総合評価: 95/100 / Steam: Very Positive(非常に好評)/ レビュー数: 11,010件 / 好評率: 95%
- 痕跡から標本の正体を当てるのが核。知識がそのまま生存率になる
- 道具は1つしか持てない。ミニマップか探知機か回復かを選ぶ
- ステルスが機能していないという指摘が繰り返し出ている
- 早期アクセスでマップはまだ1つ。コンテンツ量は現状の弱点
Species: Unknown は、フランスの WanadevStudio が開発・販売する一人称視点の協力サバイバルホラーである。2025年10月23日に早期アクセスで配信が始まり、本記事の執筆時点では v0.24.3(2026年9月4日配信)まで更新が続いている。開発元は2026年7月28日に、正式版1.0へ向けたロードマップを延長すると告知した。
プレイヤーは廃棄された宇宙船へ送り込まれた傭兵で、依頼を遂行して生還するのが目的である。1人でも遊べるが、設計の中心は最大4人の協力プレイにある。本記事では、この作品の核である「相手の正体を突き止める」遊びと、早期アクセスゆえの弱点を扱う。

▶1. 相手が何かを、痕跡から突き止める
公式説明によれば、標本は5種類のインテリジェントな脅威から手順的に選ばれる。それぞれ行動・狩りの型・長所と短所が違うため、まず何がいるのかを調べることが最初の仕事になる。ここが本作の面白さの中心である。
別のプレイヤーも「ステージに入って最初に転がっている犠牲者の亡骸から、敵のタイプが大体判断できる」と書いている。恐怖に耐えるゲームというより、観察して当てるゲームである。
▶2. 道具は1つしか持てない
装備できる道具はモーショントラッカー・シールド・ヘルスシリンジ・ミニマップなどがあるが、持ち込めるのは1つだけである。片手に道具、もう片手に武器という構成になるため、何を選ぶかがそのまま立ち回りを決める。
21時間プレイしたユーザーは「探知機はソロではマップを把握していないと絶対に持たないほうがいい。袋小路に追い詰められて死ぬ」と書いている。マップを覚えているかどうかで、持つべき道具が変わるわけである。

なお武器はミッション開始時から手元にあり、この手のゲームとしては珍しく最初から反撃の手段がある。ただし公式が明言しているとおり、銃が常に助けになるとは限らない。あまりに頑強な標本や、そもそも触れられない標本もいる。
▶3. 4人で役割を分けたときが一番おもしろい
ミッションは、ブラックボックスなどのデータ回収、標本の排除、標本の捕獲、そして船ごとの破壊といった種類がある。船を安定させる作業には端末の操作も含まれ、誰かが手を止めている間は他の誰かが守る、という分担が自然に生まれる。

ミッションは受ける前に条件を確認でき、報酬と難易度を見比べて選べる。高難易度を選ぶほど報酬は増えるが、復活が1回だけ、武器を持たない状態で開始といった縛りが重なっていく。
復活回数はチームで共有される。画面下部に残数が表示され、これが尽きると後がない。報酬のクレジットは装備の強化や新しい道具の購入、外見のカスタマイズ、そして収集した情報をまとめる生物の博物館に使える。
対処の幅もある程度は用意されている。49時間プレイしたユーザーは「弱点武器を手に入れる前に、爆弾を使って攻めに行くこともできる」と書いており、正解の1手だけを強いられる作りにはなっていない。
▶ステルスが機能していない
最も多く挙がっている不満がこれである。隠れる行為が成立しないという指摘が、高評価・不評の双方から出ている。
不評レビューでは、より強く「敵に音や視覚による索敵の仕組みが無く、常にプレイヤーの居場所を把握している」と表現されている。隠れて切り抜ける遊びを期待していると、期待とずれる可能性が高い。同じレビューは、初期状態のスタミナでは走れる時間が短すぎるとも指摘している。逃げに頼る立ち回りも、強化を進めるまでは安定しない。
▶逃げ場のない状況がある
機械型の標本についても、こちらが武器を確保する前に現れて一方的に撃たれるという声がある。走れば逃げられる、武装部位を壊せば倒せるといった対処法はあるものの、知らないうちは理不尽に感じやすい。
▶コンテンツ量がまだ足りない
実際、公式のニュースを追うと更新は継続している。2026年に入ってからも近接ボイスチャットの追加(v0.19)、使い切りカプセルの追加(v0.20)、新しい標本の追加(v0.21)、新しいミッション修飾子(v0.24)と積み上げられている。いま買って育つのを待つか、揃ってから買うかの判断になる。
マルチ(2〜4人)向き
- チェイス役と作業役で分担できる
- 道具を分担して持てる
- くっついて動けば襲われにくい標本もいる
ソロの注意点
- 単独を狙う即死持ちの標本がつらい
- 道具1つの制約が重くのしかかる
- 高難易度は復活1回などの縛りが重なる
- 友人と3〜4人で、短い周回を何度も回したい人
- 敵の生態を覚えて対処するタイプの遊びが好きな人
- SFホラーの雰囲気そのものを味わいたい人
- 早期アクセスの作品が育つ過程を追うのが苦にならない人
- 隠れてやり過ごすステルスを期待している人
- ソロ専用で遊ぶつもりの人(設計が協力前提に寄っている)
- マップやコンテンツの量を重視する人
- 実績を集めたい人(現時点で実績は未実装)
早期アクセスの作品なので、本記事の内容は v0.24.3 時点のものである。開発元は正式版1.0までのロードマップを公開しており、更新の頻度も月1回前後で保たれている。購入を迷っている場合は、Steamのゲームページからニュース欄を開き、追加されたマップと標本の数を確認してから決めるとよい。

