『Stray』は誰でも最後まで遊べる親切な作りだが、雰囲気に浸って進めるうちに収集要素やサブ要素を見逃しやすい。本記事では、物語の核心に触れない範囲で、冒険を快適に進め取りこぼしを防ぐコツを、である調で整理する(ネタバレなし)。

- 一本道だが収集要素は見逃しやすい。各エリアを隅々まで探索する
- 相棒ドローンB-12の反応を手がかりに思い出やアイテムを集める
- 猫ならではの高所・隙間を意識して立体的に探す
- 取り逃した収集物はクリア後の章選択で回収できる
▶1. B-12と周囲をよく観察する
相棒のドローンB-12は、ヒントの提示やアイテムの保管など冒険の補助役だ。進路に迷ったらB-12のヒントや、光って見える手がかりを確認する。猫の視点は低いため、高所に登って全体を見渡すと進路が見つかりやすい。
▶2. 「ニャー」や爪研ぎも進行に関わることがある
猫ならではのアクション(鳴く・爪を研ぐ・物を倒す)は演出だけでなく、仕掛けやロボットとの交流のきっかけになる場面がある。気になるオブジェクトには積極的に干渉してみるとよい。
これは感覚的な話ではない。 実績の条件を並べると、猫らしい行動そのものがゲームの中身として設計されていることが分かる(いずれも2026年8月時点)。
| 実績 | 条件 | 達成率 |
|---|---|---|
| 好奇心は猫をも殺す | 紙袋を被る | 70.0% |
| 猫の運動会 | 500回ジャンプする | 65.1% |
| おしゃべり猫 | 100回ニャーと鳴く | 64.9% |
| キャットストロフィ | ロボットと共に麻雀をする | 35.4% |
| 猫の親友 | ロボット5体にすりすりする | 25.9% |
| ニャンク・シュート | バスケのダンクを決める | 15.3% |
| テレキャット | 全TVチャンネルを見る | 14.8% |
| 充実した日 | 1時間以上寝る | 5.5% |
「500回ジャンプ」と「100回ニャー」が6割台なのは、普通に遊んでいれば自然に届くからだ。一方麻雀(35.4%)やTVチャンネル(14.8%)は、寄り道しないと届かない。
つまり**「猫として遊ぶこと」自体が取りこぼしやすい**。物語を追うだけでも成立する作品だが、先を急ぐとこの作品でいちばん独特な部分を飛ばすことになる。
▶1. 広いエリアは「寄り道前提」で歩く
序盤と中盤の一部には、自由に歩き回れる街エリアがある。ここはメインを進める前に隅々まで探索するのがおすすめだ。一度先に進むと戻れなくなる場面もあるため、広場や路地はくまなく回っておくとよい。
▶2. 収集要素・実績を意識する
本作には収集要素や、特定の行動で解除される実績が用意されている。コンプリートを狙うなら、各エリアで「何か拾えるもの・特別な行動ができる場所」がないかを意識する。一周で取り逃しても、章選択で後から回収できる場合がある。
取りこぼさない進め方
- 街エリアは先に進む前に探索しきる
- 高所に登って全体を見渡す
- 気になるオブジェクトに干渉してみる
- B-12のヒントを活用する
後悔しがちな進め方
- メインだけ追って街を素通り
- 戻れなくなる前に探索しない
- 収集要素を意識せず進める
- 進路に迷って手がかりを見落とす

本作の収集要素は3種類あり、それぞれ達成すると見た目や実績に反映される。何を集めるのかを先に知っておくと、探索の目的がはっきりする。
▶1. メモリー(思い出)
相棒B-12が失った記憶を取り戻す収集要素で、各章に分散して配置されている。すべて集めるとバックパックが虹色に変化し、専用の実績が解除される。B-12が反応する場所が手がかりになるため、気になるオブジェクトの前では一度立ち止まるとよい。
▶2. 楽譜(全8枚)
音楽をテーマにした収集要素で、合計8枚が世界各所に隠されている。集めた楽譜は、音楽好きのロボットMorusque(モルスク)に渡すことで意味を持ち、すべて渡すとミュージックバッジと実績が手に入る。単に拾うだけでなく「渡す」までが1セットである点に注意したい。
▶3. バッジ
入手するとバックパックに取り付けられ、見た目が変化する収集要素だ。こちらも実績に対応している。バッジは楽譜の完走報酬のように、特定の条件を満たすことで得られるものがある。
▶★到達率で見ると難易度が二層に分かれている
同じ「収集」でも、達成率にはっきり差が出る(いずれも2026年8月時点)。
| 実績 | 条件 | 達成率 |
|---|---|---|
| ニャロディ | 全ての楽譜をMorusqueに渡す | 20.6% |
| 猫の印 | バッジを全て集める | 5.5% |
| なわばり | 全チャプターでひっかく | 4.4% |
楽譜は20.6%が達成しているのに、バッジとなわばりは5%前後まで落ちる。 理由は取り逃しの効き方が違うからだ。
とくに注意したいのが「なわばり」である。 これは特定の場所を何箇所も回る収集ではなく、「全チャプターで爪を研ぐ」という条件だ。つまり1つの章で忘れると、その周回では埋まらない。本作は全12章構成なので、最初の章から意識していないと成立しない実績になっている。
バッジも同様に取り逃しが効く。コンプリートを狙うなら1周目から意識する、そうでなければ気にせず物語を追い、二周目で回収する——このどちらかに割り切るのが現実的だ。
本作は「短い」と評されることが多い。実際どれくらい短いかというと、実績「スピード命(2時間以内にゲームを完了する)」が存在し、達成率は2.6%(2026年8月時点)である。
つまり2時間で走り抜けることが「速攻」として実績になる規模であり、普通に遊んで数時間で終わる。先を急いで短縮する意味がほとんど無いということだ。
これは上で挙げた「猫として遊ぶ部分が取りこぼしやすい」という話と直結する。節約できる時間はせいぜい数時間なのに、飛ばして失うものは作品の個性そのものである。
- 紙袋を被る、TVを眺める、ロボットと麻雀をする
- 高所に登って街を見下ろす
- 気になったものに一度は干渉してみる
こうした寄り道に付き合うほうが、同じ数時間の使い方としてはるかに得になる。逆に周回前提で「1周目は物語だけ、2周目で収集」と決めるのも合理的で、短さがそれを可能にしている。
物語の一部には、敵から逃げる追跡パートがある。ここでは戦うよりも、立ち止まらず前進し、B-12や周囲のオブジェクトを使って切り抜けるのが基本だ。焦って操作を誤りやすいので、進行方向を見失わないことを意識すれば十分に乗り越えられる。

