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Returnal レビュー|死んでも蘇る惑星で踊る、キビキビ動く高難度ローグライトTPS

10分で読めます232 閲覧
81
/100
非常に好評
11,073件のレビュー (81%が好評)
不評 19%好評 81%

良い点

  • +死に戻り系で随一のキビキビした爽快感
  • +毎回変わるマップと武器でリプレイ性が高い
  • +腕の上達がそのまま攻略に直結する
  • +理解後の中毒性が凄まじい

気になる点

  • -序盤の難易度が異様に高い
  • -システム理解までの取っ付きにくさ
  • -環境によってVRAM不足・カクつきの報告
  • -死ぬと失うものが大きく人を選ぶ

Returnal™』は、『Resogun』などで知られるHousemarqueが手がけた、ローグライト要素を持つ三人称視点シューティング(TPS)です。謎の惑星に不時着した宇宙飛行士セレーネとなり、死んでは蘇る「デスループ」の中で、毎回姿を変える世界を駆け抜けます。元はPS5の看板タイトルとして高い評価を受けた一本で、PC版でもその完成度は健在。本稿では、キビキビとした爽快な戦闘と中毒性の高いローグライト構造を軸に、その魅力と気になる点を率直にレビューします。

ジャンル
ローグライトTPS
評価
非常に好評(81%)
価格
¥7,590
難易度
高め(中毒性大)
  • 死に戻り系には珍しく、動きが「キビキビ」軽快で爽快感が抜群
  • 死ぬたびにマップ構造や武器性能が変わる、ふんだんなローグライト要素
  • システムを理解すると中毒性が一気に増す「沼」タイプの一本
  • 高難度だが、立ち回りのセオリーを覚えるほど上達を実感できる
Returnal の異星と戦闘
Returnal の異星と戦闘
死んでは蘇る、謎の惑星アトロポスが舞台(画像:Housemarque)

近年の「死に戻り(デスループ)」を扱うゲームは数多くありますが、その多くは重量感のあるキャラクターが大剣を担いで重厚に戦うスタイル。それに対して本作『Returnal』は、まったく逆のアプローチを取っています。とにかく動きが速く、軽快なのです。

移動も速い、ジャンプも速い、敵の弾もサクサク避けられる。変な慣性や重量感はほとんどありません。あるプレイヤーは「動きキビキビ系」と表現し、その爽快なアクションを高く評価しています。撃って、避けて、また撃つ——このテンポの良さが、本作を唯一無二の体験にしています。

1. 高速で踊るような戦闘

本作の戦闘は、TPS弾幕シューティングと表現するのが近いでしょう。画面を埋め尽くす敵の弾を、高速移動とダッシュで掻い潜りながら撃ち返す。近接攻撃も織り交ぜられるため、ただのシューティングに留まらない爽快感があります。「ハイスピードで弾を搔い潜りながら戦うのが気持ちいい」という声が、その手触りを物語っています。

19時間プレイ 高評価
動きキビキビ系。昨今の死に戻りゲーは動きが鈍重なキャラが大剣かついでもさいアクションするのが流行っているが、このゲームは本当に動きキビキビ。移動も早い。ジャンプも早い。敵の攻撃もサクサクよけられる。

2. ふんだんなローグライト要素

死ぬたびにマップの構造が変化し、拾える武器のサブ射撃もランダム。装備品にはメリットとデメリットが同時に付くものもあり、リスクとリターンを天秤にかける判断が常に求められます。「ローグライクの要素がふんだんに使われていて、よく作られている」という評価通り、何度死んでも新鮮なプレイ感が保たれます。

Returnal の弾幕戦闘
Returnal の弾幕戦闘
画面を埋める弾幕を掻い潜る、高速の戦闘(画像:Housemarque)

3. 覚えるほど強くなる手応え

本作は、永続的なステータス強化がほとんどありません。つまり、強さの大半はプレイヤー自身の腕にかかっています。立ち回りのセオリーを覚え、最適な行動を詰めていくことで、少しずつ先へ進めるようになる——この「上達の実感」こそが本作の核心です。

