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V Risingレビュー|城を築き、夜を支配する——吸血鬼サバイバルが描く「狩る者」の物語

22 閲覧
80
/100
非常に好評
53,969件のレビュー (80%が好評)
不評 20%好評 80%

良い点

  • +吸血鬼ロールプレイの没入感(昼夜サイクル、血の質システム)
  • +ボス撃破による達成感のあるMetroidvania型進行
  • +クォータービューで本格的なソウルライク戦闘
  • +グリッド建築で機能と装飾を両立できる城建設
  • +マルチプレイで真価を発揮する設計

気になる点

  • -ソロは中盤以降のボス戦が過酷(マルチ前提の調整)
  • -アップデート後にクラッシュ報告あり
  • -序盤10〜20時間は素材集めが冗長に感じやすい

V Risingレビュー|城を築き、夜を支配する——吸血鬼サバイバルが描く「狩る者」の物語

総合評価: 80/100 / Steam: Very Positive(非常に好評)/ レビュー数: 53,969件 / 好評率: 80%

通常価格
¥3,400
セール時
¥1,530
実績数
49
推奨プレイ
50-150h

スウェーデンのStunlock Studiosが手掛ける 「V Rising」 は、ひ弱な吸血鬼として目覚めた主人公が、血を求めて狩り、城を築き、ゴシック・オープンワールドで支配を広げていくアクションサバイバルです。2022年のアーリーアクセス公開時から累計53,000件超のレビューを集め、Steam評価は「非常に好評」を維持しています。

本作の魅力は単純なサバイバルゲームの枠を超えたところにあります。クォータービュー視点で繰り広げられる本格的なアクション戦闘、ボスを倒して能力を獲得していくMetroidvania的な進行設計、そしてグリッドベースで自由に組み上げる城建築——複数のジャンルの面白さを一つの吸血鬼ファンタジーに溶かし込んだ意欲作です。本レビューでは購入判断の役に立つよう、長時間プレイヤーの声と批判的意見の両方を踏まえて評価していきます。

開発元Stunlock Studios
リリース日2024年5月8日(EA: 2022年5月)
ジャンルアクション/サバイバル/MM
日本語対応UI・音声・字幕 完全対応
マルチプレイ最大40人サーバー
DLC5種(Castlevaniaコラボ含む)
V Rising ゲームプレイ画面
V Rising ゲームプレイ画面
クォータービュー視点のゴシック・オープンワールド(画像:Stunlock Studios)

1. 吸血鬼ロールプレイの没入感

V Risingが他のサバイバルゲームと一線を画すのは、「吸血鬼として生きる」というロールプレイ要素の徹底ぶりです。日中は太陽光に焼かれて致命的なダメージを受けるため、プレイヤーは自然と夜行性の生活サイクルを身につけていきます。狩りに出るのは夕暮れから夜明けまで、昼間は地下や日陰を縫って移動し、城に戻って製作・準備を整える——この昼夜の制約が単なるギミックではなく、ゲーム体験そのものを規定している点が秀逸です。

13時間プレイ 高評価
太陽光から逃げ隠れしながら血液をすすって生きる「吸血鬼ライフ」が楽しい。城に色付きライトを設置してゲーミング城にできるのも最高だ。

血を吸う対象によってバフが変化する 「血の質」システム も特徴的です。戦士から吸えば攻撃力が、職人から吸えば製作効率が上昇するなど、敵を選んで狩る戦略性が生まれます。ただ強い敵を倒すのではなく「誰の血を吸うか」を意識する設計が、吸血鬼というテーマを単なる外装に終わらせていません。

2. ボス撃破による進行システム

本作の進行は典型的なサバイバルゲームの「素材を集めて技術ツリーを開放」とは異なり、特定のネームドボスを倒すことで能力を獲得する Metroidvania風の構造を取ります。新しい武器の作り方、新しい呪文、新しい召喚獣——いずれもマップに点在するV Bloodと呼ばれるボスを討伐することで初めて開放されます。

213時間プレイ 高評価
強い敵を倒すと、その敵が持っていた技術や能力が解放される。マップ上にレベル順にボスが配置されているので、自分の今の実力に見合う相手を選んで挑む流れがクセになる。

このシステムが優れているのは、プレイヤーの実力が直接プログレッションに反映される 点です。レベルを上げるためのグラインドではなく、目の前のボスとの戦闘そのものが報酬になります。Soulslike経験者にも訴求するアクション性の高さで、回避・パリィ・呪文タイミングを駆使する戦闘は「殴れば勝てる」とは程遠いです。

127時間プレイ 高評価
ディアブロ系のアクションRPG的な戦闘と、サバイバルの拠点開発が融合している。レベル上げのグラインドで強くなるんじゃなく、勝ったら強くなれる。腕前が問われるゲーム。
V Rising ボス戦闘
V Rising ボス戦闘
回避・パリィ・呪文を駆使するソウルライクなボス戦(画像:Stunlock Studios)

