総合評価: 95/100 / Steam: Overwhelmingly Positive(圧倒的に好評)/ レビュー数: 269,431件 / 好評率: 95%
- 章ごとにゲーム性が丸ごと変わる、協力プレイ専用アクションアドベンチャー
- 1本購入すれば「フレンドパス」で相方は無料。実質2人で1本ぶん
- 難易度は親切設計で、アクションが苦手でも突破できる
- 一人では遊べない点と、ストーリーの好みが分かれる点は要注意
It Takes Two は、『A Way Out』で知られる Hazelight Studios が手がけた2人協力プレイ専用のアクションアドベンチャーです。離婚寸前の夫婦が人形の姿に変えられ、元に戻るために協力して旅をする――というストーリーを軸に、章ごとにまったく異なるゲーム性が展開されます。2021年の発売以来「圧倒的に好評」を維持し続けており、Steam Awards 2021では「フレンドとプレイしたい賞」を受賞しました。
本記事では、協力プレイの完成度という圧倒的な長所と、「相方が必須」「ストーリーの好みが分かれる」という注意点を、実際のプレイヤーレビューを交えて率直にお伝えします。

▶1. 章ごとにゲームが「別物」になる圧倒的な物量
本作最大の魅力は、進むたびにゲーム性そのものが変わることです。パズルアクションかと思えば格闘ゲームが始まり、ローグライク風のアクションになり、レースになる――と、一つのタイトルの中で何本ものゲームを渡り歩くような体験が続きます。
▶2. 「2人の役割が違う」からこそ生まれる協力体験
各章で2人に与えられる能力や道具は異なり、片方だけでは絶対に進めない設計になっています。互いの状況を見て、声を掛け合い、タイミングを合わせる――その必然性が、単なる同時プレイではない本物の協力体験を生んでいます。

▶3. 密度の高いボリュームとフレンドパス
10数時間というプレイ時間に対し、内容の密度が非常に高い作品です。加えてフレンドパスにより、1本購入すれば相方は本編を持っていなくても一緒に遊べます。2人で1本ぶんの費用で完走できるコストパフォーマンスの高さも、本作が勧めやすい理由です。
ゲーム部分の評価はほぼ盤石ですが、注意すべき点は明確に存在します。
▶一人では遊べない
本作にシングルプレイモードはありません。オンラインまたは画面分割で、必ず2人そろえる必要があります。「一緒に遊ぶ相手を確保できるか」が、購入前に最も重要な条件になります。
▶ストーリーの好みが分かれる
不評レビューの多くはゲーム性ではなくストーリーに向けられています。夫婦の不和を描くという題材上、中盤の展開を不快に感じる人や、キャラクターの言動に納得できないという声があります。ゲームとしての面白さは認めつつストーリーは受け付けない、という評価が少なくありません。
最高の体験になりやすい組み合わせ
- 気軽に話せる友人・家族・パートナー
- ボイスチャットや同じ部屋で遊べる相手
- ゲーム経験に差があっても大丈夫
向かないケース
- 一人で遊びたい(ソロ不可)
- 相方の予定を合わせられない
- 重めの人間ドラマが苦手
相手が必要という制約は変わりませんが、 一緒に遊ぶための手段は3通り用意されています。
| 方法 | 内容 |
|---|---|
| フレンドパス | 相手は購入不要でオンライン参加できる |
| Remote Play Together | 相手側にゲームが無くても、画面を共有して一緒に操作できる |
| 共有/分割画面 | 同じ部屋で1台のPCを2人で使う |
同じ部屋で遊ぶ場合、追加の準備はほぼ不要です。 「協力プレイに興味はあるが相手の環境が分からない」という段階でも、 まず1本買って試せる構成になっています。
なお本作は日本語がフル音声に対応しています。 台詞の掛け合いが多い作品なので、 画面から目を離さずに会話が追えるのは協力プレイでは実利があります。
▶完走されているかどうか
2人で最後まで遊び切れるのかという不安については、数字が一つの目安になります。
**クリアに対応する実績の達成率は31.0%**です (2026年8月時点のSteam実績統計)。
協力プレイ必須の作品で3割が最後まで到達しているというのは、 相手の都合に左右されるジャンルとしては高い水準です。 始めさえすれば、最後まで走り切れる作品だと考えてよいでしょう。
▶実績の内容が「作品の性格」を語っています
本作の実績は全20個ですが、その中身が独特です。
「セルフパパラッチ(自撮り)」が49.3%、 「2人なら……拷問もできる(相手にちょっかいを出す)」が**48.6%**と、 進行に関係のないふざけた行為が上位に来ています (2026年8月時点のSteam実績統計)。
遊んでいる最中に自然とそうしてしまうように作られている、ということです。 本作が「協力プレイの教科書」と呼ばれる理由は、 仕掛けの巧みさだけでなく、2人がふざけられる余白にもあります。
開発はHazelight Studios、発売は2021年3月25日です。
- 一緒に遊べる友人・家族・パートナーがいる人
- 協力プレイの決定版を探している人
- 次々と展開が変わる、飽きない構成が好きな人
- アクションが苦手でも協力ゲームを楽しみたい人
- 一人で遊びたい人(ソロプレイ不可)
- 重めの人間ドラマ・夫婦の不和が題材の物語が苦手な人
- 長時間の予定合わせが難しい人
フレンドパスがあるため2人で1本を購入すれば済み、実質的な負担は半分になります。一緒に遊ぶ相手が決まっているなら、迷う理由の少ない一本です。

