Sons Of The Forest レビュー|食人族の島で、建築の自由に溺れるサバイバルクラフト
『Sons Of The Forest』は、名作サバイバルホラー『The Forest』の続編にあたる、Endnight Gamesのサバイバルクラフトゲームです。墜落した無人島で、食人族(ミュータント)が徘徊する大自然を相手に、拠点を築き、食料を確保し、夜の襲撃を生き延びていきます。前作から大幅に進化したグラフィックと建築システムが話題を呼び、Steamレビューは30万件を超えて「非常に好評」。本稿では、本作が「食うか食われるか」のサバイバルでどんな体験を提供してくれるのか、実プレイヤーの声とともにレビューします。
- 自由度の高い建築システムが白眉。巨大建築も思いのままで「建築は神」の声多数
- 食人族・ミュータントの不気味な行動とB級ホラー的なノリが魅力
- 前作よりサバイバル感は薄れたが、やれることが増えてクラフトゲーとして進化
- 仲間NPCや友達との協力プレイで、孤独な無人島がぐっと楽しくなる

本作の舞台は、墜落事故で取り残された孤島。そこは、人を狩って食らう食人族と、得体の知れないミュータントが棲む危険地帯です。プレイヤーは、いざとなれば彼らを鍋料理や焼肉にしてでも空腹を満たす——そんな「食うか食われるか」のサバイバルを体験します。
前作『The Forest』の遺伝子を受け継ぎつつ、グラフィックは格段に向上。大自然のスケール感が増し、無人島で生き延びる緊張と高揚を、より生々しく味わえるようになりました。
▶1. 「建築は神」と評される自由な拠点作り
本作で多くのプレイヤーが熱狂するのが、建築システムです。木を切り倒し、丸太を組み、壁を立て、拠点を築いていく——その自由度が圧倒的なのです。「建てられなそうな場所もアイデア次第で建てられる」「幅100メートル超えの巨大建築物も可能」と、創造性をフルに発揮できます。
▶2. 不気味な食人族とミュータント
本作のホラー的な見応えは、やはり敵の存在です。食人族は最初こそ遠巻きに観察してくるだけですが、日数が経つにつれて行動がエスカレート。集団で襲ってくる様子は緊張感たっぷりです。設置した罠に敵が次々ハマって砕け散る爽快感も、本作ならではの楽しみです。

▶3. 仲間NPCと協力プレイ
本作には、プレイヤーを助けてくれる仲間NPC(ケルビンやヴァージニア)が登場します。あるプレイヤーは「プレイヤーがうなずくとNPCが反応してくれる」点を挙げ、「孤独が紛れて非常に良い」と語ります。さらにマルチプレイにも対応しており、友達と試行錯誤しながら拠点を作る時間は格別です。
前作と比べると、本作は銃が使えたり、建築物に電気を通せたりと、できることが大幅に増えました。その分、原始的なサバイバル感はやや薄れていますが、「クラフトゲーとしては進化した」「フォールアウト4みたいなジャンルが好きな人はハマる」と好意的に受け止められています。
一方で、本作は「ホラーやB級ハリウッド映画的なノリ」を主軸に据えており、ゲーム的な楽しさを優先して割り切った部分(ロード時のアイテム復活など)もあります。リアル一辺倒ではなく、遊びやすさとのバランスを取った設計です。
- 圧倒的に自由な建築システム
- 不気味な食人族とB級ホラーのノリ
- 仲間NPC・協力プレイで楽しさ倍増
- 銃・電気などクラフトの幅が広い
- 序盤は装備が乏しく難易度が高め
- 日本語翻訳に粗さが残る
- マルチでフリーズ等の不具合報告も
- 説明が少なく序盤は手探りになりがち
正直にお伝えすると、序盤はやや不親切です。説明が少なく「どこへ行けばいいか分からない」まま放置してしまう人もいます。装備が整わないうちに夜の襲撃が激しくなり、序盤で心が折れかける、という声も。
また、日本語翻訳には粗さが残り、特に道中で手に入る文書(ストーリーの鍵)が読みづらいという指摘があります。マルチプレイでフリーズが頻発したという報告もあり、安定性に課題が残る場面もあります。とはいえ、これらを差し引いても建築とサバイバルの面白さは健在。手探りの序盤を乗り越えれば、唯一無二の体験が待っています。