3. 城建設の自由度と機能性

サバイバルゲームの根幹である拠点建設も、本作では「吸血鬼の城」という強固なテーマで彩られています。グリッドベースの建築システムで壁・床・家具を配置していきますが、見た目だけの飾りではなく、製作設備の配置効率や防衛動線が攻略の鍵になります。各設備の周囲には影響範囲があり、効率的なレイアウト設計そのものがミニゲーム化しています。

55時間プレイ 高評価
Cruelモード以外は適度な難易度で、建築システムは初心者でも触りやすく、奥が深い。城のデザインを練り込むだけで何時間も溶ける。

ステンドグラスや王座、地下牢、棺桶といったゴシック調の装飾も豊富で、機能とロマンを両立できます。PvPサーバーでは他プレイヤーから城を守る防衛戦も発生するため、トラップ配置や入口の配置までもがゲームプレイの一部となります。

V Rising 城建設
V Rising 城建設
グリッドベースで自由に組み上げる吸血鬼の城(画像:Stunlock Studios)

高評価の一方で、購入前に押さえておくべき弱点もあります。

ソロプレイの難易度バランス

最も多く指摘される問題は ソロとマルチプレイの難易度ギャップ です。本作は協力プレイ前提の調整が随所に見られ、ソロで挑むと中盤以降のボス戦が極端に厳しくなる傾向があります。

29時間プレイ 不評
ソロは難しすぎ、マルチは簡単すぎる。サンドボックスというより、決められた順序でボスを倒していくゲーム。ボス会場までの移動も冗長。

サンドボックス的な自由度を期待してくると、実際にはチュートリアル兼導線に沿ったボスラッシュ的構造であることに違和感を抱くプレイヤーは少なくありません。難易度設定でカスタマイズは可能ですが、デフォルト設定でのソロ体験はやや過酷な部類です。

アップデート後の安定性問題

最近のアップデート以降、一部環境で フリーズやクラッシュが頻発する との報告も上がっています。

5.9時間プレイ 不評
アップデート後、フリーズとPCクラッシュが頻繁に発生してプレイが続けられない。

すべての環境で起きるわけではありませんが、購入前にはSteamフォーラムで自分のGPU・OS構成に関する報告を確認しておく方が安全です。発生頻度はそこまで高くないものの、起きると致命的というタイプの問題です。

序盤からのテンポ

サバイバルゲーム特有の「序盤の素材集めが冗長」という感覚も本作には残ります。ボス撃破までの導線は明確ですが、最初の数時間は移動と採集が中心になりがちで、戦闘の楽しさが本格的に解放されるのは10〜20時間以降。最初の山を越えるまで継続できるかが評価の分かれ目になります。

マルチプレイ向き

  • 難易度バランスが調整済み
  • 建築・分業で深みが出る
  • PvPサーバーで城防衛の戦略性
  • フレンドと長く遊べる

ソロプレイの注意点

  • 中盤以降のボス戦が過酷
  • マップ移動が単調に感じやすい
  • 難易度カスタマイズが必須級
  • 建築の楽しみは存分に味わえる
豆知識: 公式設定で「テレポート時の素材持ち込み許可」「素材コスト軽減」を有効化すると、ソロでも快適にプレイできます。Cruel(クルーエル)難易度は熟練者向けなので、初プレイはBrutalで十分歯ごたえがあります。
  • ダークファンタジーやゴシックホラーの世界観が好きな方
  • アクション性のあるサバイバルを求めるプレイヤー(ARK、Valheim等の経験者)
  • 城・拠点を作り込むのが好きな建築派
  • 友人とのCo-opプレイを楽しみたい方
  • Soulslike的な歯ごたえのある戦闘を歓迎する方
  • 完全な「自由なサンドボックス」を期待している方
  • ソロ専用でカジュアルに遊びたい方
  • PvPで一方的に襲われるストレスに耐えられない方
  • 序盤のグラインドに耐性がない方
最終評価
100時間遊べる吸血鬼ファンタジー、セール時の購入が最適解
V Risingは「吸血鬼として君臨する」というテーマを徹底的に追求した、ジャンルの混合に成功している珍しいタイトルです。アクションRPGの歯ごたえ、サバイバルの資源管理、Metroidvaniaの進行設計、城建築の創造性——一見バラバラな要素を吸血鬼ファンタジーで一本筋に繋いだ手腕は見事です。協力プレイ可能なフレンドが1人でもいるなら満足度は跳ね上がり、ソロ中心なら難易度カスタマイズ前提で覚悟を持って臨んでください。価格は通常¥3,400ですが頻繁に大型セールで半額以下になるため、未経験ならセール時に手を取るのが賢い選択です。

執筆時点では55%オフで ¥1,530 と、過去の値引き履歴を踏まえても十分安い水準にあります。「夜の支配者として城を構える」 という幻想を現実にしてくれる、唯一無二の体験がここにあります。

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