総合評価: 90/100 / Steam: Very Positive(非常に好評)/ レビュー数: 165,029件 / 好評率: 90%
- ネットロア「バックルーム」を題材にした最大4人の協力ホラー探索
- 30以上のレベルを進む構成で、価格¥1,200に対しボリュームが大きい
- 近接ボイスチャットと最小限のUIが没入感と恐怖感を高める
- 一部レベルの難易度が高く、ソロや攻略情報なしでは苦戦しやすい
Escape the Backrooms は、Fancy Games らが手がけ Secret Mode が販売する協力型ホラー探索ゲームです。インターネット発の都市伝説「バックルーム(Backrooms)」を題材に、無機質で不気味な空間を最大4人で探索し、出口を探して脱出していきます。2022年に早期アクセスを開始し、2025年10月に正式版としてリリースされました。2026年8月時点でレビュー数は15万件を超え、好評率90%という高い支持を得ています。
本記事では、友人と遊ぶ体験としての完成度と、価格に対するボリューム、そして難易度面での気になる点を、実際のプレイヤーレビューを交えて率直にお伝えします。

▶1. 「日常が壊れた空間」の再現度と没入感
黄ばんだ壁紙と蛍光灯が延々と続く空間、意味不明な構造、突然現れる存在――バックルームというネットロアの空気感が丁寧に再現されています。UIは最小限に抑えられ、近接ボイスチャット(距離によって声の聞こえ方が変わる仕組み)が没入感をさらに高めています。
▶2. 最大4人で挑む協力プレイ
本作の魅力は何といっても友人との協力プレイです。全員が出口に到達しなければ次へ進めないため、はぐれた仲間を探し、情報を共有し、逃げるときは声を掛け合う――その一連のやり取りがそのまま面白さになります。恐怖と笑いが同時に生まれる体験は、ソロとはまったく別物です。

▶3. 価格に対するボリューム
30を超えるレベルが用意され、それぞれ景観もギミックも異なります。通常価格¥1,200という手頃さを考えると、遊べる時間あたりの満足度は非常に高いと言えます。友人を誘うハードルが低い価格帯であることも、協力ゲームとしては大きな長所です。
高評価が多い一方、難易度と終盤の展開には指摘があります。
▶一部レベルの難易度と単調さ
レベルによっては難易度が高く、道に迷い続けて苦痛に感じるという声があります。特にソロや、攻略情報なしで挑むと詰まりやすくなります。また終盤は既存のギミックの繰り返しになり、展開が読めてしまうという指摘もあります。
マルチ(協力)が断然おすすめ
- 恐怖と笑いが同時に生まれる
- 迷子や謎解きを分担できる
- 近接ボイスチャットが盛り上がる
ソロの注意点
- 迷ったときに頼れる相手がいない
- 難易度の高いレベルで詰まりやすい
- 純粋な恐怖を味わいたい人には向く
▶難易度は4段階。最上位は「4人」が条件です
難易度はEasy / Normal / Hard / Nightmareの4段階です。 このうちNightmareだけは「4人で」クリアすることが条件として設定されています。
つまりすべてを埋めるには4人を集める必要があります。 2〜3人で遊ぶ前提なら、そこは最初から対象外と考えておくほうが気が楽です。
もう一つ意外なのが、Easyでクリアした人より、マルチプレイのNormalでクリアした人のほうが 3倍以上多いことです(2026年8月時点のSteam実績統計)。 普通なら簡単な難易度ほど達成者が多いはずですが、本作では逆転しています。 協力ホラーとして友達と遊ぶのが標準の入り方で、 ひとりでEasyを選ぶという入り方自体が少数派だということです。
▶レベルの番号は進行順ではありません
攻略情報を探すときに戸惑うのがここです。 本作のレベルは Level 0 から始まりますが、そのあとは Habitable Zone、Pipe Dreams といった名前のついたレベルが挟まり、 さらに Level 94、Level 3999、Level 974 と大きな番号が順不同で現れます。
ちなみに最も大きい番号は Level 9223372036854775807 です。 これは64ビット符号付き整数の最大値(2の63乗マイナス1)で、 Backroomsという題材らしい遊び心が名前にも出ています。
番号の大小と進行順は一致しません。 情報を探すときは番号ではなくレベル名で覚えるほうが確実です。
▶「クリア」と「最終エンディング」は別です
本作にはゲームをクリアすることと最終エンディングに到達することが、 別々の区切りとして用意されています。
実績統計では、マルチプレイのNormalでクリアした人が25.7%いるのに対し、 **最終エンディングに到達した人は9.3%**にとどまります。 「一通り遊んだ」と「最後まで見た」のあいだには、それだけの距離があります。
購入時に「30を超えるレベルを全部見る」つもりでいると、 思ったより長い道のりになる点は見込んでおいてください。
- 友人とワイワイ協力してホラーを楽しみたい人
- バックルームなどネットロアの世界観が好きな人
- 手頃な価格でボリュームのある協力ゲームを探している人
- 一人で黙々と遊びたい人(マルチ前提の設計)
- 迷路や探索で迷うのがストレスな人
- 明快な導線と親切なガイドを求める人
価格は通常¥1,200と手頃で、セールではさらに安くなります。友人と一緒に買っても負担が小さいため、協力プレイ目的なら人数分そろえてしまうのが最も満足度の高い遊び方です。