本作は、最初こそ「プレイスタイルが分かりにくい」と感じる人が少なくありません。レジンで最大HPを上げる、弾切れ時は中央のゲージに合わせて「オーバーロード(即時リロード)」を狙う、回避はダッシュで——こうしたシステムを理解するまでは、戸惑いがあるでしょう。

しかし、ひとたびシステムが腑に落ちると、本作は強烈な中毒性を発揮します。「理解できてからは時間を見つけてプレイしてしまう」という声がそれを証明しています。ダークソウル系と違い、死ぬと失うものが大きいぶん、無駄死にやダメージを避ける緊張感が、一回一回の挑戦を濃密にしてくれます。

魅力
  • 死に戻り系で随一のキビキビした爽快感
  • 毎回変わるマップと武器でリプレイ性が高い
  • 腕の上達がそのまま攻略に直結する
  • 理解後の中毒性が凄まじい
注意
  • 序盤の難易度が異様に高い
  • システム理解までの取っ付きにくさ
  • 環境によってVRAM不足・カクつきの報告
  • 死ぬと失うものが大きく人を選ぶ

本作の評価は「壁を越えられたか」で決まります。その壁がどこにあるのかは、Steamの実績達成率にはっきり出ています(いずれも2026年8月時点)。

到達点達成率
惑星サバイバル(アトロポスで生き抜く基礎を身につける)75.1%
オーバーロードを5回連続で成功させる68.9%
アドレナリンレベル最大に到達する82.5%
スーツ耐久度200%に到達する35.0%
環境適応(武器の熟練度レベル30に到達)21.0%
ヘリオス(すべての実績を獲得)1.2%

読み取れるのは2つです。

まず、基礎の習得(75.1%)とアドレナリン最大(82.5%)は多くの人が達成しています。 つまり**「操作が理解できない」段階で投げる人は少ない**。序盤の壁は理不尽さではなく、反復に耐えられるかどうかの壁です。

次に、熟練度レベル30が21.0%という落差です。 本作は永続強化が薄い代わりに武器熟練度が周回をまたいで積み上がりますが、そこまで使い込む人は5人に1人。裏を返せば、「積み上がるものがある」と気づけた人だけが先へ進めている構造になっています。

購入を検討するなら、「弾幕アクションが得意か」より**「同じ場所を何度も走り直せるか」**を基準にしたほうが判断を誤りません。

なお本編とは別にシミュレーションモードがあり、デイリーチャレンジで短時間の腕試しもできます(達成率13.1%)。

正直にお伝えすると、本作には序盤の高い壁があります。「買って一日目は死にまくって、クリアできるのか?と思うほど」という声がある通り、慣れるまでは厳しい戦いが続きます(裏を返せば、中盤以降は簡単に感じるというバランスの指摘もあります)。

また、PC版ならではの課題として、動作面の重さがあります。「ビデオメモリ(16GB)がいっぱいになってカクつく」という報告もあり、快適に遊ぶにはそれなりのスペックと設定の調整が必要です。購入前に推奨環境を確認し、設定で画質を調整する前提で臨むのが安全でしょう。

総合評価
死に戻りの常識を覆す爽快感。腕で殴り返す高難度ローグライトTPSの傑作
『Returnal』は、重厚さが主流の「死に戻り」ジャンルにおいて、キビキビとした高速アクションという真逆の魅力で存在感を放つ一本です。画面を埋める弾幕を掻い潜りながら撃ち返す戦闘は爽快そのもの。死ぬたびに変わるマップと武器、永続強化に頼らない設計が、上達の実感と強烈な中毒性を生み出します。序盤の難易度の高さやシステムの取っ付きにくさ、PCでの動作要求といった弱点はありますが、その壁を越えた先には「時間を忘れて没頭する」体験が待っています。ローグライトが好きな人、自分の腕で攻略を切り開く達成感を求める人に、強くおすすめできる隠れた傑作です。ただし基礎の習得までは7割以上が到達している一方、武器熟練度レベル30まで使い込んだ人は21.0%にとどまります。壁は理不尽さではなく反復に耐えられるかどうかなので、「同じ場所を何度も走り直せるか」を判断基準にしてください。価格は¥7,590(2026年8月時点、割引なし)です。
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