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レビューPathogenic

Pathogenic レビュー|病原体になって人体を食い荒らす、配置で殴るツインスティックSTG

16分で読めます32 閲覧
93
/100
非常に好評
4,095件のレビュー (93%が好評)
不評 7%好評 93%

良い点

  • +器官の配置と接続で火力が桁で変わる独自性
  • +回避・防御の強化が厚く弾幕が苦手でも通れる
  • +抗生物質レベルで難易度を自分で調整できる
  • +2人チームとは思えないパッチの速さ

気になる点

  • -彩度の高い画面で目が疲れるという報告がある
  • -装備の出現率を操作する手段が乏しく引きの運が強い
  • -協力プレイはローカル2人のみでオンライン非対応
  • -心臓到達率27.5%と難易度は高め

総合評価: 93/100 / Steam: Very Positive(非常に好評)/ レビュー数: 4,095件 / 好評率: 93%

通常価格
¥1,200
セール時
¥960
実績数
41
推奨プレイ
20-60h
  • 人体に侵入した寄生虫となって免疫と戦う、見下ろし型のローグライトSTG
  • 強さは器官をどこに置き、何と繋ぐかで決まる。単に強い装備を積む形ではない
  • 心臓のボスを倒せた人は世界で4人に1人。難易度は高めだが、苦手救済の設定も揃っている
  • 2人チームの作品ながら発売1週間で10万本。パッチの反応も速い
ナビ
見た目は「うねうね」だけど、中身は配置パズルとシューティングの合わせ技なんだ。装備を拾って積むゲームだと思って始めると、たぶん最初は勝てないよ。

Pathogenic は、たった一匹の寄生虫となって人体に侵入し、免疫システムと戦う2Dのローグライト・ツインスティックシューティングです。開発は Aberrant Labs、販売は Slug Disco。開発元は自身の告知で2人のチームだと明かしています。

2026年7月16日の発売から24時間で25,000本、1週間で10万本を売り上げ、同月20日には Steam Deck Verified も取得しました。本記事では、このゲームの中核にある「器官の配置」というシステムが何をしているのか、難易度はどれくらいなのか、そして日本語レビューで挙がっている不満がどこにあるのかを扱います。

開発元Aberrant Labs
販売元Slug Disco
リリース日2026年7月16日
ジャンルアクション / インディー / RPG / シミュレーション
日本語対応テキスト対応(音声のフル対応表記はなし)
プレイ人数1人 / ローカル2人協力
実績数41
その他Steam Deck Verified / Workshop対応 / ランキングあり

1. 強さは「何を積むか」ではなく「何と繋ぐか」で決まる

本作の装備は**細胞小器官(オルガネラ)**と呼ばれ、外部スロットと内部スロットに分かれます。外部には武器や移動用の鞭毛が付き、内部にはパッシブ強化やミトコンドリアが入ります。ここまでは他のローグライトと変わりません。

違うのは繋がりです。エディタ画面を開くと、スロットの間に線が引かれています。線で繋がっていない器官どうしは、隣り合っていても影響し合いません。 ひとつのスロットが持てる接続数にも上限があるため、どこに何を置くかが火力そのものを左右します。

ミトコンドリアはこの仕組みの中心にあります。撃破時・回避時・スタミナ切れ時といった発動条件を各自が持っていて、条件を満たした瞬間から数秒間、繋がっている器官をまとめて強化する。だからミトコンドリアを1個増やすより、すでにある強い連鎖にきちんと繋ぎ直すほうが伸びる場面が普通に起こります。

26時間プレイ 高評価
当初かなり難易度が高いと思っていたが、同一器官を重ねるとレアリティを上げて強化出来るという点と、内部器官の特殊効果は同類器官を通じて触手に連鎖し、効果を上乗せ出来るという事を理解したら一気にクソ強いビルドが組める様になってきた
エディタ画面。細胞小器官が黄色い線で繋がれ、右側にDNAの二重螺旋と変異の一覧が表示されている
エディタ画面。細胞小器官が黄色い線で繋がれ、右側にDNAの二重螺旋と変異の一覧が表示されている
TABで開くエディタ。中央の黄色い線が器官どうしの接続で、これが火力の骨格になる。右の二重螺旋は「変異」で、スロットを埋めずに常時効果を出す。左上に宿主の心拍・体温・pHが出ているのも芸が細かい(画像:Aberrant Labs)

