『R.E.P.O.』で全滅が続くようになったら、腕前より先に仕様の知識が足りていないことが多い。搬出台は1回で壊れる、カウントダウンが始まった後に足した貴重品は加算されない、Strengthの強化はモンスターを掴めるかどうかのしきい値になっている——どれも画面には説明が出ないが、知っていると立ち回りが変わる。
この記事では搬出台・C.A.R.T.・強化・ショップの4つについて、上級ステージで効く仕様だけを集めた。モンスター個別の対処は敵対策の記事、物を掴んで運ぶ基本は物資採集の記事にある。
本作は対応言語が英語のみ(2026年8月時点)のため、強化やモンスターの名前は英語表記で示す。画面に出るとおりの綴りなので、そのまま照合できる。
- 搬出台の台数はレベルで増え、Lv15以降は5台になる
- カウントダウン開始後に足した貴重品はノルマに加算されない
- Strengthのしきい値は「掴む人が1人増えるごとに5引く」で計算できる
- Sprint Speedはスタミナ消費も増える。Rangeは8個目で頭打ち

搬出台(Extraction Point)は使うと破壊され、二度と使えない。レベルごとに用意された台の数はあらかじめ決まっており、進行に応じて増える。
| レベル | 搬出台の数 |
|---|---|
| 1 | 1台 |
| 2〜3 | 2台 |
| 4〜5 | 3台 |
| 6〜14 | 4台 |
| 15以降 | 5台 |
生成位置にも規則がある。1台目は必ずトラックが降りた部屋に置かれる。2台目以降はマップ内でできるだけ遠い場所に、さらに既にある台からもできるだけ離れるように配置される。つまり台数が増えるほど、走らされる距離は加速度的に伸びる。
ここから導かれる立ち回りが1つある。トラックに近い台を最後まで取っておくことだ。最後の台を使うと Final Extraction が始まるため、遠い台を最後に残すと帰り道が最も長い状態で最終局面を迎えることになる。近い台を最後に回せば、台が閉じきる前にトラックへ戻れることすらある。
搬出台の周りには、カウントダウン中だけ赤い破線が表示される。これが台の境界であり、ここを理解していないと利益がそのまま消える。
- 生きているプレイヤーが中にいると死ぬ。 ただしその後1HPで蘇生される
- 死亡した仲間の頭を中に入れておくと、搬出と同時に1HPで蘇生される
- C.A.R.T.や貴重品は、赤い破線に掛かっていると破壊される
- ドローンなどの装備は、破線に掛かっていなければ搬出しても無傷で残る
問題は、中で死んだときの爆発が同じ台に入っている貴重品を巻き込むことだ。全員無事に搬出したつもりが金額だけ減っている、という事故はこれで起きる。
さらに深刻なのが搬出そのものが中止される条件である。台に潰された貴重品のせいでノルマの最低ラインを割ると、搬出は取り消され、何も回収されず、誰も蘇生されない。頭を入れて仲間の復活を待っていたチームが全員そのまま、という展開もありうる。
これが最も知られていない仕様である。税額控除(tax break)の計算が終わった後に追加した貴重品は、集計に加算されない。
カウントダウン中に「あと少し」と駆け込みで放り込む動きは、金額としては完全に無駄である。ただしプレイヤーの頭とコスメティックボックスは、この段階でも受け付けられる。駆け込むなら貴重品ではなく頭を入れるべきだ。
搬出台の周辺には、ほかにも把握しておきたい挙動がある。
- カウントダウン中のアラーム音で近くの敵が寄ってくる。 搬出が終わった直後に部屋へ敵が入ってくるのは珍しくない
- 敵は自分から搬出部屋に入ってこない。 中の音を聞いたか、戸口越しにSemibotを見たときだけ動く
- 搬出後もパッドはしばらく残り、Money Bagの落下を受け止める。 ただし乗り物やSemibotが下にいると変な落ち方をするので、落下地点を空けてから回収する。穴のある部屋では特に注意
- 入口に収まらない大きさの物でも、RangeとStrengthが足りていればシュートへ持ち上げれば無傷で入る。強化が足りないときは Feather Drone や Zero Gravity Orb でも代用できる
C.A.R.T.(運搬用カート)には2つのモードがあり、どこを掴んでいるかだけで切り替わる。ビームの色で判別できる。
| モード | 条件 | ビームの色 | 挙動 |
|---|---|---|---|
| STRONG | ハンドルを掴む | 青緑 | プレイヤーの前方に位置と向きが固定される |
| WEAK | ハンドル以外を掴む | オレンジ | 普通の物体として扱われ、持ち上がる |
運用面で押さえておくべき仕様は次のとおり。
- 搬出台の下に置いたままにすると潰れ、そのレベル中は二度と使えなくなる
- トラックへ持ち帰る必要はない。 C.A.R.T. はレベル開始時に必ず再出現する
- 壊れやすい物を優先して積む。 頑丈な物は手で運んだほうが速く、カートの容量も空く
- マルチプレイではカートを持って走らない。前にいる仲間を転ばせ、その仲間が抱えている物を壊す
