Roguebook デッキ構築攻略|カード選択と編集方法のコツを徹底解説
RoguebookはMagic: The Gatheringのデザイナー、Richard Garfieldが携わったデッキ構築型ローグライクゲームだ。2人のヒーローを組み合わせてデッキを作り、強力なコンボで「伝説の書」を攻略していく。同ジャンルの名作「Slay the Spire」と比較されることが多いが、2ヒーロー制・ポジション概念・ジェムシステムといった独自の要素が本作の醍醐味となっている。
本記事では、デッキ構築の基本的な考え方から具体的なカード選択のコツ、さらにはセーブデータを使ったデッキ編集方法まで、実際にプレイヤーの役に立つ情報を深掘りして解説する。
▶2ヒーロー制がもたらすデッキ設計の複雑さ
Roguebookの最大の特徴は、2人のヒーローのカードが1つのデッキに混在する点だ。Slay the Spireのように単一キャラのカードだけを扱うのとは根本的に異なり、シナジーとなるカードの組み合わせを意識しながら選択していく必要がある。
デッキが肥大化しやすいのがこのシステムの落とし穴だ。両ヒーローのカードを欲張って採用すると、デッキの一貫性が失われてコンボが成立しにくくなる。
「Build a value engine that allows you keep drawing and playing」(引き続き引けるようにバリューエンジンを構築する)というのが基本戦略の核心だ。カードドローとエネルギー確保こそがすべての土台となる。
▶デッキの3つの役割を意識する
強いデッキは以下の3つの役割が明確に整理されている。
- エンジン — カードを引き続け、エネルギーを生み出すカード群
- インシデンタルバリュー — 0コストや低コストで小さな価値を積み重ねるカード
- フィニッシャー — 倍率がかかる爆発的なダメージや勝利条件カード
この3カテゴリに当てはまらないカードは、できる限り採用しないというシビアな選択眼が求められる。特に上位難易度になればなるほど、1枚の「なんとなく強そう」なカードがデッキを弱体化させる原因になる。
▶Sharra(シャーラ)のカード選択指針
Sharraはアグレッシブな攻撃カードとダガー生成を軸にしたヒーローだ。以下にカードの優先度をカテゴリ別に整理する。
| カテゴリ | カード名 | 優先度 | 備考 |
|---|---|---|---|
| エンジン | Dragon Spirit | ★★★ | 最大1枚まで |
| エンジン | Concentrate | ★★★ | 必須級 |
| エンジン | Fan of Knives | ★★★ | ダガー生成の核心 |
| エンジン | Juggler | ★★★ | ダガー活用 |
| エンジン | Reload | ★★★ | エネルギー回収 |
| エンジン | Adrenaline Rush | ★★ | 性能は控えめ |
| インシデンタル | Warcry | ★★★ | 1〜2枚必須 |
| インシデンタル | Quickstrike | ★★ | 0コスト要員 |
| インシデンタル | Parry | ★★ | ブロック兼用 |
| インシデンタル | Windstorm Charger | ★★ | 状況次第 |
| インシデンタル | Jab | ★★ | 低コスト要員 |
注意点: High FiveやDagger Cageは単体では弱く、特定の条件(Dagger Cageはブロックをダメージへ変換するルーン)がないと採用価値が低い。
▶Sorocco(ソロッコ)のカード選択指針
Soroccoはディフェンシブな盾役として機能しつつ、パーティー全体のサポートができるヒーローだ。
| カード名 | ID | 特徴 |
|---|---|---|
| Guard | 2037 | 基本ブロック |
| Phalanx | 2045 | 複数ブロック |
| Shield Bash | 1012 | 攻守両立 |
| Stand Behind me! | 2023 | パーティー保護 |
| Buckle Up | 50 | ブロック強化 |
| Fire Breath | 2005 | 攻撃オプション |
Soroccoはポジションによる効果の変化を活かしやすいカードを意識的に選ぶことが重要だ。前衛・後衛で発動条件が変わるカードがあるため、どちらのヒーローをどこに置くかを先に決めてからカード選択に入ると判断がしやすい。
▶ジェムがデッキの質を底上げする
Roguebookにはカードにジェム(Gems)を装着してカードをカスタマイズする仕組みがある。同ジャンルの「Monster Train」のアップグレードスロットに近い概念だが、付け外しが可能でより柔軟という点が異なる。
ジェムのソケットはカードごとに1つまたは2つ持つことができ、ソケット数はカードの種類によって決まっている。
代表的なジェムの種類と効果方向性:
- ドロージェム — カードを引く効果を付与(ID: 3250など)
- ドロー&ディスカードジェム — 引いて捨てる効果(ID: 203など)
- ダメージ強化系ジェム — 攻撃カードの威力を上乗せ
- エネルギー回復系ジェム — プレイ時にエネルギーを補充
「Higher team unlocks for the gems is more important than higher card unlocks」(カードのアンロックよりもジェムのアンロックを優先せよ)という上級者のアドバイスがあるほど、ジェムの質がデッキの強さを左右する。
▶ジェム選択の優先順位
デッキを強化する際、ジェムの選択に迷ったときは以下の優先順位を意識しよう。
- カードドロー系 — どのデッキでも腐らない汎用性の高さ