2. 6つの臓器を上がっていく。達成率が難易度をそのまま語っている

舞台は人体の6つの臓器で、それぞれがランダム生成されるバイオームになっています。ステージ構成は固定ではなく、腸の入り組んだ管、肺の気流、心臓の心室というように、地形そのものが敵として働きます。

このゲームの難易度は、各臓器のボス撃破がそのまま実績になっているおかげで世界の達成率で正確に測れます

臓器のボス世界の達成率
スキン93.9%
83.2%
68.6%
肝臓53.6%
40.2%
心臓(通常のクリア地点)27.5%
脳(隠しステージ)5.6%

胃で3割が脱落し、心臓まで到達できるのは4人に1人です。日本語レビューにも「3ステージめ(胃)のボスを倒すのに8時間かかった」「ノーマルクリアまで80時間くらい」という報告があります。決してカジュアルな難易度ではありません。

ナビ
この数字、脱落がいちばん多いのは胃なんだよね。逆に言うと、そこを越えられたら仕組みが分かってきた合図だと思っていいよ。
29時間プレイ 高評価
ラスボスは非常に強いので、最初は殺されまくってクソゲー!となるけど、強いビルドを組めるようになれれば、案外なんとかなります
腸のボス DIPHYLLOBOTHRIUM との戦闘画面。細長い条虫が画面を横切っている
腸のボス DIPHYLLOBOTHRIUM との戦闘画面。細長い条虫が画面を横切っている
腸のボスは条虫の一種。画面右上のミニマップに赤い点で長い体が表示される。敵の名前はどれも実在の病原体や免疫細胞から取られている(画像:Aberrant Labs)

3. 弾幕が苦手でも通れる道が用意されている

ツインスティックSTGと聞いて身構える人は多いはずですが、本作は回避と防御の強化が異様に厚いのが特徴です。回避時の無敵、回避回数、回避クールダウンの短縮がそれぞれ独立した強化として存在し、これらを重ねると被弾そのものが起きにくくなります。

さらに、進行に応じて攻撃の自動化や追尾、スタミナ消費の撤廃といった選択肢も現れます。近接武器には当てた敵弾を消す性質があるため、攻撃頻度を上げること自体が防御にもなります。

62時間プレイ 高評価
シューティングが苦手でもあそべる、素晴らしい作品。苦手な人にも優しいオプションがあって、最後まで十分楽しめます。デイリーやチャレンジがあるおかげで、新しいビルド・武器をためす機会にもなり、思っているよりも幅広い脳汁ビルドが組めて、いろいろ試したくなります。

難易度を上げたい側の受け皿もあります。抗生物質レベルという設定で敵の強さを段階的に引き上げられ、低・中・高・最大それぞれに実績が用意されています。最大での心臓撃破の達成率は1.4%です。

好評率は高いものの、不満は具体的に書かれています。大きく3つです。

色彩と視認性

人体の内側という題材上、画面は黄・橙・桃色の発光で埋まります。これを「綺麗」と取るか「疲れる」と取るかで評価が割れます。

1時間プレイ 不評
色彩が鮮やかすぎて目が疲れる。体内ってこんな色なのかもしれんけど黄色!オレンジ!ピンク!みたいに主張しすぎてかなり疲れるし酔う。

高評価をつけたプレイヤーからも「色合いが見にくい」「UI、一部のパーツの説明が分かりにくい」という指摘が出ています。後者については、実際に日本語ローカライズの誤訳を指摘しているコミュニティガイドもあります。

引きの運が強く出る

装備の出現率をプレイヤー側で操作する手段が乏しく、ショップの品も一度に3つしか並びません。ドロップのリロールも用意されていません。「引いた装備をなんとか組み合わせる」余地が小さいという不満につながっています。

