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The Last Caretaker
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The Last Caretaker
レビューThe Last Caretaker

The Last Caretakerレビュー|空腹も渇きもない、「電力」だけで回るサバイバルの発明

15分で読めます4 閲覧
80
/100
非常に好評
11,043件のレビュー (86%が好評)
不評 14%好評 86%

良い点

  • +管理対象を電力ひとつに絞った独自設計
  • +解体して資源に変えるループが中毒的
  • +母船を育てて海を渡る拠点設計
  • +静かな終末世界の探索と物語

気になる点

  • -バグ・クラッシュの報告が多い
  • -UE5製で動作が重い
  • -探索地点ごとの作業が単調
  • -日本語は字幕のみで一部未翻訳

総合評価: 80/100 / Steam: Very Positive(非常に好評)/ レビュー数: 11,043件 / 好評率: 86%

価格
¥3,759
開発状況
早期アクセス
実績数
15
推奨プレイ
60-150h
  • 空腹・渇き・酸素がなく、管理するのは「電力」ひとつだけという独自設計
  • 廃墟を漁り、解体し、資源に変えて船を育てるループが本作の核心
  • 最大の弱点は早期アクセス特有のバグと動作の重さ。購入前に要覚悟
  • 日本語は字幕・UIのみで一部未翻訳。音声は非対応

The Last Caretaker は、Channel37 Ltdが手がける一人称視点のサバイバルクラフトです。2025年11月6日に早期アクセスとして配信が始まり、記事執筆時点でSteamレビュー11,043件・好評率86%(Very Positive)と、インディー作品としては上々の評価を得ています。

舞台は海面上昇によって陸地のほとんどが沈んだ、人類滅亡後の地球。プレイヤーは最後に稼働している管理ロボット「ケアテイカー」として目覚め、各地に残された人類の種を回収し、「ラザロ・コンプレックス」と呼ばれる施設で人間を育て直し、最終的にロケットで軌道へ送り出すことを目指します。この記事では、本作が何を面白くしているのか、そして早期アクセスとして何に注意すべきかを、実際のプレイヤーレビューをもとに整理します。

開発・販売Channel37 Ltd
リリース日2025年11月6日(早期アクセス)
ジャンルサバイバル/クラフト/アドベンチャー
日本語対応字幕・UIのみ(音声は非対応)
プレイ人数シングルプレイヤー専用
実績数15
The Last Caretaker 水没した世界
The Last Caretaker 水没した世界
陸地の大半が沈んだ地球を、船を拠点に渡り歩く(画像:Channel37 Ltd)

1. 管理するリソースが「電力」だけという設計

本作が他のサバイバルクラフトと決定的に違うのは、空腹・渇き・酸素・体温といったゲージが存在しないことです。プレイヤーが管理するのは電力ただひとつ。この一点への絞り込みが、ゲーム全体のテンポを支えています。

一般的なサバイバルでは、序盤こそ複数のゲージ管理が緊張感を生むものの、終盤は装備が整って「ただ面倒なだけの作業」に成り下がりがちです。本作は電力を照明・製造・扉の解錠・船の推進などあらゆる用途に使わせることで、終盤になっても電力管理が意味を持ち続ける構造になっています。

69時間プレイ 不評
個人的に革命だなと感じたのは、サバイバル要素が電気のみなこと。普通のサバイバルだと食糧やら水やら酸素やらと複数の要素を管理する必要がある。この場合、序盤は忙しくても終盤はただ面倒なだけの要素になり下がることが多い。一方でこのゲームの場合、序盤は確かに忙しいが終盤は余った電力をあちこちで利用できるようになる。

このレビューは総合評価としては「おすすめしない」に分類されていますが、設計思想そのものは高く評価しています。仕組みへの評価と完成度への評価が分かれている点は、本作を理解するうえで象徴的です。

2. 漁って、解体して、資源に変えるループ

ゲームプレイの中心は、廃墟となった施設を漁り、不要な構造物を解体し、破砕機に放り込んで資源へ還元する作業です。散らかった残骸が消え、代わりに分別された資源が積み上がっていく——この過程そのものが強い満足感を生みます。

集めた資源は船の拡張、発電設備、武器、そしてラザロ・コンプレックスの復旧に使われます。何を優先して作るかがプレイヤーの裁量に委ねられているため、同じ施設を訪れても人によって進め方が変わります。

45時間プレイ 高評価
破砕機にゴミ突っ込んで資源化する工程が気持ち良い。散らばったゴミが無くなり、収納箱に資源を分別していくことに快感を覚える。ケーブルやコネクタをどう配置すれば綺麗に見えるか悩むのが楽しい。
212時間プレイ 高評価
ジャンク収集やクラフト好きな私にはたまらんゲームですわー 解決までのやり方が色々あり楽しいの一言です 次々と先に行きたくなりますよ

