Bloodstained: Ritual of the Night レビュー|「悪魔城」の魂を継ぐ、正統派メトロイドヴァニアの傑作
『悪魔城ドラキュラ 月下の夜想曲』を生んだ五十嵐孝司氏が、その魂を受け継いで世に送り出した――そう聞いただけで期待が高まるファンは多いはずです。『Bloodstained: Ritual of the Night』は、まさに**「月下」の系譜を正統に受け継ぐ探索型横スクロールアクションRPG**であり、ジャンルの愛好家から高い評価を得ています。

『Bloodstained: Ritual of the Night』は、錬金術師の呪いで体が結晶化していく少女ミリアムを操作し、悪魔がはびこる巨大な城を探索する作品です。敵を倒して能力(シャード)を獲得し、装備やアイテムを集めて少しずつ行ける範囲を広げていくという、メトロイドヴァニアの王道を高い完成度で体現しています。
好評率93%という数字が、ジャンルファンの期待にしっかり応えたことを物語っています。
▶1. 「シャード」による無限の戦術
本作の核は、**敵から獲得する能力「シャード」**システムです。攻撃魔法、使い魔、補助効果など多彩なシャードを組み合わせ、自分だけの戦闘スタイルを構築できる自由度が魅力。「月下」のソウルシステムを彷彿とさせる中毒性があります。
▶2. 探索とやり込みの充実
広大な城を隅々まで探索し、隠し部屋やショートカットを発見していく喜びは格別です。クラフト・料理・装備収集といったやり込み要素も豊富で、クリア後も長く遊べる懐の深さがあります。

▶3. ボリュームと価格のバランス
20〜40時間というしっかりしたボリュームを、手頃な価格で楽しめるコストパフォーマンスの高さも見逃せません。ゴシックな世界観と美しいビジュアルも、世界観への没入を高めてくれます。
▶1. システムの多さに序盤は戸惑う
シャード、クラフト、料理など要素が多く、序盤はやや把握に時間がかかります。とはいえ、慣れてしまえばそれぞれが攻略の幅を広げる楽しさに変わります。
▶2. ジャンルの様式に忠実ゆえの好み
行ったり来たりの探索(バックトラック)など、メトロイドヴァニア特有の様式が肌に合わない人もいるかもしれません。逆にジャンルが好きなら、その様式こそが魅力になります。

- 『悪魔城ドラキュラ 月下の夜想曲』が好きだった人
- 探索型横スクロールアクションが好きな人
- ビルド構築とやり込みを楽しみたい人
逆に、一本道で短時間に終わる体験を求める人には、本作の探索様式は冗長に感じられるかもしれません。