124時間プレイ 不評寄りの指摘
アイテム・アップグレードについても種類が多く、それぞれの格差が非常に大きいわりに、出現率をコントロールする手段は一切ありません。総じてローグライトとしては運要素が非常に強い(難易度が高い、ではない)といえ

ただしこのレビューには本人による追記があり、最終ステージへ進めるかが運任せだった問題は、一度通れば以降は運に問われない方法を選べるようアップデートされたと書かれています。不満が放置されているわけではありません。

動作とウィンドウまわり

プチフリーズの報告と、ウィンドウモードのサイズを変更できないという報告があります。前者については、2026年8月2日のパッチで最低グラフィック設定時のパフォーマンスが改善されています。

ナビ
不満の多くは発売直後に書かれたものなんだ。下の表のとおりパッチで潰されてるものもあるから、レビューを読むときは日付を見てね。

2人チームとは思えない頻度で更新が入っています。日本語レビューの不満と噛み合うものだけを挙げます。

日付変更
2026-07-22珪藻をソロで遊べるように。病原体選択画面でXを押し、2人目の入力が無いまま少し待つと1人で両側を操作できる
2026-07-22肺の敵を調整。突進攻撃の予備動作を分かりやすくし、肺胞マクロファージがT細胞から受ける強化を減らした
2026-08-02チャレンジ実績がラスボス撃破の瞬間に解除されるように。撃破後に死んでも取り逃さない
2026-08-02最低グラフィック設定でのパフォーマンス改善。ボスの装甲が低いDPSでも発動する代わりに増加が緩やかに
2026-08-07オーバーチャージ強化の重複が乗算から加算に(下方修正)。心臓の敵HPを調整

とくに1つ目は大きい変更です。珪藻という病原体は本来ローカル2人でひとつの体を左右に分けて操作するもので、日本語レビューには「プレイヤーが二人いないと選べないユニットがいるのはどうかと思う」という声がありました。発売6日後に公式が対応しています。

協力プレイについて: 本作の協力プレイはオンラインではなくローカル(同一PC)です。コントローラー2つで1体の病原体を分担して操作する形で、一人が攻撃、もう一人が移動に専念するといった遊び方ができます。オンラインで友人と遊ぶことはできません。
  • The Binding of Isaac や Brotato のようなビルド構築型ローグライトが好きな人
  • 「装備を積む」より「配置と接続を考える」ほうが好きな人
  • 難易度を自分で上げ下げして長く遊びたい人
  • 生物のモチーフや、実在の免疫細胞・寄生虫の名前が並ぶ世界観に惹かれる人
  • 明るく彩度の高い画面が苦手な人、目が疲れやすい人
  • 運の絡む引き直しにストレスを感じる人
  • オンラインで友人と協力したい人(ローカル2人のみ)
  • 数時間でクリアできる手軽さを求めている人
最終評価
配置と接続を理解した瞬間に化ける。そこまで辿り着けるかが分かれ目
拾った器官をどこに置き、どのミトコンドリアに繋ぐかで火力が桁で変わります。この構造を掴むまでは理不尽に感じますが、掴んだ後の伸び方は他のローグライトにない気持ちよさがあります。心臓の撃破率が27.5%という数字が示すとおり難易度は高めで、引きの運も強く出ます。ただし回避と防御の強化が厚く、苦手救済の選択肢も揃っているので、腕前より理解で越えるタイプのゲームです。彩度の高い画面に耐えられるなら、価格に対する遊べる量は破格です。

日本語の攻略情報はまだ多くありませんが、Steamのコミュニティガイドには日本語で書かれた用語集とTIPSの労作があります。システムの細部で詰まったときは、そちらを併せて読むと理解が早いはずです。

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ゲーム情報

価格¥ 960
プレイ時間目安20〜60時間
好評者の平均時間
現在のプレイヤー1,392
購入判断
ビルド構築型ローグライトが好きなら買い。彩度の高い画面が苦手なら見送り
おすすめ対象
ビルド構築型ローグライト好き配置と接続を考えるのが好きな人難易度を自分で上げて長く遊びたい人

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