総合評価: 80/100 / Steam:「非常に好評」/ 2026年8月時点でレビュー93,662件・好評率83%
- 総合評価:非常に好評(80/100)
- 最大の魅力:シリーズ史上最大の都市エリアとなった東京
- 独自性:峠バトルと、リストバンドで進む「レジェンド」への道
- 気になる点:AIドライバーの挙動と、セールがほぼない価格
Playground Gamesが2026年5月にリリースした『Forza Horizon 6』は、シリーズ伝統のオープンワールド・アーケードレースの最新作です。今作の舞台は日本。シリーズ史上最も高密度なマップを掲げ、Horizon史上最大の都市エリアとなる東京から山岳部までを一続きの世界として走れます。
Steamでは2026年8月時点で累計93,662件のレビューを集め、好評率83%の**「非常に好評」**を維持しています。同時接続も1万人台後半を保っており、シリーズの中でも活況な部類です。

▶1. 都市が主役になった初めてのHorizon
シリーズはこれまで、広大な自然と点在する街という構成を取ってきました。本作はそこを変えています。東京がHorizon史上最大の都市エリアとして据えられ、公式も**「シリーズ史上最も高密度なマップ」**と表現しています。
効いているのは立体的な地形です。高架、地下、坂の多い市街地が絡み合い、これまでの「平面を広く走る」感覚とは違う密度が出ています。郊外の道、象徴的なダウンタウンのストリート、波止場、産業地区——同じ都市の中で路面と景色の性格が切り替わるので、走っていて単調になりにくい。
田舎と都会のコントラストという設計上、山岳部へ抜けたときの落差も大きく、1本のドライブの中で景色が何度も変わるのが本作の持ち味です。
▶2. 峠バトルとJDM——題材への踏み込み
舞台を日本にしただけで終わらせていない点は評価できます。峠バトルが正面から実装され、JDMクラシックカーを含む実在の550台以上が収録されています。日本の車文化に根ざした物語も用意されており、「日本っぽい景色を走るForza」ではなく、題材そのものを扱いにいっている構成です。
ハンドリング面では、最大540度のホイールローテーションに対応したステアリングアニメーションと刷新されたエンジンオーディオが入り、ハンコン環境での情報量が増えています。
▶3. 進行が「リストバンド」で整理された
進行は分かりやすく段階化されています。観光客としてスタートし、ルーキードライバーとしての実力を示し、Horizon招待レースで出場権を得て、新しいリストバンドを重ねながらHorizonレジェンドを目指す——という道筋です。称号を得た者だけが入れる**「レジェンドアイランド」**という到達点も用意されています。
探索側には発見日誌があり、レースを回すだけでは埋まりません。「走る」と「見つける」が別々の進行として立っているので、気分に応じて選べるのは快適です。
▶4. 動的な天候と季節の変化
シリーズ伝統の季節変化システムは日本という舞台と相性が良く、同じ道でも週が変わると別の景色になります。季節限定イベントの報酬車はその期間中しか正規入手できないため、欲しい車が並んでいる週は優先して消化するという遊び方になります。
▶5. 遊びの受け皿が広い
マルチには協力型のLINKスキル、タイムアタックサーキット、ドラッグミート、カーミート、スペックレースチャンピオンシップ、エリミネーターやかくれんぼが揃います。イベント作成のコーラボ(イベントラボのアップグレード版)はマルチプレイヤー対応かつワールド内のどこでも建設可能になり、公式コンテンツを消化し切った後の受け皿として機能しています。
邸宅をアンロックすると山の谷間で自由に建設できるようになり、カスタマイズ可能なガレージにコレクションを並べられます。
▶6. 間口の広さは本気で作られている
公式が**「シリーズ史上最も親しみやすいHorizon」を掲げているとおり、支援機能が充実しています。運転そのものを任せられるAutoDrive**、周囲の車両を把握しやすくする近接レーダー、細かく調整できるハイコントラストモード、そしてアメリカ手話およびイギリス手話への対応。
レースゲームで手話対応まで踏み込んでいる例は多くありません。難易度を下げる以外の選択肢が用意されている点は、素直に評価したいところです。

▶AIドライバーの挙動
シリーズ恒例の問題ですが、AIドライバーが攻撃的で、リアリティを損なう挙動が散見されます。前作から持ち越された不満がそのまま残っている、という指摘は根強くあります。
▶価格とセールのなさ
¥9,800というシリーズ最高水準の価格で、しかも2026年8月時点で割引は行われていません。Xbox/PC Game Pass経由で遊べる環境があるなら、そちらのほうが明確に有利です。Steamで買う場合は「セールを待つ」戦略が効きにくい点を織り込む必要があります。
▶車両ビルドが初心者に不親切
チューニング項目が多く、何をどう上げれば速くなるのかが画面から読み取りにくいという声があります。PIの使い方を理解するまでは、購入したままの状態で走らされることになりがちです。
▶キャラクター作成の制限
日本舞台にもかかわらず、アジア系の顔の作成パターンが少ないという指摘もあります。

- Forza Horizon シリーズファン
- 日本の景観と車文化をゲームで楽しみたい方
- 峠やJDM文化に思い入れのある方
- アーケード系レースゲームが好きな方
- ハンコン・コントローラで快適に遊びたい方
- リアル系レースシム(Assetto Corsaなど)が好きな方
- 価格を最重視する方(Game Pass検討)
- AIドライバーの粗さに耐えられない方
- 自然の中を走る従来のHorizonを求める方