3. 船を拠点に世界を渡り歩く構造

本作に固定の拠点はありません。プレイヤーの母船そのものが移動する拠点であり、これを改良しながら海を渡って各地の施設を巡ります。気に入った場所には第二の拠点を構えることもでき、資材の集積地として活用できます。

戦闘要素はありますが、本作の主眼ではありません。初期装備の電気銃で遠距離から対処すれば大半の敵は無力化でき、立ち回り次第で被害をほぼ受けずに済みます。

155時間プレイ 高評価
システム面・ストーリー面はよく考えられており、EAでも十分楽しめた。戦闘は発生するが戦闘メインと言う訳ではなく、立ち回り次第でどうにかなるレベル。(サメや浮遊している天使にちょっかいをかけなければ最初の電気銃で十分)
The Last Caretaker 施設の探索
The Last Caretaker 施設の探索
残された施設を漁り、電力を復旧させて先へ進む(画像:Channel37 Ltd)

高評価が多い一方で、不満点はかなりはっきりしています。購入前に把握しておくべき内容です。

The Last Caretaker 設備の復旧
The Last Caretaker 設備の復旧
電力を通して設備を復旧させる作業が進行の軸になる(画像:Channel37 Ltd)

バグの多さが最大の弱点

レビュー全体を通じて最も多く指摘されているのがバグです。電線の接続が勝手に外れる、船が転覆・沈没する、進行不能になる、クラッシュするといった報告が、高評価レビューの中にすら並んでいます。

多くはセーブデータの再読み込みで復旧しますが、それで直らないケースもあるため、セーブスロットを分けて運用することが実質的に必須です。

24時間プレイ 不評
面白くてもっと遊びたいと思ったあたりで起動しなくなったり、アイテムをアンロックしたり話が進んだりするとクラッシュして興を削がれます。クラッシュレポートを出して3回程アップデートを繰り返しても今も遊べない状態が続いています。内容は面白いので製品版が出るまで気長に待とうとは思います。

動作が重い

Unreal Engine 5製で、ミドルハイクラスのPCでも重いという報告が複数あります。一面の海に構造物が点在するだけの画面に見えても負荷は高く、設定を下げても改善しにくいという声が出ています。

51時間プレイ 不評
期待の持てるEAタイトルだがミドルハイクラスのPCでも重い、重すぎる。設定下げても重い。スタート地点の時点で相応に重いので気に入らなかったら返品で試してみるのもいいと思う。

やることが単調に感じられやすい

探索地点は現時点で30ほどありますが、どこでも「敵を掃討し、電源を確保し、設備を復旧し、資材を回収する」という流れは共通しています。新しい地域に行く高揚感が薄いという指摘は、長時間プレイヤーからも上がっています。またレベルアップで解放されるクラフト項目にも、実際には作る必要のないものが少なくありません。

向いている人

  • 資源を集めて分別・整理する作業自体が好き
  • サバイバルクラフトの経験がある
  • 早期アクセスの不安定さを許容できる
  • 静かな世界を一人で黙々と探索したい

向いていない人

  • バグやクラッシュで興を削がれたくない
  • マルチプレイで遊びたい(本作はソロ専用)
  • 探索のたびに新鮮な驚きを求める
  • PCスペックに不安がある
豆知識: 本作にはNPCが登場せず、終始ひとりで作業を続けることになります。物語は各地に残されたログや集落の痕跡から読み取る形式で、孤独感そのものが演出として機能しています。この静けさを心地よいと感じるかどうかが、評価の分かれ目です。
  • 廃墟を漁り、解体し、資源に変える作業に没頭できる
  • サバイバルのゲージ管理が煩雑だと感じていた
  • 『Subnautica』のような、海を舞台にした孤独な探索が好き
  • 早期アクセスを開発の途中経過として楽しめる
  • 安定して快適に動くことを最優先したい
  • 誰かと一緒に遊びたい(シングルプレイヤー専用です)
  • 日本語音声や完全な翻訳を期待している(字幕のみ・一部未翻訳)
  • 短時間でストーリーを味わいたい
最終評価
設計は独創的、完成度は道半ば。荒削りを許せるなら長く遊べる一本
管理対象を電力ひとつに絞った設計は、サバイバルクラフトの定番的な煩雑さを見直した明確な発明です。廃墟を解体して資源に変えるループも中毒性があり、100時間以上遊んでいるプレイヤーが珍しくありません。一方でバグと動作の重さは看過できない水準で、多くの高評価レビューですら注意喚起を添えています。安定性を重視するなら正式リリースを待つのが無難です。

価格は執筆時点で¥3,759、目立った割引は出ていません。早期アクセス作品のため、今後のアップデートで内容も安定性も変わっていく前提の購入となります。遊べる状態かどうかを見極めたい場合は、体験版を試してからの判断が確実です。

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