- エネルギー生成系 — コンボデッキのコスト問題を解決
- 攻撃力倍率系 — フィニッシャーカードに装着して爆発力アップ
- ブロック強化系 — 耐久デッキやSoroccoメイン構成に
▶セーブファイルの場所と注意事項
Roguebookはセーブデータを直接編集することで、デッキ内のカード構成を変更できる。これはゲームの動作確認やデッキ研究、練習用途として活用できる上級者向けのテクニックだ。
セーブファイルの場所(Windows):
%USERPROFILE%\AppData\LocalLow\Abrakam Entertainment SA\Roguebook\Saves\Steam_xxxxxx\1\run\run.json
※xxxxxxの部分は環境によって異なるが、フォルダは通常1つしかない。
重要: 編集前に必ずセーブファイルのバックアップを取ること。編集ミスで破損した場合に復元できなくなる。
▶カードデータの基本構造
セーブファイル内の"cards"セクションを編集することでデッキのカードを変更できる。カードの記述形式は以下の通りだ。
ジェムなしの通常カード:
{
"socketsCount": 1,
"gems": [],
"cardId": 1000
}
ジェムあり(2スロット使用)の通常カード:
{
"socketsCount": 2,
"gems": [
{ "cardId": 3250 },
{ "cardId": 203 }
],
"cardId": 22
}
アライ(Ally)カードの場合:
{
"socketsCount": 2,
"gems": [
{ "cardId": 3250 },
{ "cardId": 203 }
],
"baseAttributeMultipliers": {
"LIFE": 5
},
"cardId": 2319
}
▶編集時に絶対守るべきポイント
JSONファイルの編集は構造を壊しやすいため、以下を厳守すること。
- カード間には必ずカンマを入れる(ただし最後のカードの後にはカンマ不要)
]の直前にはカンマを入れない(JSONの文法エラーになる)- カードIDは整数値で記述すること(クォーテーション不要)
- 編集後はゲームを完全に閉じた状態でファイルを保存する
socketsCountの値はジェムの実際の数以上に設定すること(最大2)
| 項目 | 正しい記述 | 誤った記述 |
|---|---|---|
| カンマ(中間) | }, { | } { |
| カンマ(末尾) | "cardId": 1000 (最後) | "cardId": 1000, (最後) |
| ソケット数 | "socketsCount": 2 | "socketsCount": "2" |
| カードID | "cardId": 1008 | "cardId": "Lunge" |
▶「入れない」決断がデッキを強くする
Roguebookのデッキ構築で最も難しいのは、魅力的なカードを敢えて見送る判断だ。カードを追加するたびにデッキの枚数が増え、引きたいコンボカードへのアクセスが遅くなる。
特に以下の状況では採用を慎重に検討しよう:
- すでにデッキのコンセプトが固まっているのに別方向の強カードが出た場合
- 「一見強そうだが既存のシナジーに貢献しない」カード
- コストが重く序盤に機能しないカード(コンボが完成してからでないと使えない)
▶エンブレリッシュメントでデッキの初期品質を上げる
ゲーム進行で解放される**エンブレリッシュメント(Embellishments)**は、デッキの初期構成を底上げする重要な要素だ。特に有用なものを以下に挙げる。
- Strike & Defenceの削除 — 初期デッキの弱カードを2枚除去し、引きやすさを向上
- Alchemist — ゴールド関連の強化。資源を安定させる
- Faeria Wells — エネルギー管理を改善
- Bonus Gem — ジェムの装着数を増やして序盤からデッキ強化
- Gem & Socketチャンス増加 — 理想のジェム構成を組みやすくする
「Replace 2 x strike & defence / 2 x alchemist / 2 x faeria wells / 2 x Bonus Gem / 3 x Gem & socket chances」がSharra+Auraコンプの理想的なエンブレリッシュメント構成とされている。
▶アクト進行に合わせたデッキの方向性調整
| アクト | デッキの状態目標 | 優先すること |
|---|---|---|
| Act 1 | エンジンの種まき | 核となるカードを1〜2枚確保 |
| Act 2 | コンボの成立 | シナジー強化・弱カードの削除 |
| Act 3 | 完成形へ | フィニッシャーとジェムの最適化 |
Act 1のエリートに勝てるかどうかが、そのランの成否を測る試金石になる。早期にコンボの片鱗が見えないデッキは、後半になるほど厳しくなることが多い。
Roguebookのデッキ構築は、Slay the Spireで培ったプレイヤーにとっても新鮮な発見がある。2ヒーロー制、ジェムシステム、ポジション概念が絡み合い、カード1枚の採否が勝敗を左右するシビアな判断が求められる。
最も重要な3つのポイントをまとめると:
- デッキは絞る — 採用枚数を抑えて一貫性を保つ
- エンジン優先 — カードドローとエネルギー確保を最初に固める
- ジェムで個性を出す — カード単体ではなくジェム込みで評価する
セーブデータ編集は各カードIDとJSON構造を正確に理解した上で活用すれば、デッキビルドの研究ツールとして非常に強力だ。まずは通常プレイでデッキ構築の感覚を養い、上位難易度への挑戦に備えていこう。