『九日 ナインソール』の戦闘は**パリィ(受け流し)**を軸にした緊張感のある近接アクションだ。Sekiro経験者には親しみやすいが、未経験者には壁が高い。本記事では基本パリィの習得から、上級ボス攻略までの道筋を整理する。

- パリィで貯めた「氣」を敵の体内に送り込み、爆発させるのが本作の核心
- だからパリィは防御ではなく火力を作る行為。回避一辺倒では削れない
- 空中ダッシュ・二段ジャンプ・壁登りは戦闘中の手段でもある
- 中ボスがパリィの練習台になる。全撃破は25.2%
▶1. ★パリィは「火力を作る行為」
本作は「SEKIROライク」と紹介されるが、勝ち筋の作り方はSekiroと違う。公式はこう説明している。
攻撃とパリーが激しく切り替わる戦闘リズム。パリーで貯めたエネルギー(氣)を敵の体内に送り込み、爆発させます。
つまり循環はこうなる。
- パリィを成功させて「氣」を貯める
- 貯めた氣を敵の体内へ送り込む
- 爆発させて大きなダメージを与える
ここを理解しているかどうかが、この戦闘が楽しくなるかどうかの分かれ目である。 パリィを「攻撃を防ぐ手段」と捉えていると、いくら上手く捌いても火力が出ない。パリィは攻撃の準備動作だと考えたい。
逆に言えば、回避に頼って戦うと氣が貯まらないので、いつまでも削り切れない。「危ないから避ける」を続けると戦闘が長引き、結果として被弾機会が増える——という悪循環に入る。
この悪循環は自覚しにくい。避けている間は「うまく捌けている」という感触があるため、問題が火力側に出ていることに気づけないからだ。「攻撃を当てられているのに敵が減らない」と感じたら、腕前ではなく氣を貯める行為を省いている可能性を先に疑いたい。
▶2. 攻撃とパリィを切り替え続ける
上の循環があるため、本作の戦闘は攻撃とパリィを高速で行き来するリズムになる。
- 攻撃で隙を作る
- 相手の反撃をパリィして氣を貯める
- 氣がたまったら送り込んで爆発させる
どちらか一方に寄ると成立しない。 攻めっぱなしでは氣を貯める機会が来ず、守りっぱなしでは攻撃の機会が来ない。**「切り替え続けること自体が本作の操作」**である。
▶1. まずは雑魚で「貯める」を体感する
いきなりボスで練習すると、パリィの成否より生存に意識が向いてしまう。雑魚相手に、氣が貯まる→送り込む→爆発する という一連を通すところから始めたい。一度この流れを成立させると、以降は目標がはっきりする。
▶2. 中ボスを練習台にする
各地に配置されている中ボスは、ボス戦の縮図として使える。攻撃パターンが限られているぶん、パリィのタイミングを覚える対象としてちょうどよい。
実績「一騎当千(中ボスを全員倒す)」の達成率は25.2%(2026年8月時点)。4人に3人は中ボスを取りこぼしたまま進めているということでもある。詰まっているなら、本筋を進める前に周辺の中ボスを消化するほうが結果的に速い。
▶3. 移動アクションを戦闘に組み込む
本作には空中ダッシュ・二段ジャンプ・壁登りという2Dアクションの操作が揃っている。これらは移動用ではなく、戦闘中の選択肢でもある。
パリィで受けきれない状況では、空中へ逃げる/壁を使って位置を変えるという手が取れる。「パリィか被弾か」の二択ではないと知っておくと、追い詰められたときの選択肢が増える。
▶1. 矢の活用
主人公は弓を装備でき、遠距離からダメージを与えられる。強敵の長押し詠唱などを矢で中断できる場面が多く、補助的に重宝する。ただし弓の威力自体は控えめ。
▶2. スキルと強化を伸ばす
本作にはスキルの習得と装備の強化があり、戦闘が辛いときは腕前より育成を疑う価値がある。実績の達成率を見ると、伸ばし切っていない人が多い(いずれも2026年8月時点)。
| 実績 | 条件 | 達成率 |
|---|---|---|
| 内なる戦士 | スキルを全て習得する | 20.9% |
| 準備万端 | 玉石を全て集める | 20.1% |
| 最高の相棒 | 矢の数と強化を全て最大にする | 18.6% |
| 困難に打ち勝つ | ノーマルモードでクリアする | 22.2% |
**クリアまで到達している人が22.2%**である一方、スキルを全習得した人も20.9%とほぼ同じ水準。つまり完走した人はだいたい育成も進めているということで、逆に育成を放置したまま進めると詰まりやすいと読める。
パリィ重視の立ち回り
- 距離は近づき過ぎず・離れ過ぎず
- パリィで氣を貯め、送り込んで爆発させる
- 攻撃とパリィを切り替え続ける
- 受けきれない場面は空中や壁で位置を変える
避けたい行動
- パリィを諦めて回避のみで戦う(氣が貯まらない)
- 攻めっぱなしでパリィの機会を作らない
- 強敵に距離を取り過ぎる(弓だけでは倒せない)
- スキルや強化を伸ばさずに挑み続ける
▶1. マップの使い勝手の悪さに対処
本作のマップ機能はやや使いにくいとの評価があるが、進行ルートを覚える前に何度も探索するのが基本対処法。
▶2. リトライポイントを把握
死亡してもセーブポイントから再開できる。ボス戦の前にセーブポイントへ寄り、装備とスキルを見直してから挑むと、無駄な周回が減る。

個別のスキル名より、選ぶ基準を持っておくほうが応用が利く。本作の火力は「パリィで氣を貯めて爆発させる」ところから生まれるので、優先順位は自然にこうなる。
- パリィと氣に関わるもの … 火力の源そのものを太くする
- 生存に関わるもの(回復の回数や量) … パリィを練習する試行回数が増える
- 通常攻撃の威力 … 上の2つが回ってから
攻撃力を先に伸ばしても、氣を貯める循環が回っていなければ火力は出ない。 逆にパリィ側を伸ばすと、同じ腕前でもダメージが増える。
弓は補助として機能するが、弓だけで削り切る設計にはなっていない。矢の強化は余裕が出てからでよい(実績「最高の相棒(矢の数と強化を全て最大にする)」の達成率は18.6%)。

