総合評価: 90/100 / Steam: Overwhelmingly Positive(圧倒的に好評)/ レビュー数: 262,339件 / 好評率: 95%
- 章ごとにゲーム性が丸ごと変わる、協力プレイ専用アクションアドベンチャー
- 1本購入すれば「フレンドパス」で相方は無料。実質2人で1本ぶん
- 難易度は親切設計で、アクションが苦手でも突破できる
- 一人では遊べない点と、ストーリーの好みが分かれる点は要注意
It Takes Two は、『A Way Out』で知られる Hazelight Studios が手がけた2人協力プレイ専用のアクションアドベンチャーだ。離婚寸前の夫婦が人形の姿に変えられ、元に戻るために協力して旅をする――というストーリーを軸に、章ごとにまったく異なるゲーム性が展開される。2021年の発売以来、レビュー数26万件・好評率95%という「圧倒的に好評」を維持し、Steam Awards 2021では「フレンドとプレイしたい賞」を受賞している。
本記事では、協力プレイの完成度という圧倒的な長所と、「相方が必須」「ストーリーの好みが分かれる」という注意点を、実際のプレイヤーレビューを交えて率直にレビューする。

▶1. 章ごとにゲームが「別物」になる圧倒的な物量
本作最大の魅力は、進むたびにゲーム性そのものが変わることだ。パズルアクションかと思えば格闘ゲームが始まり、ローグライク風のアクションになり、レースになる――と、一つのタイトルの中で何本ものゲームを渡り歩くような体験が続く。
▶2. 「2人の役割が違う」からこそ生まれる協力体験
各章で2人に与えられる能力や道具は異なり、片方だけでは絶対に進めない設計になっている。互いの状況を見て、声を掛け合い、タイミングを合わせる――その必然性が、単なる同時プレイではない本物の協力体験を生んでいる。

▶3. 密度の高いボリュームとフレンドパス
10数時間というプレイ時間に対し、内容の密度が非常に高い。加えてフレンドパスにより、1本購入すれば相方は本編を持っていなくても一緒に遊べる。2人で1本ぶんの費用で完走できるコストパフォーマンスの高さも、本作が勧めやすい理由だ。
ゲーム部分の評価はほぼ盤石だが、注意すべき点は明確に存在する。
▶一人では遊べない
本作にシングルプレイモードはない。オンラインまたは画面分割で、必ず2人そろえる必要がある。「一緒に遊ぶ相手を確保できるか」が、購入前に最も重要な条件になる。
▶ストーリーの好みが分かれる
不評レビューの多くはゲーム性ではなくストーリーに向けられている。夫婦の不和を描くという題材上、中盤の展開を不快に感じる人や、キャラクターの言動に納得できないという声がある。ゲームとしての面白さは認めつつストーリーは受け付けない、という評価が少なくない。
最高の体験になりやすい組み合わせ
- 気軽に話せる友人・家族・パートナー
- ボイスチャットや同じ部屋で遊べる相手
- ゲーム経験に差があっても大丈夫
向かないケース
- 一人で遊びたい(ソロ不可)
- 相方の予定を合わせられない
- 重めの人間ドラマが苦手
- 一緒に遊べる友人・家族・パートナーがいる人
- 協力プレイの決定版を探している人
- 次々と展開が変わる、飽きない構成が好きな人
- アクションが苦手でも協力ゲームを楽しみたい人
- 一人で遊びたい人(ソロプレイ不可)
- 重めの人間ドラマ・夫婦の不和が題材の物語が苦手な人
- 長時間の予定合わせが難しい人
価格は通常¥4,300。フレンドパスがあるため2人で1本を購入すれば済み、実質的な負担は半分になる。一緒に遊ぶ相手が決まっているなら、迷う理由の少ない一本だ。

