総合評価: 50/100 / Steam: Mixed(賛否両論)
※レビュー数と好評率は本文上部のスコアカードに最新値を表示しています。
- グラフィックと道路の引きやすさは高評価。大規模都市を美しく作れる
- 一方で動作の重さとシミュレーションの不具合が評価を分けている
- 全期間は賛否両論だが、直近30日は「やや好評」75%と改善傾向
- 相応のPCスペックが必要。価格を抑えたいならセールを待つ選択も
Cities: Skylines II は、都市建設シミュレーションの定番『Cities: Skylines』の続編として、Colossal Order が開発し Paradox Interactive が販売するタイトルです。前作より大きなマップスケール、市民一人ひとりの生活をAIで再現する深いシミュレーション、季節や気象の変化などを掲げて2023年10月にリリースされました。
しかし発売時のパフォーマンス問題やシミュレーションの粗さから評価は割れ、Steamの全期間評価は「賛否両論」にとどまっています。一方で直近30日の評価は「やや好評」まで回復しており、アップデートによる改善が進んでいることも事実です。本記事では、この評価が割れた作品の実像を、実際のプレイヤーレビューを交えて率直にお伝えします。

▶1. 美しいグラフィックと大きな都市スケール
本作でまず評価されるのがビジュアルです。街並みや季節の移り変わりが美しく描かれ、前作より大きなマップで都市を広げられます。眺めているだけでも満足感のある画作りは、多くのプレイヤーが認める長所です。
▶2. 直感的な道路・鉄道の敷設
道路や線路を現実的な形で引ける操作性は本作の大きな進歩です。曲線やインターチェンジも比較的扱いやすく、交通網の設計そのものを楽しめます。都市計画の中核である道路づくりが快適なのは、シリーズファンにとって重要な魅力になっています。
▶3. アップデートによる継続的な改善
発売当初の問題は多かったものの、開発は継続的にアップデートを重ねています。長時間プレイした層からは「良くなっている」という評価も出ており、直近30日のレビューが「やや好評」まで回復している点はこれを裏づけています。

▶4. 遊び続けている人は確実にいる
評価が割れている作品なので、実際にどれだけ遊ばれているかも見ておきたい。同時接続数は約7,700人(2026年8月時点)で、発売から2年以上経った都市建設ゲームとしては十分に活発です。
有料DLCは21種あり、追加コンテンツの供給も続いています。「見捨てられたタイトル」ではないという点は、購入判断で重要な材料になります。
Steamの実績達成率を見ると、この作品の遊ばれ方の実像が読めます(いずれも2026年8月時点)。
| 実績 | 条件 | 達成率 |
|---|---|---|
| 初めての都市計画 | 住宅・商業・産業・水源・電力のある都市を作る | 73.4% |
| ロイヤルフラッシュ | 全公共サービスを解放できるマイルストーンに到達 | 56.6% |
| 誰もがニコニコ | 市民1,000人以上で平均幸福度75%以上 | 43.9% |
| 探検家 | 50のマップタイルを解放 | 37.6% |
| 待望の6桁 | 人口10万人に到達 | 16.3% |
| とっても魅力的 | 平均幸福度90以上 | 15.2% |
| 情報屋 | 情報ビューをそれぞれ閲覧する | 11.1% |
注目すべきは最後の行です。 交通量や需要を可視化する情報ビューを一通り見たことがある人が11.1%しかいない。本作の不満としてよく挙がる「シミュレーションが何をしているのか分からない」の一部は、そもそも可視化機能を使っていないことに起因している可能性があります。
もう一つは人口10万人が16.3%という点。都市スケールの大きさが売りの作品ですが、その規模まで到達している人は6人に1人です。ここには動作の重さという短所が影響していると見るのが自然でしょう。
評価が割れている理由は明確です。購入前に必ず把握しておきましょう。
▶動作の重さとPC要求
最も多い指摘が動作の重さです。都市の規模が大きくなるほど加速度的に重くなり、快適に遊ぶには相応のCPU・GPUが求められます。低スペック環境では序盤から厳しいでしょう。
▶シミュレーションの不具合と前作との差
建物の削除ができなくなる、車や歩行者の挙動が不自然になるといった不具合の報告もあります。また「前作から大きく変わった印象がない」と感じる層もおり、価格に見合うかどうかで判断が分かれています。
今買って満足しやすい人
- 十分なPCスペックがある
- 美しい大規模都市を作りたい
- 多少の粗さより将来性を重視する
待つのが賢い人
- PCスペックに不安がある
- 完成された安定動作を求める
- 価格を重視する(セール待ち)
- 美しい街並みの大規模都市をじっくり作りたい人
- 道路・鉄道の設計そのものを楽しみたい人
- アップデートによる成長を見守れる人
- PCスペックに余裕がない人
- 発売直後から完成された安定性を求める人
- 前作で十分満足している人
不評レビューでも「半額以下になるまで待つべき」という声があるように、価格を重視するならセールを狙うのが現実的です。購入前には自分のPCが推奨環境を満たしているかを必ず確認しましょう。**人口10万人に到達している人が16.3%**という数字は、要求スペックの重さをそのまま表しているとも読めます。

