Returnal レビュー|死んでも蘇る惑星で踊る、キビキビ動く高難度ローグライトTPS
『Returnal™』は、『Resogun』などで知られるHousemarqueが手がけた、ローグライト要素を持つ三人称視点シューティング(TPS)です。謎の惑星に不時着した宇宙飛行士セレーネとなり、死んでは蘇る「デスループ」の中で、毎回姿を変える世界を駆け抜けます。元はPS5の看板タイトルとして高い評価を受けた一本で、PC版でもその完成度は健在。本稿では、キビキビとした爽快な戦闘と中毒性の高いローグライト構造を軸に、その魅力と気になる点を率直にレビューします。
- 死に戻り系には珍しく、動きが「キビキビ」軽快で爽快感が抜群
- 死ぬたびにマップ構造や武器性能が変わる、ふんだんなローグライト要素
- システムを理解すると中毒性が一気に増す「沼」タイプの一本
- 高難度だが、立ち回りのセオリーを覚えるほど上達を実感できる

近年の「死に戻り(デスループ)」を扱うゲームは数多くありますが、その多くは重量感のあるキャラクターが大剣を担いで重厚に戦うスタイル。それに対して本作『Returnal』は、まったく逆のアプローチを取っています。とにかく動きが速く、軽快なのです。
移動も速い、ジャンプも速い、敵の弾もサクサク避けられる。変な慣性や重量感はほとんどありません。あるプレイヤーは「動きキビキビ系」と表現し、その爽快なアクションを高く評価しています。撃って、避けて、また撃つ——このテンポの良さが、本作を唯一無二の体験にしています。
▶1. 高速で踊るような戦闘
本作の戦闘は、TPS弾幕シューティングと表現するのが近いでしょう。画面を埋め尽くす敵の弾を、高速移動とダッシュで掻い潜りながら撃ち返す。近接攻撃も織り交ぜられるため、ただのシューティングに留まらない爽快感があります。「ハイスピードで弾を搔い潜りながら戦うのが気持ちいい」という声が、その手触りを物語っています。
▶2. ふんだんなローグライト要素
死ぬたびにマップの構造が変化し、拾える武器のサブ射撃もランダム。装備品にはメリットとデメリットが同時に付くものもあり、リスクとリターンを天秤にかける判断が常に求められます。「ローグライクの要素がふんだんに使われていて、よく作られている」という評価通り、何度死んでも新鮮なプレイ感が保たれます。

▶3. 覚えるほど強くなる手応え
本作は、永続的なステータス強化がほとんどありません。つまり、強さの大半はプレイヤー自身の腕にかかっています。立ち回りのセオリーを覚え、最適な行動を詰めていくことで、少しずつ先へ進めるようになる——この「上達の実感」こそが本作の核心です。
本作は、最初こそ「プレイスタイルが分かりにくい」と感じる人が少なくありません。レジンで最大HPを上げる、弾切れ時は中央のゲージに合わせて「オーバーロード(即時リロード)」を狙う、回避はダッシュで——こうしたシステムを理解するまでは、戸惑いがあるでしょう。
しかし、ひとたびシステムが腑に落ちると、本作は強烈な中毒性を発揮します。「理解できてからは時間を見つけてプレイしてしまう」という声がそれを証明しています。ダークソウル系と違い、死ぬと失うものが大きいぶん、無駄死にやダメージを避ける緊張感が、一回一回の挑戦を濃密にしてくれます。
- 死に戻り系で随一のキビキビした爽快感
- 毎回変わるマップと武器でリプレイ性が高い
- 腕の上達がそのまま攻略に直結する
- 理解後の中毒性が凄まじい
- 序盤の難易度が異様に高い
- システム理解までの取っ付きにくさ
- 環境によってVRAM不足・カクつきの報告
- 死ぬと失うものが大きく人を選ぶ
正直にお伝えすると、本作には序盤の高い壁があります。「買って一日目は死にまくって、クリアできるのか?と思うほど」という声がある通り、慣れるまでは厳しい戦いが続きます(裏を返せば、中盤以降は簡単に感じるというバランスの指摘もあります)。
また、PC版ならではの課題として、動作面の重さがあります。「ビデオメモリ(16GB)がいっぱいになってカクつく」という報告もあり、快適に遊ぶにはそれなりのスペックと設定の調整が必要です。購入前に推奨環境を確認し、設定で画質を調整する前提で臨むのが安全でしょう。
