアしたら次へ進む
- 手早く進行だけを追いたい
- 観察と計画で解くパズル的なゲームが好きな人
- 同じステージを何度も研究して遊び込みたい人
- ステルスや潜入ものが好きな人
- 自分なりの攻略法を編み出すのが好きな人
- 派手な銃撃戦アクションを求めている人
- 一本道の進行でストーリーを追いたい人
- 試行錯誤とやり直しが苦手な人
通常価格は¥7,600だが、執筆時点では60%OFFの¥3,040。三部作分のステージが収録されていることを考えると、時間あたりの満足度は非常に高い。ステルスや潜入ものが好きなら、セール中に手を取っておきたい一本だ。