- 仲間が積み込んでいる最中は手を離す。持ったままだとカートが動いて入れづらくなる

ショップに並ぶ強化は、効果量が明確に決まっている。例外のある3つを先に把握しておきたい。
| 強化 | 効果 |
|---|---|
| Strength | 掴む力 +20% |
| Range | 掴める距離 +40%。ただし8個目までしか伸びない(Tumble Climb併用時は上限なし) |
| Stamina | スタミナ +10 |
| Sprint Speed | 走る速度 +20%。同時に走行中のスタミナ消費が毎秒1増える |
| Crouch Rest | しゃがみ中のスタミナ回復が毎秒1増加(移動しながらなら毎秒0.5) |
| Health | 体力 +20 |
| Map Player Count | マップに生存人数を表示。ソロでは出現しない。誰かが使うと以後二度と出ない |
| Tumble Launch | 転倒発射の前方への力 +3。モンスターへのダメージは増えない |
| Tumble Wings | 1個目で滞空1秒、以降+0.25秒。上方向の力は1個目で13.3、以降+1.9で、16個で無重力になる |
| Extra Jump | 空中でもう1回ジャンプできる |
| Tumble Climb | 転倒中に壁を掴める。スタミナは最大値に対する割合で消費されるため、Staminaを上げても長く登れない |
| Death Head Battery | 死亡後に頭で行動できる時間を延ばす。基礎25秒・上限125秒で、1個目が+5秒と最も伸び、以降は鈍る(5個で47.6秒、10個で65.1秒)。ソロでは出現しない |
Sprint Speedは純粋な強化ではない。 速くなる代わりにスタミナが速く尽きるので、逃走できる距離が伸びるとは限らない。Crouch Rest と組み合わせて回復側を厚くするか、そもそも取らないという判断もある。
Rangeの上限は8個。 9個目以降は距離が伸びないため、それ以上は別の強化に回したほうがよい。
Strengthの強化は「重い物を運べる」だけでなく、モンスターを掴めるかどうかを決めている。スタン状態でない敵にもしきい値が設定されており、超えると持ち上げて穴に投げ捨てられる。
内部の計算はこうなっている。
- プレイヤーは内部的に基礎5ポイントを持ち、Strength強化1個につき**+1**
- モンスターに表示されているしきい値は、内部では5だけ高い
- 複数人で掴む場合、単純な足し算にはならない。掴む人が1人増えるごとに、各自が基礎5を持ち込む
実用上は次の一行で済む。
具体例で確認する。
- しきい値4のモンスター(Rugrat・Birthday Boy・Upscream など)は、内部では9。強化を1つも持たない2人(各5)で掴める
- Headman はしきい値13、内部では18。強化6個の人(内部11)と強化2個の人(内部7)の2人で掴める
つまり Strengthは最低4個まで取る価値がある。4個あれば上記の敵を単独で持ち上げ、穴へ投げ込めるようになるからだ。なお近接武器の扱いやすさにもStrengthが影響し、こちらは100個まで効果が乗る。
Healthの強化は+20だが、序盤に1個取るかどうかで生死が変わる。
- Huntsman や Loom は100以上のダメージを与えてくる。強化なしでは即死する
- Headman や Mentalist は50ダメージ。こちらも1個あれば1発多く耐えられる
「まだ体力に余裕がある」と後回しにしがちだが、即死が1発耐えるに変わるのは他のどの強化にもない効果である。序盤に1個は確保しておきたい。
Service Station(ショップ)は単なる買い物の場ではなく、仕様を知っているかどうかで得られる物が変わる場所である。
強化の在庫には決まった規則がある。
- ショップは常に10個の強化を並べようとする
- 強化は「プール」「トラック」「ショップ」のいずれか1箇所にしか存在せず、重複しない
- トラックが保持できる強化は16個まで。それを超えた分は消滅する
この仕組みのため、買って使わずにトラックへ置いた強化はプールへ戻らず、次のショップの品揃えが変わる。欲しい強化が出ないときは、在庫がどこにあるかを意識するとよい。
ショップそのものの仕様も押さえておきたい。
- モンスターは出現しない。 置いてあるアイテムは弾数無限で試せる
- ここで受けたダメージは、ショップを出た時点で取り消される
- 全員が死亡しても、通常どおり退店したのと同じ扱いで次のレベルへ進む
- 購入した物は、ショップを出た後・次のレベル開始前にトラックで待っている
店主(Shopkeeper) は、目のマークが描かれたオレンジのボタンで起動する。起動後は店内を見回り、爆発物を使うなどの行為を見つけるとトラクタービームで引き寄せる。1回目・2回目は掴んで揺さぶるだけだが、3回目で大砲によって爆破される。ほかのSemibotが店主を停止させれば、この処理は中断できる。
